高島トレイル壹日目
高島トレイル貳日目
高島トレイル參日目
高島トレイル肆日目
日程:2014/05/02-05(三泊四日)
ルート:愛発越(09:13) - 乗鞍岳(10:18) - 三国山(12:35) - 明王ノ禿(13:12) - 赤坂山(13:43) - 粟柄越(13:50) - 大谷山(14:55) - 抜土(15:28)
コースタイム:06h15min(休憩時間を含む)
山域:駄口、海津、(熊川、饗庭野、古屋、久多)
乗鞍岳:865.2m
三国山:876.3m
赤坂山:823.8m
大谷山:813.9m
距離:19.475km
累積標高:1,750m
天候:晴れ
気温:?℃
湿度:?%
目的:スルーハイク
単独行
使用交通機関:マキノ駅08:43 - 国境09:03(¥220)
昨夜のBBQを引きずり、酔いの残った鈍く痛む頭と消化し切れていないA4相当の切り落としの肉の重みとニンニク漂う呼気に包まれた朝を迎えた。
マキノ駅発08:43の国境行コミュニティバスに合せ、電車を降り立つ。もうひとりの登山客は、3泊4日で駒ヶ岳まで行くのだと云う。近江中庄駅始発のバスはさらに登山客二人を加え、終点国境(スキー場)で乗客四人を降ろした。
頭上には晴天が広がり、遮るもののないスキー場のゲレンデ上りは暑さとの戦いだった。早々にcp2一枚となり、首元のzipを下ろした。
リフト降り場の片隅からトレイルは続く。木立が陽射しを遮ってくれるのはいいが、風がない。合せての急坂。流れる汗に目はが痛む。今更、速乾タオルを忘れたことに気付いた。
国道161号線からの合流を過ぎると平坦な路に変り、ブナ林が続いた。新緑が朝日に透け、辺りは淡い緑の光に包まれる。白い木肌との対比が美しい。
六甲山との植生の違いが目を愉しませてくれる。
何処が山頂だったのか分からない程存在感の無さっぷりを発揮する、名前負けにも程がある乗鞍岳を越え、次に挑んだのは三国岳。
なんだかんだと水場が少ないと聞いていたので3ℓも持って上がったのに、彼方此方で湧いている。湧いているっていうより沢筋を流れている。三国岳への路で沢水を汲み足し、それを飲み干した。
分岐を三国岳へ曲がり、山頂に到達する。その先をテープを伝い、踏み跡を辿った。ガマガエルの鳴き声が響く池の横を抜け、時にはブナの倒木を乗り越え、時には先日の雨で出来たであろうぬかるみを避けた。テープはその先にも続いていた。だがどれだけ進もうと「高島トレイル」の黄色いテープを見かけない。確かにテープは続いているのだが、踏み跡も確かでない。
ここでようやく地形図を出した。そこにこの先に待つは若狭湾である事を確認する。再び山頂へ戻り、県境にルートを探す。しかしそこにはテープはおろか、踏み跡すら見付けられなかった。
イヤイヤながらも地形図に刻まれた通り、元来た路を戻り、明王ノ禿を目指した。
途中、何度か同じ顔を見かける。それは、何処かのTV局のスタッフであったり、何処かで追い抜いたお婆さん達であった。
明王ノ禿に、ブナ林茂る優しき山容と違った荒々しい姿を愉しく思う。
そして赤坂山から続く高原様に清々しさを感じた。眼下に見かけたマキノのポプラ並木も懐かしかった。
大谷山までその高原といった下草のたなびく様は美しく続き、時たま谷間に遊ぶトンビ達の姿を好ましく見つめた。
早くはあるが、抜土で幕営地を求めた。理由は、豊富な水量と静かなブナ林の広がりからであった。
空腹を満たす為にパスタを茹でる。レトルトのナポリタンを温め、カペレーニを二つ折りにした。茹で汁をレトルトのソースに注ぎ込み、胃の中へと始末した。
食前、食後、そして食事を作る間にもチビチビと舐めていた「富士山麓」の酔いが廻る頃には、昨晩の寝不足も合せもって、いつかしら眠りに就いていた。
喉の渇きで目を覚ました。時間を確かめると、ちょうど日を跨いだところだ。そう云えば、昨日は好天だったんだよなって、天幕を開けた。
マキノの灯りが夜空を照らすのか、仄かに明るくはあるのだが、ブナの梢以外にそれを遮るものは無く、数え切れないほどの星達が敷き詰められていた。
テントから顔だけだし、星空を見上げ寝転んだ。そして、菱形に寄添うあの明るい星は「ベガ」かなって思いながらしばし見上げていたんだ。
遭遇:トカゲx多数
呑み:抜土
BGM
高島トレイル貳日目
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高島トレイル肆日目
