スキップしてメイン コンテンツに移動

バイト登山

ルート:掬星台 - 天狗道 - 老婆谷東尾根 - 天狗道 - 学校林道 - 天狗道 - 掬星台

コースタイム:9h 00min(仕事時間を含む)

距離:?km
累積標高:?m
天候:晴れのち曇り
気温:?℃
湿度:?
目的:測量
同行者:藪サくん


藪サくんの手伝いで山へ上った。
なんでも老婆谷で堰堤工事が始まるから測量するのだと云う。
そこで早朝三宮に集合し、車で掬星台まで上がったのだった。

三班に分かれ、ボクは藪サくんとペアを組む。GPSに延長棒、脚立を彼が持ち、ボクは三脚を携えた。重量は10kgを程々に超えたぐらいだろうか。さほど重たくはないが、その冷たさに手が痺れた。そう、今回もまたグローブを忘れてしまったのだった。昨晩、リュックの横に用意していたにも拘らずだ。そしてそのことに気付いたのは掬星台に着いてからのことだった。昨夜は酔っぱらていて今朝は寝ぼけていた。何処に仕舞ったのかスッカリ忘れていたグローブを、シッカリと探し出すところまでは偉かったのだが、何故それをリュックに詰め込まなかったのだろうか。朝慌しくそれらを詰込み、何かしらを忘れて出かけるのはいつものことだというのに、まったく懲りやしない。ボクってヤツは、まったくもって学習などしてやしない。

2等三角点を設置した時にマークしたと云うテープを目印に天狗道を離れた。
土木事務所の地図以外には載っていないそのルートは、意外なほどしっかりと踏み跡が付いていた。それでも藪漕ぎではないといった路で、急坂は足を滑らせ、低く張り出した梢に頭を打ちつけた。
しばらく歩むと、明かるく開けた広場があり、その片隅に石に囲まれた2等三角点がポツンと取り置かれたように姿を現したのだった。
その真上に三脚を据え置き、GPSを起動させた。
時は師走に差し掛かったというのに、日差しは暖かく、動いていなくてもさほど寒くもない。測量が終わるまでの2時間10分、凍えずに過ごせるのは幸運だったといえるだろう。

藪サくんと言葉を交わす内に、あっという間に時は流れ、次の三角点へ移動する時間となった。再び天狗道へ戻り、学校林道を目指した。
そこでの測量は2回。4時間20分+α。ガスストーブでドライ野菜を茹で上げ、カレーうどんを食す。更にそれの物足りなさ故か、コッヘルを少しでも綺麗にしておこうと云う気持ちがあったのか、かき玉春雨のスープを付け加えたのだった。
それから先は、UTMFの話だったり、ハセツネの話だったり、ほのかにカレー臭の漂うアップルティーを煎れたり、加古川マラソンの話だったり、仕方なしにスパイシーな香りを纏ったアップルティーを飲み干したり、彼がアンバサダーとなっているおネーサンの話だったり、ラーメンマンにとって最もオススメ足るラーメンの話だったり、最近購入してみたホカの話だったり、その他もろもろの他の話をするうちに、日没の時間を迎えたのだった。
雲にかかってもかなりの肌寒さを感じたが、日が暮れてしまうとその寒さは格別だ。日没と同時くらいってのがせめてもの救いで、着込めるだけ着込んでいた服を徐々に脱いで行き、撤収に備えた。
グローブを忘れ、カップを忘れ、何故か箸だけ5膳も持ってきたボクが「暗くなるかもしれないので念のため持ってきてください」と付け足されたヘッデンを雨蓋に入れて来ていたことは、いつもながらにまあなんとかなる山行と同様に、いつもながらにまあなんともならないコトには決してならないよう、二日酔いでも寝ぼけていても、どうにかっカッコを付けてしまう、ボクの無意識な内の準備だったワケだ。

再び長い三脚を携え、学校林道を行く。少し上で測量していた組の姿はなく、その空身下りでは5分ほどの行程も、フル装備での上りとなると、かなりこたえるものとなっていた。
小休止を取り、上着を脱ぐ。その重量以上に長大な三脚の取回しに疲弊していた。持ち方を変え、肩に担ぎ上げた三脚は、岩場を越える時こそ楽ではあるのだが、低く伸びた枝先を掴み、その度に後ろへ引き留められるので一々イラついたりもした。

