十津川水系川迫川モジキ谷遡行(初日前編)
十津川水系川迫川モジキ谷遡行(初日後編)
十津川水系川迫川モジキ谷遡行(二日目)
稲村ヶ岳
山上ヶ岳
ルート:天川川合 - 川迫川遊歩道 - R309 - モジキ谷取水口
コースタイム:1h 38min(休憩時間を含む)
日程20120714-20120715
距離:8.8km
累積標高:170m
天候:晴れ
気温:?
湿度:?
目的:モジキ谷遡行
単独行
近畿自然歩道とは名ばかりの、アスファルトロードを歩いていく。
道脇のバンガロー。こちらも他府県ナンバーでいっぱいだった。スタートからいきなり道を間違え、ファミリーキャンプの黄色い声にやる気をそがれ、さらにひたすら何もない舗装路をただただ歩き続けるというなんとも面白みのない出だしに、早くも宿泊地を探し求め、仕切り直したい気持ちでいっぱいになっていた。
ようやく目的地である沢らしき箇所を見つけ入渓する。しかしそこは間知石積の護岸が組まれ、ところどころ崩落し、なんとも廃墟じみた人工的な沢であって、ボクが想像していた清き水と豊かな緑に囲まれた谷なんてもんからはほど遠いものであった。
渓流足袋に履き換えてもいないのに、腰まで浸からなければ進むことが出来ない地点まで来て、ようやく踏ん切りをつける気になった。谷に沿って進む巡視路まで上がり、一度引返そうと云う気になっていた。
そうして上った巡視路には、この先にあるというか、この谷そのもんが、漢字二文字の谷であることがしっかりと書かれていた。
「ほうら、やっぱり違うやないか。ボクが目指すのはカタカナ3文字の名を持つ谷なんだよ。毛なんとか谷なんて名前ではないわ」と下りかける。
「あっ、一応、写真を撮っておこう。帰ってから何処で迷ったのかネットで調べておこう」とカメラを向けた。
そこに書かれた文字。
「毛敷谷か、名が載っていればいいのだけれど」と手持ちの地図を開いた。
「ケシキダニ、ケジキダニ、はっと、どうやらないようだな、ボクが目指すのはモジキ谷って名だったか」っと、二三歩下りだすと「毛敷谷とは、モジキダニやないか」と、はたと気付いた。
ナンテコトハナイ。
ボクは正しい沢を選び、正しくないところから入渓し、正しい路へと踏入り、正しくない読み方をしていただけだった。
山陰に日が入り、辺りの景色が朧げになって来た頃、どうやらこれが取水口らしいぞってところへ着く。適当に流し読みした本では取水口がキャンプ適地となっていたはず、とばかりにツェルトを張った。釣竿を持って来てはいたが、この暗さでは釣り様もなかった。漁業権が設定されている沢だが、取水口のダムが魚返しとなっているだろうから、ここより上流では、釣糸を垂らそうとも問題なさそうだったのだが。
結局、バックパックから竿を出すこともなく、天川川合で買い求めたオクラと厚揚げを具に、ラーメンを作った。大概、何でも食べてしまうボクだが、その横を這うガマガエルは、さすがに食べようという気にはなれなかった。
遭遇:ガマガエルx1
呑み:モジキ谷取水口
十津川水系川迫川モジキ谷遡行(初日後編)
十津川水系川迫川モジキ谷遡行(二日目)
稲村ヶ岳
山上ヶ岳
ルート:天川川合 - 川迫川遊歩道 - R309 - モジキ谷取水口
コースタイム:1h 38min(休憩時間を含む)
日程20120714-20120715
距離:8.8km
累積標高:170m
天候:晴れ
気温:?
湿度:?
目的:モジキ谷遡行
単独行
近畿自然歩道とは名ばかりの、アスファルトロードを歩いていく。
道脇のバンガロー。こちらも他府県ナンバーでいっぱいだった。スタートからいきなり道を間違え、ファミリーキャンプの黄色い声にやる気をそがれ、さらにひたすら何もない舗装路をただただ歩き続けるというなんとも面白みのない出だしに、早くも宿泊地を探し求め、仕切り直したい気持ちでいっぱいになっていた。
ようやく目的地である沢らしき箇所を見つけ入渓する。しかしそこは間知石積の護岸が組まれ、ところどころ崩落し、なんとも廃墟じみた人工的な沢であって、ボクが想像していた清き水と豊かな緑に囲まれた谷なんてもんからはほど遠いものであった。
渓流足袋に履き換えてもいないのに、腰まで浸からなければ進むことが出来ない地点まで来て、ようやく踏ん切りをつける気になった。谷に沿って進む巡視路まで上がり、一度引返そうと云う気になっていた。
そうして上った巡視路には、この先にあるというか、この谷そのもんが、漢字二文字の谷であることがしっかりと書かれていた。
「ほうら、やっぱり違うやないか。ボクが目指すのはカタカナ3文字の名を持つ谷なんだよ。毛なんとか谷なんて名前ではないわ」と下りかける。
「あっ、一応、写真を撮っておこう。帰ってから何処で迷ったのかネットで調べておこう」とカメラを向けた。
そこに書かれた文字。
「毛敷谷か、名が載っていればいいのだけれど」と手持ちの地図を開いた。
「ケシキダニ、ケジキダニ、はっと、どうやらないようだな、ボクが目指すのはモジキ谷って名だったか」っと、二三歩下りだすと「毛敷谷とは、モジキダニやないか」と、はたと気付いた。
ナンテコトハナイ。
ボクは正しい沢を選び、正しくないところから入渓し、正しい路へと踏入り、正しくない読み方をしていただけだった。
山陰に日が入り、辺りの景色が朧げになって来た頃、どうやらこれが取水口らしいぞってところへ着く。適当に流し読みした本では取水口がキャンプ適地となっていたはず、とばかりにツェルトを張った。釣竿を持って来てはいたが、この暗さでは釣り様もなかった。漁業権が設定されている沢だが、取水口のダムが魚返しとなっているだろうから、ここより上流では、釣糸を垂らそうとも問題なさそうだったのだが。
結局、バックパックから竿を出すこともなく、天川川合で買い求めたオクラと厚揚げを具に、ラーメンを作った。大概、何でも食べてしまうボクだが、その横を這うガマガエルは、さすがに食べようという気にはなれなかった。
遭遇:ガマガエルx1
呑み:モジキ谷取水口
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