日程:2014/05/02-05(三泊四日)
ルート:愛発越(09:13) - 乗鞍岳(10:18) - 三国山(12:35) - 明王ノ禿(13:12) - 赤坂山(13:43) - 粟柄越(13:50) - 大谷山(14:55) - 抜土(15:28)
コースタイム:06h15min(休憩時間を含む)
山域:駄口、海津、(熊川、饗庭野、古屋、久多)
乗鞍岳:865.2m
三国山:876.3m
赤坂山:823.8m
大谷山:813.9m
距離:19.475km
累積標高:1,750m
天候:晴れ
気温:?℃
湿度:?%
目的:スルーハイク
単独行
使用交通機関:マキノ駅08:43 - 国境09:03(¥220)
昨夜のBBQを引きずり、酔いの残った鈍く痛む頭と消化し切れていないA4相当の切り落としの肉の重みとニンニク漂う呼気に包まれた朝を迎えた。
マキノ駅発08:43の国境行コミュニティバスに合せ、電車を降り立つ。もうひとりの登山客は、3泊4日で駒ヶ岳まで行くのだと云う。近江中庄駅始発のバスはさらに登山客二人を加え、終点国境(スキー場)で乗客四人を降ろした。
頭上には晴天が広がり、遮るもののないスキー場のゲレンデ上りは暑さとの戦いだった。早々にcp2一枚となり、首元のzipを下ろした。
リフト降り場の片隅からトレイルは続く。木立が陽射しを遮ってくれるのはいいが、風がない。合せての急坂。流れる汗に目はが痛む。今更、速乾タオルを忘れたことに気付いた。
国道161号線からの合流を過ぎると平坦な路に変り、ブナ林が続いた。新緑が朝日に透け、辺りは淡い緑の光に包まれる。白い木肌との対比が美しい。
六甲山との植生の違いが目を愉しませてくれる。
何処が山頂だったのか分からない程存在感の無さっぷりを発揮する、名前負けにも程がある乗鞍岳を越え、次に挑んだのは三国岳。
なんだかんだと水場が少ないと聞いていたので3ℓも持って上がったのに、彼方此方で湧いている。湧いているっていうより沢筋を流れている。三国岳への路で沢水を汲み足し、それを飲み干した。
分岐を三国岳へ曲がり、山頂に到達する。その先をテープを伝い、踏み跡を辿った。ガマガエルの鳴き声が響く池の横を抜け、時にはブナの倒木を乗り越え、時には先日の雨で出来たであろうぬかるみを避けた。テープはその先にも続いていた。だがどれだけ進もうと「高島トレイル」の黄色いテープを見かけない。確かにテープは続いているのだが、踏み跡も確かでない。
ここでようやく地形図を出した。そこにこの先に待つは若狭湾である事を確認する。再び山頂へ戻り、県境にルートを探す。しかしそこにはテープはおろか、踏み跡すら見付けられなかった。
イヤイヤながらも地形図に刻まれた通り、元来た路を戻り、明王ノ禿を目指した。
途中、何度か同じ顔を見かける。それは、何処かのTV局のスタッフであったり、何処かで追い抜いたお婆さん達であった。
明王ノ禿に、ブナ林茂る優しき山容と違った荒々しい姿を愉しく思う。
そして赤坂山から続く高原様に清々しさを感じた。眼下に見かけたマキノのポプラ並木も懐かしかった。
大谷山までその高原といった下草のたなびく様は美しく続き、時たま谷間に遊ぶトンビ達の姿を好ましく見つめた。
早くはあるが、抜土で幕営地を求めた。理由は、豊富な水量と静かなブナ林の広がりからであった。
空腹を満たす為にパスタを茹でる。レトルトのナポリタンを温め、カペレーニを二つ折りにした。茹で汁をレトルトのソースに注ぎ込み、胃の中へと始末した。
食前、食後、そして食事を作る間にもチビチビと舐めていた「富士山麓」の酔いが廻る頃には、昨晩の寝不足も合せもって、いつかしら眠りに就いていた。
喉の渇きで目を覚ました。時間を確かめると、ちょうど日を跨いだところだ。そう云えば、昨日は好天だったんだよなって、天幕を開けた。
マキノの灯りが夜空を照らすのか、仄かに明るくはあるのだが、ブナの梢以外にそれを遮るものは無く、数え切れないほどの星達が敷き詰められていた。
テントから顔だけだし、星空を見上げ寝転んだ。そして、菱形に寄添うあの明るい星は「ベガ」かなって思いながらしばし見上げていたんだ。
遭遇:トカゲx多数
呑み:抜土
BGM
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