スキップしてメイン コンテンツに移動

白髪岳下見貳日目

百間滝
白髪岳下見壹日目
白髪岳下見貳日目
白髪岳本番

日程:2014/01/24-25
ルート:テン場 - 白髪岳松尾山登山口 - 篠山市林道ワン谷線 - 白髪岳登山口 - 白髪岳山頂 - 松尾山山頂 - 卵塔群 - 高仙寺本堂跡 - 不動の滝 - 松尾山下山口

コースタイム:3h00min(休憩時間を含む)
白髪岳:721.8m
松尾山:685m

距離:?
累積標高:?
天候:晴れ
気温:?℃
湿度:?%
目的:下見
単独行

大分明るくなってから目を覚ました。
ストレスからか、疲労からか、最近早く目覚めるのが辛くなっている。ゲリラキャンプ故、日没後にテン泊、日の出と共にスタートし、跡は遺さないってのが信条なのだが、よくよく上手いこと行かない。歳だろうか。寝坊ついでにラーメンをノンビリと啜り、欠伸をしながら撤収した。

登山口の目星は昨晩既に付けていた。少し戻った茶畑の脇の路だ。なんとか地蔵だとか何だとか看板が出ていたからホボホボ間違いないだろう。

そしてそこから取付き、斜面をトラバースする踏み跡を辿った。その跡は水平に延び、一向に高度を上げていかなかった。おかしいな、と直登し、上の踏み跡を辿る。それもまた同じく高度を稼がない。ただの杣道をいくら辿ったところでラチが明かない。早々に見切りをつけ、白髪岳からの登山へと変更した。

ワン谷線を上る。白髪岳への取付きには東屋が佇んでいた。辺りに車数台は停められそうな広場が広がり、片隅には案内板が立っている。東屋裏で湧水を汲みながら、次にテントを張るならここにしようと思ったのだった。

しばらくは急な階段道が続く。谷間の残雪を越え、その涼しさに一時の清涼を得る。一月下旬とはいえ、低山故の温さに薄着でも汗だくとなっていた。そろそろ一息つこうかのタイミングで、丁度よくベンチがあった。しばしの眺望を楽しみ、英気を養う。


間もなく岩場と出会う。ロープが張られ容易に上れる箇所、スタンスにホールドを見極め少しばかりのスリルが味わえる箇所、小さな岩稜にしては結構面白い。上りきれば絶景が待っている。ランドネの撮影場所もここだった。

岩場を離れ、山頂までわずかばかりの距離を歩む。
篠山市街地を越え、多紀アルプスの連なりが拡がる。360°の絶景にその身を浸し、開放感に身を委ねた。

しばしの時を過ごし、松尾山への縦走路を辿った。残雪にぬかるむ急峻な坂。ロープ頼りに下らなくては、あっという間に滑り落ちてしまいそうだ。
変って松尾山を繋ぐ尾根道は、落葉が足に優しい快走路となる。自然と足早となりいつしか走り出していた。

少しばかりの九十九折を抜けると、松尾山山頂に着く。かつては酒井城があったと云うが、平坦な山頂にその面影はない。眺望もない。長居する必要もない、ので、早々に下山路へ向う。

千年杉を過ぎ、仙ノ岩より眺望を楽しむ。此処から卵塔群まで、再びロープ頼りの急坂が襲う。落葉に足を取られ危く転びそうになりながらも無事に降り立った。卵塔群からの下山路は選ばずに高仙寺跡を辿った。眺望があり達成感のある白髪岳と、古の歴史を感じさせる松尾山の対比が面白く、変化に富んで飽きさせない。本番ではどちらから登った方がともちゃんを楽しませる事が出来るか考えながら進む。後は、松尾山の取付きがどこであるかの確認だけだ。
不動の滝から二筋に踏み跡が延びている。下に続く方が本道のように思え、そちらを辿る。果たしてその路は林道の終点に続いていたのだった。それはボクの中ではハズレであり、本番では白髪岳から登ろうと決めたのだった。

