日程:2014/02/15
ルート:アイスロード - 縦走路 - 六甲ゴルフ倶楽部 - 高山植物園 - r16 - 紅葉谷道 - 七曲り滝 - 紅葉谷道 - 有馬温泉 - 筆屋道 - 魚屋道 - 最高峰 - 住吉道 - 雨ヶ峠 - 黒五谷 - 住吉道
コースタイム:07h20min(休憩時間を含む)
距離:?
累積標高:?
天候:雪のち雨
気温:?℃
湿度:?%
目的:氷瀑
単独行
ここ数日の冷え込みによりどれくらい滝が凍っているか、確かめに出かけた。ここ数日の大雪の結果を見たかったってのも確かだった。
散々ルートを迷い、結局アイスロードから上った。登山口から既に踏み跡はなく、単独新雪を愉しむ。積雪は足首を僅に越えるくらい。吹き溜まりではそれこそ膝下位まではあるが、さほど問題なく足跡を刻んでいく。むしろ困難だったのは、降り積もる雪の重さに耐えきれずに首を垂れる木々だった。時には雪を払い、土下座する姿をもたげさせ、時には這いつくばってその下を潜った。
r16にたどり着いても膨大な雪量は容赦なかった。すれ違う為に轍を外れた車は立往生し、交差点の真ん中で動けなくなった軽トラは今まさにチェーンを履いていた。
それを尻目にボクは縦走路を辿る。薪ストーブの風物詩で有名な六甲小学校の脇を抜け、二筋に刻まれた轍を踏み外さぬよう歩みを進めた。
六甲ゴルフ倶楽部を抜ける縦走路で事件は起こった。ゴルフ場を吹き抜ける風は雪を吹き飛ばし、その全てを縦走路に積み上げていた。長く張り出した雪庇。吹き溜まりの深さは1.5mを超えていた。先行者の踏み跡はそこで途絶えている。もちろんボクもそこで引き返す。
高山植物園へのルートへ変更した。それでも積雪は膝下くらいまである。車道へ戻ってもそれは変わらない。早くも歩道を歩くのを諦め、再び轍を辿った。
極楽茶屋跡で、スノースパイクを履き、ゲイターを装着する。程よく圧雪された紅葉谷道でのスパイクの効きは素晴らしかった。それはもう、軽く駆け下りてしまうほどの安心感だった。
まずは七曲りで凍り具合を見ようと、百間は飛ばす。七曲りが充分なら帰りに似位谷を遡行し、百間も楽しもうといった、腹づもりであった。
しかし、七曲りは五割程度の凍てつき具合。これでは百間は一割ぐらいだろうか。もはや見るまでもない。
有馬温泉でにごり酒片手に考えた。
提出した山行計画書では、アイスロードから紅葉谷道を辿り百間を眺めて引き返し、掬星台より上野道を使って下りる事となっていた。だが、凍っていない百間を眺めに行って、通れやしない縦走路を迂回し延々と車道歩きをするのほどアホらしい事もないだろうと、計画書を変更した。それは、魚屋道を辿り、住吉道で下りるというえらくアッサリとしたものだった。
最高峰付近は、木々も真っ白に染まり、白一色の世界が広がっていた。それが汚く乱されて行ったのは、雨ヶ峠を越えたくらいからだった。踏みしだかれ溶けだした雪は、辺り一面を泥の世界に変えていた。というか、なぜ雨ヶ峠へ出たのだろう。住吉川沿いを辿る予定ではなかったのだろうか。また何も考えずに踏み跡に着いていってしまったのだ。
黒五谷を使って住吉道へと引返す。目的地は六甲道。そこに少しでも近く下りたかった。それは、上では吹雪をもたらしていた雨雲も標高を下げるに連れ、それを激しい雨へと変えていたからだった。
遭遇:ナシ
呑み:酒市場 - 立呑み道楽 史 - やんちゃ酒 - 飲み屋楽楽 - 酔虎伝 六甲道店 - チンタ
ルート:アイスロード - 縦走路 - 六甲ゴルフ倶楽部 - 高山植物園 - r16 - 紅葉谷道 - 七曲り滝 - 紅葉谷道 - 有馬温泉 - 筆屋道 - 魚屋道 - 最高峰 - 住吉道 - 雨ヶ峠 - 黒五谷 - 住吉道
コースタイム:07h20min(休憩時間を含む)
距離:?
