スキップしてメイン コンテンツに移動

ササ原の美しき稜線 剣山~三嶺縦走(2nd day of GW) 2018年04月27、28日

IMGP1184s
PENTAX K-1 smc PENTAX-FA MACRO 50mmF2.8


午前一時ちょうど神戸港発のジャンボフェリーに乗り、うどん県から始発電車で徳島県へ向かったとしても、剣山行の登山バスに間に合うことは出来ないのだ。google先生はそう教えてくれていた。
だから、高松でうどんを食べ歩いたり里山に登ってみたりして時間を潰したのちに徳島へ前乗りした。四国へ渡った次の日に剣山へ登ることにした、のだった。

JR穴吹駅で下りてそこに待機していたバスに乗った。
そこで声をかけられた。そのバスの運転手に尋ねられたのだ。剣山へ向うつもりなのかと聞かれたのだ。いかにも山に登りそうな格好のボクを、山に登るものだと決めつけられたのだ。そしてやんわりと諭されたのだ。このバスは剣山へは向かわないのだと、そこへ向かうバスは次なのだと教えられたのだ。

しばし待つ。そしてその次のバスに乗り込み、出発をしばし待った。
出発を待ちながらまどろむその耳に、出発直前に乗り込んだ人の声が響いてきた。JR穴吹駅からの登山バスに乗るつもりだったが、平日は走らないのだとか。だからタクシーを飛ばしてここまで来たのだとか。登山口までタクシーで行っては、一万円以上かかると言われたとか。そんな余裕はないだとか。
薄眼を開けてその姿を眺めていた。運転手とのその会話を朧気に聞いていた。しかし間もなく、昨夜の寝不足からか、いつの間にか、その内容も理解できぬまま眠りについていた。

滝の宮のバス停でバスを乗り換える。事前にgoogle先生に教えて頂いていた乗換のバス停は、さらに先の川上のバス停だった。確かにその情報は去年の設定だったから、どんなもんだろうと思っていたのも確かだった。そして川上のバス停に滝の宮のバス停で乗換えって書かれていたのに違和感を抱えていた。それは今年の事だからそれが正しいんだろうなと考え直したりもしていた。そしてその方がわずかばかりに運賃が高くなるのが不満だったりもしたのだ。去年の方が安かったのかと、わずかな金額を悔やむほど、ボクは小人だったのだ。

そんな自分に向き合わされる。そんな自分を思い知らされる。それほどに登山ってもんは、登るだけの価値があるもんなのだろう。
そう山に登るたび、山に登ろうとするたびに、自分の矮小さを思い知らされるのだ。
だからボクは、やはり山に登るのだ。それを認識したいがために、自覚したいがために、山に登るのだ。


IMGP1085s
PENTAX K-1 smc PENTAX-FA MACRO 50mmF2.8


IMGP1087s
PENTAX K-1 smc PENTAX-FA MACRO 50mmF2.8


IMGP1092s
PENTAX K-1 smc PENTAX-FA MACRO 50mmF2.8


IMGP1099s
PENTAX K-1 smc PENTAX-FA MACRO 50mmF2.8


IMGP1100s
PENTAX K-1 smc PENTAX-FA MACRO 50mmF2.8


IMGP1102s
PENTAX K-1 smc PENTAX-FA MACRO 50mmF2.8


IMGP1106s
PENTAX K-1 smc PENTAX-FA MACRO 50mmF2.8


IMGP1107s
PENTAX K-1 smc PENTAX-FA MACRO 50mmF2.8


IMGP1108s
PENTAX K-1 smc PENTAX-FA MACRO 50mmF2.8


IMGP1109s
PENTAX K-1 SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM


IMGP1110s
PENTAX K-1 SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM


IMGP1114s
PENTAX K-1 SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM


IMGP1119s
PENTAX K-1 SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM


IMGP1130s
PENTAX K-1 SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM


IMGP1147s
PENTAX K-1 SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM


IMGP1150s
PENTAX K-1 SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM


IMGP1155s
PENTAX K-1 SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM


IMGP1166s
PENTAX K-1 SIGMA 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM


IMGP1178s
PENTAX K-1 smc PENTAX-DA☆ 200mm F2.8ED [IF] SDM


IMGP1187s
PENTAX K-1 smc PENTAX-FA MACRO 50mmF2.8


IMGP1191s
PENTAX K-1 smc PENTAX-FA MACRO 50mmF2.8


IMGP1196s
PENTAX K-1 smc PENTAX-FA MACRO 50mmF2.8


IMGP1200s
PENTAX K-1 smc PENTAX-FA MACRO 50mmF2.8


IMGP1206s
PENTAX K-1 smc PENTAX-FA MACRO 50mmF2.8


IMGP1210s
PENTAX K-1 smc PENTAX-FA MACRO 50mmF2.8


IMGP1213s
PENTAX K-1 smc PENTAX-FA MACRO 50mmF2.8


IMGP1221s
PENTAX K-1 smc PENTAX-FA MACRO 50mmF2.8


IMGP1228s
PENTAX K-1 smc PENTAX-DA☆ 200mm F2.8ED [IF] SDM


IMGP1239s
PENTAX K-1 smc PENTAX-DA☆ 200mm F2.8ED [IF] SDM


日程:2018/04/27-28(一泊二日)
ルート:見ノ越 - 剣山登山口1040 - 西島神社1113 - 西島駅前1119 - 大剣神社1136 - 剣山山頂1204 - 次郎笈1248 - 丸石1345 - 丸石避難小屋1402 - 高ノ瀬1452 - 平和丸1556 - 白髭避難小屋1615
コースタイム: 5h.35min (休憩時間を含む)
剣山 1,955m 日本百名山
次郎笈 200m
丸石 1,683.8m
高ノ瀬 1,740.8m
平和丸 1,700.8m
三嶺(みうね/さんれい) 1,894m 日本二百名山 四国百名山
天狗塚 1,812m 四国百名山、とくしま88景選定

地形図:剣山、北川、久保沼井、京上

距離:13.3km
累積標高:?m
天候:曇り
気温:?℃
湿度:?%
目的:剣山三嶺縦走
単独行

JR徳島 - JR穴吹 ¥850
美馬市営バス 穴吹駅 - 滝の宮 ¥1,440
美馬市営バス 滝の宮 - 見の越 ¥1,020

見ノ越バスアクセス

コメント

このブログの人気の投稿

武庫川水系西ノ谷遡行

武庫川水系西ノ谷遡行 武庫川水系太多田川赤子谷左俣 日程:2014/07/02-03(一泊二日) ルート:親水広場1613 - 入渓1628 - 霞滝1635 - 桜滝1648 - 満月滝1716 - 尾根1741 - 大峰山1834 コースタイム:2h 21min(休憩時間を含む) 距離:? 累積標高:? 天候:晴れ 気温:? 湿度:? 目的:沢登り 単独行 表六甲の沢の汚さに嫌気が差し、武庫川渓谷なら少しはマシだろうと西の谷を目指した。ついでに裏六甲の沢を幾つか絡めるつもりだ。 家の用事を何かしら片付けていると、なんだかんだでいい時間になってしまっていた。 宝塚でJR(宝塚-武田尾¥200)に乗換え、武田尾の駅より廃線跡を辿る。 放置され風化するに任されたトンネルを二つ抜け、親水広場から櫻の園へと入る。その入口を流れる沢が西の谷だ。 先ずは「もみじの道」を辿り、すぐに出会す堰堤を越えてから入渓する。そこですぐさま身支度を整える。沢足袋に履き替え、ラッシュガードを着る。電子機器はジップロックなり、サラスパの袋なり、LOKSAKなりで包み、ORのドライコンプサミットサックなり、EXPEDなりに突っ込んで完全防水にした。 最初の釜に入り腰まで浸かった。身体に籠った熱が嘘みたいに引いていく。暑さに負けてビールや酎ハイ片手に歩いた街中の暑さが、幻だったかの様に思えてくる。 幾つかの小滝を越え、10m程度の滝(霞滝)に出会った。越えられそうな気もするが、メットをも忘れてしまった単独行なので自重する。そして、定石っぽい右岸のルンゼから上った。そこに掛けられた残置ロープを頼るまでもないが、あったらあったでそれは楽だった。 再び緩い斜瀑を幾つか越えていく。そして幾段かの滝で構成された大滝と出会った。下から見上げても、どこが滝口か定かではない。それほどの連なりだった。 しかしその一段目に取付くには茶色く泡立った釜に浸かるか、無理矢理ヘツッて滝に寄るかしかなかった。もちろんその濁りに浸かりたくも無かったし、スタンスやホールドは随所に見られはするが、万が一落ちてしまった時のことを考えるとヘツるのも二の足を踏む。 結局、またまた右岸より草付きを登り、一段目を越えた辺りでトラバースし、上へと続く残置ロープを跨いで、滝へと戻った。

