弥山川下見(一日目)
弥山川下見(二日目)
日程:2014/09/30-2014/10/01(一泊二日)
ルート:熊渡 - 金引橋分岐 - 釜滝 - 一の滝 - 仙人嵓テラス - 河原小屋跡 - 狼平避難小屋
コースタイム:5h 17min(休憩時間を含む)
距離:9.074km
累積標高:1,382m
天候:晴れ
気温:?℃
湿度:?
目的:厳冬期遡行下見
単独行
昨年の厳冬期弥山川遡行敗退より、やっぱり路を知らないとダメだなと夏道を辿った。
弥山川には何かと縁がない。
金引橋で前泊した時は一晩中雨に打たれ、昨年末の遡行では吹き溜まった雪に阻まれ、吹雪に曝された。
そんなこんなでマトモに遡行出来ていなかったのだ。
そして今回、早々に木の根にツマズキ掌を切り、鋼鉄製の梯子を踏み外し両脛を削った。
真白な皮下脂肪が艶かしい。脈打つ毎に痛みが押寄せてくる。
日が悪い引き返そう、いや此処まで来たんだから上っておこう。行こか戻ろかと気持ちがせめぎ合う。そうこうするうちに痛みも引いていった。
せめて狼平までは行こう。
奥駆道を抜けて吉野へ抜ける計画は、安直に、大幅に、短縮されていた。
雪山と違い、道迷いが無いのが助かる。過剰な程にマーキングされているし、踏み跡もしっかりしている。梯子が雪で埋れて凍りついてもいない。斜瀑の薄氷に足を取られるコトももちろんない。
水量が少なければ単なるハイキングコースだよって云うのも頷ける。
危険箇所は、しっかりとルート工作されているから、難しいところはそうそうない。けれど、厳冬期となるとそれらが凍りつき、埋れ、発見すら出来ないかもしれない。積雪量にも依るが、一日で狼平にたどり着くのは難しそうだった。
始発に乗れば前回よりも一時間半ほど早く到着出来る。ビバークしたのが「仙人嵓前のテラス」の手前だったから、双門滝を越えて川に下った辺りでビバークってのが現実的だろうか。もちろん、積雪量で大きく左右される訳だが、この辺り迄は急峻な斜面が続くだけに凍結の方が注意すべき点だろう。
前回とのlogを見比べてみると、腰よりも深く吹き溜まった斜面地は、ルートから反れているコトが分かる。つまり刀折れ矢尽きて撤退せざるを得なかったのは正解だったってコトだ。そのまま進んでいても当て所もないリングワンダリングに陥っていただけだろう。
二日目は、幾たびも沢筋を渡渉し、河原小屋跡の崩落地点のゴーロ越えになる。これは冬期の水量の低下と、積雪による岩の乗越し易さがどうプラスに働くかは想像するしかないが、さほど困難とは思えない。
一番の不安要素は、その後の鉄筋を足場にしたヘツリや、鎖梯子が氷に埋れている時どうするかだ。
エスケープルートとしては、双門滝越え後の左岸を弥山川合ルートへ直登しなければならないだろう。
狼平の水場は、弥山川を少し戻った左岸から落込む沢になるのだが、冬場は涸れているだろう。もちろん雪があるから水は気にしなくてもいいのだが。
遭遇:狼平避難小屋で出逢った老人
呑み:狼平避難小屋
BGM
Swedish House Mafia - Don't You Worry Child (Khushnuma) - ft. Shweta Subram - ThePianoGuys
弥山川下見(二日目)
日程:2014/09/30-2014/10/01(一泊二日)
ルート:熊渡 - 金引橋分岐 - 釜滝 - 一の滝 - 仙人嵓テラス - 河原小屋跡 - 狼平避難小屋
コースタイム:5h 17min(休憩時間を含む)
距離:9.074km
累積標高:1,382m
天候:晴れ
気温:?℃
湿度:?
目的:厳冬期遡行下見
単独行
昨年の厳冬期弥山川遡行敗退より、やっぱり路を知らないとダメだなと夏道を辿った。
弥山川には何かと縁がない。
金引橋で前泊した時は一晩中雨に打たれ、昨年末の遡行では吹き溜まった雪に阻まれ、吹雪に曝された。
そんなこんなでマトモに遡行出来ていなかったのだ。
そして今回、早々に木の根にツマズキ掌を切り、鋼鉄製の梯子を踏み外し両脛を削った。
真白な皮下脂肪が艶かしい。脈打つ毎に痛みが押寄せてくる。
日が悪い引き返そう、いや此処まで来たんだから上っておこう。行こか戻ろかと気持ちがせめぎ合う。そうこうするうちに痛みも引いていった。
せめて狼平までは行こう。
奥駆道を抜けて吉野へ抜ける計画は、安直に、大幅に、短縮されていた。
雪山と違い、道迷いが無いのが助かる。過剰な程にマーキングされているし、踏み跡もしっかりしている。梯子が雪で埋れて凍りついてもいない。斜瀑の薄氷に足を取られるコトももちろんない。
水量が少なければ単なるハイキングコースだよって云うのも頷ける。
危険箇所は、しっかりとルート工作されているから、難しいところはそうそうない。けれど、厳冬期となるとそれらが凍りつき、埋れ、発見すら出来ないかもしれない。積雪量にも依るが、一日で狼平にたどり着くのは難しそうだった。
始発に乗れば前回よりも一時間半ほど早く到着出来る。ビバークしたのが「仙人嵓前のテラス」の手前だったから、双門滝を越えて川に下った辺りでビバークってのが現実的だろうか。もちろん、積雪量で大きく左右される訳だが、この辺り迄は急峻な斜面が続くだけに凍結の方が注意すべき点だろう。
前回とのlogを見比べてみると、腰よりも深く吹き溜まった斜面地は、ルートから反れているコトが分かる。つまり刀折れ矢尽きて撤退せざるを得なかったのは正解だったってコトだ。そのまま進んでいても当て所もないリングワンダリングに陥っていただけだろう。
二日目は、幾たびも沢筋を渡渉し、河原小屋跡の崩落地点のゴーロ越えになる。これは冬期の水量の低下と、積雪による岩の乗越し易さがどうプラスに働くかは想像するしかないが、さほど困難とは思えない。
一番の不安要素は、その後の鉄筋を足場にしたヘツリや、鎖梯子が氷に埋れている時どうするかだ。
エスケープルートとしては、双門滝越え後の左岸を弥山川合ルートへ直登しなければならないだろう。
狼平の水場は、弥山川を少し戻った左岸から落込む沢になるのだが、冬場は涸れているだろう。もちろん雪があるから水は気にしなくてもいいのだが。
遭遇:狼平避難小屋で出逢った老人
呑み:狼平避難小屋
BGM
Swedish House Mafia - Don't You Worry Child (Khushnuma) - ft. Shweta Subram - ThePianoGuys
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