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六甲山歩

ルート: 寒天山道 - 紅葉谷道 - 百間滝(落差30m) - 似位滝(落差30m) - 紅葉谷道 日程:2009年2月中旬 単独行 前回の散歩では後悔し足りない結果となってしまったので、再び後悔しにMTBを担ぎ出した。 朝方バタバタと用意を始めたわけだが、ヘッデンと地図が見つからない。そこで仕方なく縦走マップを持っていくことにする。今回の目的は氷瀑の撮影と読図の練習だったのだが、いきなりの片手落ち。それでも意味がないかな?と思いつつもシルバだけは持って出かけた。 ■10:02 渦森展望台公園 頼りない地図によると"寒天山道"の登り口は、本住吉神社奥宮から始まっているようだった。 だが、俺は今、公園の前にいた。早くも道を間違えていたのだ。 "公園を上がれ、そこに山へと至る道がある" そう囁くんだ、俺のゴーストが。九割方信じると後悔する、俺の内なる声が。 いつもならそこに道はなく、藪こぎをして寒天山道を目指し力尽きてのリタイアとなるところだが、珍しく当たった、俺の山勘が。 ■10:16 けわしい道ゆるやかな道分岐 朝からヴァームゼリーしか口にしていなかったので、さすがにバテてくる。 そこで、ザックの奥から発掘された、一年もの熟成期間をおいたチョコレートを口にする。少々白く変色したそれは、口溶けが悪く、スキーウェアの味がした。 ここで"けわしい道"と"ゆるやかな道"に分かれる。選んだのはもちろん"ゆるやかな道"。バイクを担がずに登られるのなら、それに越したことはない。 しかし、どちらの道を採っても距離が同じなのが謎だ。 ■10:47 けわしい道ゆるやかな道合流 "ゆるやかな道"らしく、殆どの道程で押し歩くことが出来たのは助かった。 しかし、その道幅はとても狭く、人とすれ違う度に山肌へとバイクを避けなければならないのには閉口させられる。 合流地点。 ここで一息吐き、再びスキーウェアを口に放り込む。これらには、氷ノ山から連れ帰った雪の匂いが沁み着いているのか。オンボロの山小屋で達磨ストーブを囲み、デモパンから湯気と共に立ち上る粉っぽいくぐもった、そんな香り。それは幼少の朧気な記憶を思い起こさせる。 ■11:09 サンライズドライブウェイ 最後の階段を上り詰