後日、山岳会の例会で、松尾山と白髪岳の分岐近くにも取付きがあると云う事を聞いて、より一層白髪岳を試してみたいと思わされた。

遭遇:ナシ

呑み:トリキ - チンタ - モンク

薪窯ピッツァ albero
マルゲリータ¥800


トリキ
ビールセットDX¥500 一番搾り生中+おでん(卵、大根、ゴボ天)+小鉢(ズリ皮ポン酢) 黒霧島ロック¥380

コメント

このブログの人気の投稿

武庫川水系西ノ谷遡行

武庫川水系西ノ谷遡行 武庫川水系太多田川赤子谷左俣 日程:2014/07/02-03(一泊二日) ルート:親水広場1613 - 入渓1628 - 霞滝1635 - 桜滝1648 - 満月滝1716 - 尾根1741 - 大峰山1834 コースタイム:2h 21min(休憩時間を含む) 距離:? 累積標高:? 天候:晴れ 気温:? 湿度:? 目的:沢登り 単独行 表六甲の沢の汚さに嫌気が差し、武庫川渓谷なら少しはマシだろうと西の谷を目指した。ついでに裏六甲の沢を幾つか絡めるつもりだ。 家の用事を何かしら片付けていると、なんだかんだでいい時間になってしまっていた。 宝塚でJR(宝塚-武田尾¥200)に乗換え、武田尾の駅より廃線跡を辿る。 放置され風化するに任されたトンネルを二つ抜け、親水広場から櫻の園へと入る。その入口を流れる沢が西の谷だ。 先ずは「もみじの道」を辿り、すぐに出会す堰堤を越えてから入渓する。そこですぐさま身支度を整える。沢足袋に履き替え、ラッシュガードを着る。電子機器はジップロックなり、サラスパの袋なり、LOKSAKなりで包み、ORのドライコンプサミットサックなり、EXPEDなりに突っ込んで完全防水にした。 最初の釜に入り腰まで浸かった。身体に籠った熱が嘘みたいに引いていく。暑さに負けてビールや酎ハイ片手に歩いた街中の暑さが、幻だったかの様に思えてくる。 幾つかの小滝を越え、10m程度の滝(霞滝)に出会った。越えられそうな気もするが、メットをも忘れてしまった単独行なので自重する。そして、定石っぽい右岸のルンゼから上った。そこに掛けられた残置ロープを頼るまでもないが、あったらあったでそれは楽だった。 再び緩い斜瀑を幾つか越えていく。そして幾段かの滝で構成された大滝と出会った。下から見上げても、どこが滝口か定かではない。それほどの連なりだった。 しかしその一段目に取付くには茶色く泡立った釜に浸かるか、無理矢理ヘツッて滝に寄るかしかなかった。もちろんその濁りに浸かりたくも無かったし、スタンスやホールドは随所に見られはするが、万が一落ちてしまった時のことを考えるとヘツるのも二の足を踏む。 結局、またまた右岸より草付きを登り、一段目を越えた辺りでトラバースし、上へと続く残置ロープを跨いで、滝へと戻った。

南北ドントリッジ下見

日程:2014/10/08(日帰り) ルート:長峰霊園 - 摩耶東谷 - 山寺尾根 - 掬星台 - 桜谷道 - 徳川道 - 北ドントリッジ - 分水嶺越林道 - 布引道 - 新神戸駅 コースタイム:04h 04min(休憩時間を含む) 距離:13.179km 累積標高:1,054m 天候:晴れ 気温:? 湿度:? 目的:例会山行下見 単独行 例会山行のリーダに指名されたからにはヤラざるを得ない。もちろんやること自体は、ヤブサカデハナイ。 「山羊戸渡」を要望されていたのだが、なんかみんなに過大評価している感、満載なルートなだけに気持ちがどうにもこうにも盛上らない。 って云うか、かつてそんな多大なる期待を受けて連れて行ったのに、その数多過ぎる所期を満たすことなんてとても出来やしなくて、ガッカリルートに認定されたことからも気持ちが萎えてしまう。 結局、余り足を踏み入れないコースを案内しますよ、なんて言葉を濁す。とどのつまり「山羊戸渡」までのアプローチの長さ故にダレタ気持ちを、その先から続くひたすらシンドイだけのアルバイトに過ぎない行程を満足させられるだけの力量を持ち合わせていないってコトだけのことだ。 で、選んだのは、摩耶東谷から南北ドントリッジへと続くルート。 ボクは通常、摩耶東谷を辿る時は、日本三大廃墟として名高い「マヤカン」へと詰めるのだが、一応、立入禁止となっている個人所有の敷地へと不法侵入すべく皆を連れて行くわけにも行かず、かと云って摩耶東谷を通しても、最終的にシンドイだけの藪漕ぎになるので、少しはマシだろうと山寺尾根へ抜けるルートを選択した。 通常、ボクひとりで上るのなら、摩耶東谷を谷通しで行くのだが、同行者が居るとなるとそうも行かない。摩耶東谷より入渓し、堰堤を捲いたところで山寺尾根との分岐へと戻った。そこで堰堤工事を知る。この路へは立入禁止だと知った。 山寺尾根をそのまま辿り、途中の広場から摩耶東谷へ下りる路を調べた。だがそこも、人を連れて行くにはどうかなって、路だった。 だからボクは、谷通しで良いかなって思った。 谷を歩く内は涼しくて良かった。だが、一度沢を外れ尾根を伝うと、その急勾配ゆえに、晩秋とは云え、まだまだ激しく照りつける日差しゆえに、段々と消耗していった。 今日はとても暑い日で、リュックの重

風吹岩の猫たち 2014年4月16日

iPod touch iPod touch iPod touch 2014/04/16(日帰り) ルート:阪急芦屋川 - 鷹尾山 - 荒地山 - 風吹岩 - 金鳥山 - 保久良さん - 保久良さん表参道 - 阪急岡本 コースタイム: ?h.?min(休憩時間を含む) 風吹岩:447m 地形図:西宮 距離:?km 累積標高:?m 天候:晴れ 気温:? 湿度:?% 目的:風吹岩の猫 単独行 遭遇:猫×3(キジトラ×3)