弥山川遡行壹日目
弥山川遡行貳日目
日程:2013/12/21-2013/12/22(一泊二日)
ルート:熊渡 - 分岐 - 釜滝 - 一の滝 - ビバークポイント
コースタイム:4h 55min(休憩時間を含む)
距離:6.411km
累積標高:981m
天候:雪のち吹雪
気温:?℃
湿度:?
目的:山上ヶ岳で山ガールとホワイトクリスマス的な出会い
単独行
前日はインドア麻雀部の忘年会。
マイんとこで一時間だけ仮眠し、家へ向った。未だ準備を済ませていなかったからだ。
シュラフを詰込み、ハイドレに水を注ぐ。ゲーターは何処だ。バラクラバは忘れずに、って感じで出発の時間まであっと言う間だった。
AKUに足を通す。足の裏にまたあの嫌な痺れが走った。紐を緩め、駅へ急いだ。その道程、いや待てよ、ツェルトは入れたか。記憶を辿った。踵を返す。さすがにそれを忘れる訳にはいかなかった。
ついでにこれも忘れていた文庫本も一冊投げ込む。靴もザンバランに履き替えた。
近鉄特急に乗込み、カツカツで一本遅れのバスに間に合う。
満員御礼のバス。乗客の9割は登山の装い。残りは洞川温泉へ向かうと思われる女の子達と、ひとりだけの地元民だった。これだけ居ればどれだけ積っていたとしても、単独ラッセル地獄は避けられそうだなと思って居たのに、天川川合で降りたのはボクひとりだけだった。
それでも道に刻まれた轍を辿りながら、車で乗り付けた、雪が降り積もったら動かずには居られないラッセルスキーが居る事を祈っていた。
熊渡に駐められた車は1台きり。そこからは一人分の足跡が続いている。入山届を出し、後を追いかけた。
そしてその足跡は虚しくも、ナメリ坂へと続いていたのだった。
ここからは真の単独行。雪煙漢独り旅の始まりだ。
純白の河原を抜けて行く。所々にテープは貼られているが、そんなもんを辿る必要はない。幅員10m以上はあるのだが、そこに流れは無い。伏流となっているのだろう。スキなところをお好きなように穢していける心地よさ。だが、そんなもんは100mも歩けば飽き始める。トコトン変わらぬ景色に益々飽いていった。
そんな惰性で進む行程を続けていると、一つの滝と出会った。これが釜滝であろう。丁度お昼を廻ったところなので、降りしきる雪を避けて、岩陰で昼食を摂った。
今回投入してみたMYOGコジーに、オートミールとドライフルーツ、粉チーズ、スキムミルクとカレーフレークにコンソメを混ぜ合わせ、ジップロックに詰め合わせたものに熱湯を注ぎ入れ蓋を締めた。置いておくこと3分ほど。思った以上に美味しく頂けた。ボクがオートミール好きってのもあるけど、α米を使うよりも遥かに美味く、ソコソコ安く仕上げられるので、この組合せはアリかなって思った。
ここから本格的に双門ルートへ入って行く。梯子を上り、堰堤を越えた。ここでまず一回目の戸惑い。一度引き返し、元の路へ戻った。これが弥山双門歩道に象徴されるべき出来事だった。
この後、道迷い十数回。逆層の斜瀑に降り積もった雪に足を取られること数回。ゴーロな河原の岩越えに苦労し、雪に埋れた梯子を見逃す。薄氷の上に雪が積もった鎖場に、落ちたら死ぬな、って思ったりしながら必死のパッチで登った。そして早々と畳一畳分にも満たない緩斜面を均し、ツェルトを張ったのだった。それはその先に続く倒木地帯を乗り越える意欲などとうに使い果たしたからだった。
遭遇:ナシ
エンドレスリピート
呑み:釜滝 - ビバークポイント
弥山川遡行貳日目
日程:2013/12/21-2013/12/22(一泊二日)
ルート:熊渡 - 分岐 - 釜滝 - 一の滝 - ビバークポイント
コースタイム:4h 55min(休憩時間を含む)
距離:6.411km
累積標高:981m
天候:雪のち吹雪
気温:?℃
湿度:?
目的:
単独行
前日はインドア麻雀部の忘年会。
マイんとこで一時間だけ仮眠し、家へ向った。未だ準備を済ませていなかったからだ。
シュラフを詰込み、ハイドレに水を注ぐ。ゲーターは何処だ。バラクラバは忘れずに、って感じで出発の時間まであっと言う間だった。
AKUに足を通す。足の裏にまたあの嫌な痺れが走った。紐を緩め、駅へ急いだ。その道程、いや待てよ、ツェルトは入れたか。記憶を辿った。踵を返す。さすがにそれを忘れる訳にはいかなかった。
ついでにこれも忘れていた文庫本も一冊投げ込む。靴もザンバランに履き替えた。
近鉄特急に乗込み、カツカツで一本遅れのバスに間に合う。
満員御礼のバス。乗客の9割は登山の装い。残りは洞川温泉へ向かうと思われる女の子達と、ひとりだけの地元民だった。これだけ居ればどれだけ積っていたとしても、単独ラッセル地獄は避けられそうだなと思って居たのに、天川川合で降りたのはボクひとりだけだった。
それでも道に刻まれた轍を辿りながら、車で乗り付けた、雪が降り積もったら動かずには居られないラッセルスキーが居る事を祈っていた。
熊渡に駐められた車は1台きり。そこからは一人分の足跡が続いている。入山届を出し、後を追いかけた。
そしてその足跡は虚しくも、ナメリ坂へと続いていたのだった。
ここからは真の単独行。雪煙漢独り旅の始まりだ。
純白の河原を抜けて行く。所々にテープは貼られているが、そんなもんを辿る必要はない。幅員10m以上はあるのだが、そこに流れは無い。伏流となっているのだろう。スキなところをお好きなように穢していける心地よさ。だが、そんなもんは100mも歩けば飽き始める。トコトン変わらぬ景色に益々飽いていった。
そんな惰性で進む行程を続けていると、一つの滝と出会った。これが釜滝であろう。丁度お昼を廻ったところなので、降りしきる雪を避けて、岩陰で昼食を摂った。
今回投入してみたMYOGコジーに、オートミールとドライフルーツ、粉チーズ、スキムミルクとカレーフレークにコンソメを混ぜ合わせ、ジップロックに詰め合わせたものに熱湯を注ぎ入れ蓋を締めた。置いておくこと3分ほど。思った以上に美味しく頂けた。ボクがオートミール好きってのもあるけど、α米を使うよりも遥かに美味く、ソコソコ安く仕上げられるので、この組合せはアリかなって思った。
ここから本格的に双門ルートへ入って行く。梯子を上り、堰堤を越えた。ここでまず一回目の戸惑い。一度引き返し、元の路へ戻った。これが弥山双門歩道に象徴されるべき出来事だった。
この後、道迷い十数回。逆層の斜瀑に降り積もった雪に足を取られること数回。ゴーロな河原の岩越えに苦労し、雪に埋れた梯子を見逃す。薄氷の上に雪が積もった鎖場に、落ちたら死ぬな、って思ったりしながら必死のパッチで登った。そして早々と畳一畳分にも満たない緩斜面を均し、ツェルトを張ったのだった。それはその先に続く倒木地帯を乗り越える意欲などとうに使い果たしたからだった。
遭遇:ナシ
エンドレスリピート
呑み:釜滝 - ビバークポイント
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