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キャノンボールソニック

日程:2014/07/04-05(一泊二日)
ルート:上野道登山口 - 旧天上寺跡 - 掬星台 - 旧天上寺跡 - 上野道登山口

コースタイム:11h 05min(休憩時間を含む)

距離:?
累積標高:?
天候:曇りのち晴れ
気温:?
湿度:?
目的:キャノンボールソニック
単独行


仕事帰りに掬星台に上る。
王子公園駅で降り、ジョンヒに声を掛けた。

「ハシラさん、もう上りましたよ。ボクは2時頃上がります」
キャノボソニックの所為か、水道筋に何時もの賑わいはなかった。
そしてシンちゃんが気にしていたその騒音も此処までは響かない。

マルハチで酒を仕入れ、それを呑みつつ摩耶山を上る。
ケーブル下駅まで上がっても、山上でレイブが開かれている様な気配は全く感じられない。それは上野道に入っても変わらなかった。
ボクを嘲笑うがが為の壮大なドッキリか、なんて考えが頭を過る。それ程までに、誰も通っていないことを暗示する、山道を遮る巨大な蜘蛛の巣や、静けさに満ちたいつも通りの夜の上野道の有様は、ボクの被害妄想的な不安感や、情緒不安定な思い込みを掻き立てて行った。

虹の駅を越え、遠くから響くリズムにiPodの電源を切った。
それは確かに遥か上で行われているであろう、80's的なエイトビートのリズムであった。

気温は低いながらもダラダラと続く梅雨の湿気に参り、しばし足を止めた。キャプリーンは、かいた汗をすべからく発散させ、快適そのものに保っているのだが、キャップから滴る汗は、その不快感を如実に表していた。

旧天上寺の石段に腰を下し、サンドウィッチを頬張りながら焼酎を呑んだ。
神戸の街は、シトシトと降り続く梅雨の長雨に煙り、1000万$の夜景は朧気に滲んでいる。微かに吹く風は、時に山頂のビートを伝え、時にそれを拐ってウネリの創り出す。その発信源に早く混りたい気持ちと、気持ち良く酔いを廻してから行きたい思いが、同じくボクの中で渦巻く。

追いかけてくる誰かが居ればいいのに、眼下の山道に目を凝らすが、ヘッデンの明かりのひとつも見えやしなかった。



呑み:水道筋、旧天上寺、摩耶ビューテラス702

遭遇:K-106、DJ.NADDY、DJ.SHIN、DJ.EIJIRO、DJ.KANBE、DJ.HIDE

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