南北ドントリッジ下見

日程:2014/10/08(日帰り) ルート:長峰霊園 - 摩耶東谷 - 山寺尾根 - 掬星台 - 桜谷道 - 徳川道 - 北ドントリッジ - 分水嶺越林道 - 布引道 - 新神戸駅 コースタイム:04h 04min(休憩時間を含む) 距離:13.179km 累積標高:1,054m 天候:晴れ 気温:? 湿度:? 目的:例会山行下見 単独行 例会山行のリーダに指名されたからにはヤラざるを得ない。もちろんやること自体は、ヤブサカデハナイ。 「山羊戸渡」を要望されていたのだが、なんかみんなに過大評価している感、満載なルートなだけに気持ちがどうにもこうにも盛上らない。 って云うか、かつてそんな多大なる期待を受けて連れて行ったのに、その数多過ぎる所期を満たすことなんてとても出来やしなくて、ガッカリルートに認定されたことからも気持ちが萎えてしまう。 結局、余り足を踏み入れないコースを案内しますよ、なんて言葉を濁す。とどのつまり「山羊戸渡」までのアプローチの長さ故にダレタ気持ちを、その先から続くひたすらシンドイだけのアルバイトに過ぎない行程を満足させられるだけの力量を持ち合わせていないってコトだけのことだ。 で、選んだのは、摩耶東谷から南北ドントリッジへと続くルート。 ボクは通常、摩耶東谷を辿る時は、日本三大廃墟として名高い「マヤカン」へと詰めるのだが、一応、立入禁止となっている個人所有の敷地へと不法侵入すべく皆を連れて行くわけにも行かず、かと云って摩耶東谷を通しても、最終的にシンドイだけの藪漕ぎになるので、少しはマシだろうと山寺尾根へ抜けるルートを選択した。 通常、ボクひとりで上るのなら、摩耶東谷を谷通しで行くのだが、同行者が居るとなるとそうも行かない。摩耶東谷より入渓し、堰堤を捲いたところで山寺尾根との分岐へと戻った。そこで堰堤工事を知る。この路へは立入禁止だと知った。 山寺尾根をそのまま辿り、途中の広場から摩耶東谷へ下りる路を調べた。だがそこも、人を連れて行くにはどうかなって、路だった。 だからボクは、谷通しで良いかなって思った。 谷を歩く内は涼しくて良かった。だが、一度沢を外れ尾根を伝うと、その急勾配ゆえに、晩秋とは云え、まだまだ激しく照りつける日差しゆえに、段々と消耗していった。 今日はとても暑い日で、リュックの重

風吹岩の猫たち 2014年4月16日

iPod touch iPod touch iPod touch 2014/04/16(日帰り) ルート:阪急芦屋川 - 鷹尾山 - 荒地山 - 風吹岩 - 金鳥山 - 保久良さん - 保久良さん表参道 - 阪急岡本 コースタイム: ?h.?min(休憩時間を含む) 風吹岩:447m 地形図:西宮 距離:?km 累積標高:?m 天候:晴れ 気温:? 湿度:?% 目的:風吹岩の猫 単独行 遭遇:猫×3(キジトラ×3)