■春の山道、馬が寺参り 神戸で「摩耶詣祭」
人と動物の無病息災を願って2頭の馬が寺参りする「摩耶詣祭」が20日、神戸市灘区の摩耶山天上寺(伊藤浄厳貫主)で開かれた。2頭は春らしい菜の花や桜などで飾られ、修験者やみこら約30人と一緒に、同寺から約800メートル離れた掬星台まで行進。祭りは摩耶山の山開きも兼ね、約400人が集まった。
摩耶詣は、山麓の農家などが農耕馬を連れて同寺に参詣する習わし。江戸時代初期には定着し、最盛期には約300頭の馬が参拝したという。農耕馬が次第に減り風習は廃れたが、地元関係者らでつくる摩耶協議会が1993年、六甲山20+ 件牧場の馬を借りて復活させた。
2頭は同寺でおはらいを受けて出発し、修験者のホラ貝の音が響く中、住職らに続いてゆっくりと歩みを進めた。掬星台では、護摩供養やだんじりの鳴り物演奏があり、白みそで味付けした特製の酒かす汁「摩耶鍋」が提供された。
灘区の男声(35)は「少し肌寒かったけど、自然の中で春の足音に触れた気がした」。夫婦で訪れた東灘区の主婦(61)は「厳かな雰囲気で、歴史を感じました」と話していた。(奥平裕佑)
ソース
人と動物の無病息災を願って2頭の馬が寺参りする「摩耶詣祭」が20日、神戸市灘区の摩耶山天上寺(伊藤浄厳貫主)で開かれた。2頭は春らしい菜の花や桜などで飾られ、修験者やみこら約30人と一緒に、同寺から約800メートル離れた掬星台まで行進。祭りは摩耶山の山開きも兼ね、約400人が集まった。
摩耶詣は、山麓の農家などが農耕馬を連れて同寺に参詣する習わし。江戸時代初期には定着し、最盛期には約300頭の馬が参拝したという。農耕馬が次第に減り風習は廃れたが、地元関係者らでつくる摩耶協議会が1993年、六甲山20+ 件牧場の馬を借りて復活させた。
2頭は同寺でおはらいを受けて出発し、修験者のホラ貝の音が響く中、住職らに続いてゆっくりと歩みを進めた。掬星台では、護摩供養やだんじりの鳴り物演奏があり、白みそで味付けした特製の酒かす汁「摩耶鍋」が提供された。
灘区の男声(35)は「少し肌寒かったけど、自然の中で春の足音に触れた気がした」。夫婦で訪れた東灘区の主婦(61)は「厳かな雰囲気で、歴史を感じました」と話していた。(奥平裕佑)
ソース
コメント
コメントを投稿