そんなこんなで、日暮れ前には撤収しようぜって目標は全く達成されずに、とっぷりと日の暮れた掬星台になんとか戻ったのだった。

そうしてようやく、会社へ戻り、山で儲けたお金は山に返しましょうって思いはちょっと先送りにして、ミーヤンとこで藪サくんとおつかれちゃんと乾杯をしたのだった。

遭遇:ナシ

エンドレスリピート:ナシ

呑み:ウマハロ - jinan三宮

コメント

このブログの人気の投稿

武庫川水系西ノ谷遡行

武庫川水系西ノ谷遡行 武庫川水系太多田川赤子谷左俣 日程:2014/07/02-03(一泊二日) ルート:親水広場1613 - 入渓1628 - 霞滝1635 - 桜滝1648 - 満月滝1716 - 尾根1741 - 大峰山1834 コースタイム:2h 21min(休憩時間を含む) 距離:? 累積標高:? 天候:晴れ 気温:? 湿度:? 目的:沢登り 単独行 表六甲の沢の汚さに嫌気が差し、武庫川渓谷なら少しはマシだろうと西の谷を目指した。ついでに裏六甲の沢を幾つか絡めるつもりだ。 家の用事を何かしら片付けていると、なんだかんだでいい時間になってしまっていた。 宝塚でJR(宝塚-武田尾¥200)に乗換え、武田尾の駅より廃線跡を辿る。 放置され風化するに任されたトンネルを二つ抜け、親水広場から櫻の園へと入る。その入口を流れる沢が西の谷だ。 先ずは「もみじの道」を辿り、すぐに出会す堰堤を越えてから入渓する。そこですぐさま身支度を整える。沢足袋に履き替え、ラッシュガードを着る。電子機器はジップロックなり、サラスパの袋なり、LOKSAKなりで包み、ORのドライコンプサミットサックなり、EXPEDなりに突っ込んで完全防水にした。 最初の釜に入り腰まで浸かった。身体に籠った熱が嘘みたいに引いていく。暑さに負けてビールや酎ハイ片手に歩いた街中の暑さが、幻だったかの様に思えてくる。 幾つかの小滝を越え、10m程度の滝(霞滝)に出会った。越えられそうな気もするが、メットをも忘れてしまった単独行なので自重する。そして、定石っぽい右岸のルンゼから上った。そこに掛けられた残置ロープを頼るまでもないが、あったらあったでそれは楽だった。 再び緩い斜瀑を幾つか越えていく。そして幾段かの滝で構成された大滝と出会った。下から見上げても、どこが滝口か定かではない。それほどの連なりだった。 しかしその一段目に取付くには茶色く泡立った釜に浸かるか、無理矢理ヘツッて滝に寄るかしかなかった。もちろんその濁りに浸かりたくも無かったし、スタンスやホールドは随所に見られはするが、万が一落ちてしまった時のことを考えるとヘツるのも二の足を踏む。 結局、またまた右岸より草付きを登り、一段目を越えた辺りでトラバースし、上へと続く残置ロープを跨いで、滝へと戻った。

南北ドントリッジ下見

日程:2014/10/08(日帰り) ルート:長峰霊園 - 摩耶東谷 - 山寺尾根 - 掬星台 - 桜谷道 - 徳川道 - 北ドントリッジ - 分水嶺越林道 - 布引道 - 新神戸駅 コースタイム:04h 04min(休憩時間を含む) 距離:13.179km 累積標高:1,054m 天候:晴れ 気温:? 湿度:? 目的:例会山行下見 単独行 例会山行のリーダに指名されたからにはヤラざるを得ない。もちろんやること自体は、ヤブサカデハナイ。 「山羊戸渡」を要望されていたのだが、なんかみんなに過大評価している感、満載なルートなだけに気持ちがどうにもこうにも盛上らない。 って云うか、かつてそんな多大なる期待を受けて連れて行ったのに、その数多過ぎる所期を満たすことなんてとても出来やしなくて、ガッカリルートに認定されたことからも気持ちが萎えてしまう。 結局、余り足を踏み入れないコースを案内しますよ、なんて言葉を濁す。とどのつまり「山羊戸渡」までのアプローチの長さ故にダレタ気持ちを、その先から続くひたすらシンドイだけのアルバイトに過ぎない行程を満足させられるだけの力量を持ち合わせていないってコトだけのことだ。 で、選んだのは、摩耶東谷から南北ドントリッジへと続くルート。 ボクは通常、摩耶東谷を辿る時は、日本三大廃墟として名高い「マヤカン」へと詰めるのだが、一応、立入禁止となっている個人所有の敷地へと不法侵入すべく皆を連れて行くわけにも行かず、かと云って摩耶東谷を通しても、最終的にシンドイだけの藪漕ぎになるので、少しはマシだろうと山寺尾根へ抜けるルートを選択した。 通常、ボクひとりで上るのなら、摩耶東谷を谷通しで行くのだが、同行者が居るとなるとそうも行かない。摩耶東谷より入渓し、堰堤を捲いたところで山寺尾根との分岐へと戻った。そこで堰堤工事を知る。この路へは立入禁止だと知った。 山寺尾根をそのまま辿り、途中の広場から摩耶東谷へ下りる路を調べた。だがそこも、人を連れて行くにはどうかなって、路だった。 だからボクは、谷通しで良いかなって思った。 谷を歩く内は涼しくて良かった。だが、一度沢を外れ尾根を伝うと、その急勾配ゆえに、晩秋とは云え、まだまだ激しく照りつける日差しゆえに、段々と消耗していった。 今日はとても暑い日で、リュックの重

風吹岩の猫たち 2014年4月16日

iPod touch iPod touch iPod touch 2014/04/16(日帰り) ルート:阪急芦屋川 - 鷹尾山 - 荒地山 - 風吹岩 - 金鳥山 - 保久良さん - 保久良さん表参道 - 阪急岡本 コースタイム: ?h.?min(休憩時間を含む) 風吹岩:447m 地形図:西宮 距離:?km 累積標高:?m 天候:晴れ 気温:? 湿度:?% 目的:風吹岩の猫 単独行 遭遇:猫×3(キジトラ×3)