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韓国岳登山前夜のおまけ

日程:2015/1/27(前夜)
ルート:霧島いわさきホテル - 大浪池登山口 - 大浪池休憩所

コースタイム:1h51min(休憩時間を含む)

距離:?
累積標高:?
天候:雲り
気温:?
湿度:?
目的:ピークハント
単独行

深夜、度々、木々を震わせがなり立てる轟音と、荷物の量を減らすためにエアキャップにシルバーマットを貼り付けた自作のマットからはみ出した脚の冷たさに目を覚ます。ついでの尿で外へと足を運んだ。
見上げた空は薄曇りに包まれ、星々の瞬きは多くはない。この雲を払う為の大風であれば良いと思う。天候悪化の予兆でなければと願った。何よりこの風が明日まで残るのは、御免こうむりたかった。

幾度となく浅い眠りを遮られ、吹き止まぬ音と時刻を確かめる。
出来れば9:06発のバスに乗り、高千穂へ向かいたい。そんな思いが密かにあった。それにはコースタイムを考えると、6:30位には出発した方が良いのだろう。そんな事を考えながら、幾度となく眠りに落ちていった。

そうして迎えた5:05。いつもと同じように目覚めと共に尿意を覚えたのか、尿意故に目覚めたのか分からない目覚めを迎え、未だ明けやらぬ夜空を見上げると、其処には砂を掃いたような星空が拡がっていた。その星々を掻き分ける様にひとつの輝きが流れた。人工衛星かな、と思う。しかしその光は直ぐに消えた。流星だった。

天文部だった頃には、観測の度に数えきれぬほど観ていた。しかし卒業後は一度たりとも、それを観ていない。
街灯りのは入らぬ処で雲のない夜に空を見上げれば、いつでも見付けられる存在。だが見付けようとしなければ永久に見付けることは出来ない。
そんなものでこの世は溢れている。

呑み:霧島、大浪池休憩所

遭遇:ナシ

BGM
Afrojack & Martin Garrix - Turn Up The Speakers

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