累積標高:?
天候:雪のち雨
気温:?℃
湿度:?%
目的:氷瀑
単独行
ここ数日の冷え込みによりどれくらい滝が凍っているか、確かめに出かけた。ここ数日の大雪の結果を見たかったってのも確かだった。
散々ルートを迷い、結局アイスロードから上った。登山口から既に踏み跡はなく、単独新雪を愉しむ。積雪は足首を僅に越えるくらい。吹き溜まりではそれこそ膝下位まではあるが、さほど問題なく足跡を刻んでいく。むしろ困難だったのは、降り積もる雪の重さに耐えきれずに首を垂れる木々だった。時には雪を払い、土下座する姿をもたげさせ、時には這いつくばってその下を潜った。
r16にたどり着いても膨大な雪量は容赦なかった。すれ違う為に轍を外れた車は立往生し、交差点の真ん中で動けなくなった軽トラは今まさにチェーンを履いていた。
それを尻目にボクは縦走路を辿る。薪ストーブの風物詩で有名な六甲小学校の脇を抜け、二筋に刻まれた轍を踏み外さぬよう歩みを進めた。
六甲ゴルフ倶楽部を抜ける縦走路で事件は起こった。ゴルフ場を吹き抜ける風は雪を吹き飛ばし、その全てを縦走路に積み上げていた。長く張り出した雪庇。吹き溜まりの深さは1.5mを超えていた。先行者の踏み跡はそこで途絶えている。もちろんボクもそこで引き返す。
高山植物園へのルートへ変更した。それでも積雪は膝下くらいまである。車道へ戻ってもそれは変わらない。早くも歩道を歩くのを諦め、再び轍を辿った。
極楽茶屋跡で、スノースパイクを履き、ゲイターを装着する。程よく圧雪された紅葉谷道でのスパイクの効きは素晴らしかった。それはもう、軽く駆け下りてしまうほどの安心感だった。
まずは七曲りで凍り具合を見ようと、百間は飛ばす。七曲りが充分なら帰りに似位谷を遡行し、百間も楽しもうといった、腹づもりであった。
しかし、七曲りは五割程度の凍てつき具合。これでは百間は一割ぐらいだろうか。もはや見るまでもない。
有馬温泉でにごり酒片手に考えた。
提出した山行計画書では、アイスロードから紅葉谷道を辿り百間を眺めて引き返し、掬星台より上野道を使って下りる事となっていた。だが、凍っていない百間を眺めに行って、通れやしない縦走路を迂回し延々と車道歩きをするのほどアホらしい事もないだろうと、計画書を変更した。それは、魚屋道を辿り、住吉道で下りるというえらくアッサリとしたものだった。
最高峰付近は、木々も真っ白に染まり、白一色の世界が広がっていた。それが汚く乱されて行ったのは、雨ヶ峠を越えたくらいからだった。踏みしだかれ溶けだした雪は、辺り一面を泥の世界に変えていた。というか、なぜ雨ヶ峠へ出たのだろう。住吉川沿いを辿る予定ではなかったのだろうか。また何も考えずに踏み跡に着いていってしまったのだ。
黒五谷を使って住吉道へと引返す。目的地は六甲道。そこに少しでも近く下りたかった。それは、上では吹雪をもたらしていた雨雲も標高を下げるに連れ、それを激しい雨へと変えていたからだった。
遭遇:ナシ
呑み:酒市場 - 立呑み道楽 史 - やんちゃ酒 - 飲み屋楽楽 - 酔虎伝 六甲道店 - チンタ
コメント
コメントを投稿