日程:2015/1/28(日帰り)
大浪池休憩所0626 - 韓国岳避難小屋0657 - 韓国岳山頂0739 - 韓国岳避難小屋0810 - 大浪池登山口0856 - 0906霧島連山周遊バス0929 - 高千穂河原0949 - 高千穂峰山頂1107 - 高千穂河原1150
コースタイム:5h24min(休憩時間、バス移動時間を含む)
韓国岳:1,700.3m
高千穂峰:1,573.36m
距離:?
累積標高:?
天候:晴れ
気温:?
湿度:?
目的:ピークハント
単独行
パークサービスセンターで水を汲み、高千穂河原ビジターセンターで携帯トイレのアンケートに答え、高千穂峰を目指した。
高千穂河原の鳥居を潜り、古宮址から山頂を遥拝する。
パークサービスセンターの二階から天の逆鉾が見えます、と書いてあったのだから、ここから見えるふたつのピークのどちらかが高千穂峰の山頂なのだろう。しかしそれはどう見ても高千穂峰の手前にある御鉢の縁にしか見えないのだった。
登山道は、古宮址を迂回するように続いていた。
神宮の森からの緩い登山道と合流した先には、白砂を敷き詰めた路が拡がる。
その白い砂は、新燃岳噴火によるものだと云う。白い軽石の砂から覗く赤い岩肌が本来の高千穂峰だ。
下山者とすれ違う。少し前には、あの火口の縁に居たハズなのに、もうか、と思う。砂走りによる下山の速さもあるのだろうけれど、実際には、そこまで、そう距離があるワケではないのだろう。
見慣れぬ火山の風景が、実物以上のスケール感を醸し出している。振り返り高千穂河原を見下ろす風景も、新燃岳の手前に鎮座する中岳も、新燃岳の山頂に並ぶふたつの耳も、薄雲に包まれ霞む韓国岳の姿も、これ程までに火山が集まるその光景までも、まるで作られたミニチュア世界の中に居るようで、1,500mの山が、ここでは3,000mであるかのように思えていた。
それにしても、砂に足を取られてなんとも上り難い。10kg近くの荷物を背負っているのがそれに輪をかけた。
結局、一般登山道の倍の時間を掛けて、倍の疲労を感じたのだから、見たまんまのスケール感ってのが正しかったんだとも思う。
今日は風が弱いですよ、って聞いていたが、これでかよ、と思った。
上り始めてすぐに風を遮るものが全くない岩と砂の世界が広がっていた。
韓国岳から新燃岳を越えて流れる風が服をはためかせ、バックパックを引っ張る。そして時たま砂が頬を撃った。
それ程強い風なのだが、不思議と寒さは感じない。それどころか、熱気すら感じていた。それが新燃岳を渡る風からなのか、御鉢から伝わるものなのか知りたくて、足元の岩に手を置いた。しかし、その岩は熱気を帯びているわけではなかった。確かめようと思うなら、火口の中まで降りなくてはならないだろう。
高千穂峰への鞍部(背門丘)にある社に手を合わす。
そこから仰ぎ見る頂は遥か彼方に見えるが、実際の距離は400mほどだ。繰り返し云うが、スケール感がおかしい。
山頂へとウネる階段を上る。
3,000m級の山を歩いているような疲労感が何時までもついて回る。
距離を示す標識毎に息を整え、山頂までの短い距離に、タップリと時間を掛け、やっと辿り着いた。
呑み:丸尾温泉、鹿児島空港
遭遇:ナシ
大浪池休憩所0626 - 韓国岳避難小屋0657 - 韓国岳山頂0739 - 韓国岳避難小屋0810 - 大浪池登山口0856 - 0906霧島連山周遊バス0929 - 高千穂河原0949 - 高千穂峰山頂1107 - 高千穂河原1150
コースタイム:5h24min(休憩時間、バス移動時間を含む)
韓国岳:1,700.3m
高千穂峰:1,573.36m
距離:?
累積標高:?
天候:晴れ
気温:?
湿度:?
目的:ピークハント
単独行
パークサービスセンターで水を汲み、高千穂河原ビジターセンターで携帯トイレのアンケートに答え、高千穂峰を目指した。
高千穂河原の鳥居を潜り、古宮址から山頂を遥拝する。
パークサービスセンターの二階から天の逆鉾が見えます、と書いてあったのだから、ここから見えるふたつのピークのどちらかが高千穂峰の山頂なのだろう。しかしそれはどう見ても高千穂峰の手前にある御鉢の縁にしか見えないのだった。
登山道は、古宮址を迂回するように続いていた。
神宮の森からの緩い登山道と合流した先には、白砂を敷き詰めた路が拡がる。
その白い砂は、新燃岳噴火によるものだと云う。白い軽石の砂から覗く赤い岩肌が本来の高千穂峰だ。
下山者とすれ違う。少し前には、あの火口の縁に居たハズなのに、もうか、と思う。砂走りによる下山の速さもあるのだろうけれど、実際には、そこまで、そう距離があるワケではないのだろう。
見慣れぬ火山の風景が、実物以上のスケール感を醸し出している。振り返り高千穂河原を見下ろす風景も、新燃岳の手前に鎮座する中岳も、新燃岳の山頂に並ぶふたつの耳も、薄雲に包まれ霞む韓国岳の姿も、これ程までに火山が集まるその光景までも、まるで作られたミニチュア世界の中に居るようで、1,500mの山が、ここでは3,000mであるかのように思えていた。
それにしても、砂に足を取られてなんとも上り難い。10kg近くの荷物を背負っているのがそれに輪をかけた。
結局、一般登山道の倍の時間を掛けて、倍の疲労を感じたのだから、見たまんまのスケール感ってのが正しかったんだとも思う。
今日は風が弱いですよ、って聞いていたが、これでかよ、と思った。
上り始めてすぐに風を遮るものが全くない岩と砂の世界が広がっていた。
韓国岳から新燃岳を越えて流れる風が服をはためかせ、バックパックを引っ張る。そして時たま砂が頬を撃った。
それ程強い風なのだが、不思議と寒さは感じない。それどころか、熱気すら感じていた。それが新燃岳を渡る風からなのか、御鉢から伝わるものなのか知りたくて、足元の岩に手を置いた。しかし、その岩は熱気を帯びているわけではなかった。確かめようと思うなら、火口の中まで降りなくてはならないだろう。
高千穂峰への鞍部(背門丘)にある社に手を合わす。
そこから仰ぎ見る頂は遥か彼方に見えるが、実際の距離は400mほどだ。繰り返し云うが、スケール感がおかしい。
山頂へとウネる階段を上る。
3,000m級の山を歩いているような疲労感が何時までもついて回る。
距離を示す標識毎に息を整え、山頂までの短い距離に、タップリと時間を掛け、やっと辿り着いた。
呑み:丸尾温泉、鹿児島空港
遭遇:ナシ
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