第1回国頭村トレイルランニング大会前夜
第1回国頭村トレイルランニング大会当日
日程:2014/02/08
ルート:国頭村森林公園遊歩道および森林セラピーコース
コースタイム:2h51min
エントリーフィー¥6,000
距離:19km
累積標高:979m
天候:曇り
気温:?℃
湿度:?%
目的:レース
同行者:ウメ、ユッキー、イケダくん、エグチくん
独りテントで呑み直す。もちろん泡盛でだ。アテにとスーパーで買うとった「中味のピリ辛和え」と「三度豆の天ぷら」には、まったく用などない程に腹は満たされていた。那覇の古本屋で購入した文庫本も、耳慣れないFMも、持て余し気味に酔っている。
いつ眠りに就いたのか全然覚えていないが、テントを激しく叩く雨音で目を覚ました。真夜中のスコール。傘ほどの防水性能しか有していないシングルウォールを抜け、細かな水滴が顔を打つ。強風がテントを激しく揺さぶり、旗竿を打つロープの響きが、ボクの眠気も酔いも何処かへと吹き飛ばしていった。
まさかレースが中止なんてコトはないよな、と心配の一夜は明け、早朝の村内放送はレースの開催を高らかに告げた。
あれ程激しかった雨も、受付時間となる頃には、どうにか小降りになっていた。スコールをもたらした重く霞む雲が薄らぐに連れ、気温も徐々に下り続けて行く。
手荷物預け代五百円をケチり、レース時に背負うモノ以外全てを車に置いて来たことを後悔するまで、そう長いは時間掛からなかった。早々とエントリーを済ませ、レース開始までの時間を持て余す。何より寒くて耐えられない。ウツミさんより沖縄の冬は寒いで、って言われていたのに、何を大袈裟な、なんて軽く考えていた愚かさを悔いていた。露店が開くのを待ちわびて、開店と同時に「ヤマシシそば」(¥500もしくはチケット)を求めた。汁まで飲み干しても震えは止まらない。やはりアルコールか、と泡盛(¥300)を買い足した。
レーススタート。
私有地区間は試走禁止なはずなのだが侵入する人が出たと、コース詳細は最後まで明かされるコトはなかった。というか、スタートしても明かされなかった。それでも標識やボランティアスタッフの誘導により、戸惑うことなく快適に走れる。
「みっちゃん、専属カメラマンな」って言われていたのに、500mも行かないうちにウメを置き去りにし、3km地点を待たずにユッキーの姿を見失っていた。
緩い舗装路の上りはすぐ終わり、間伐材の階段に入った。整備された森林公園内はダブルトラックで、容易に抜いて行くことが出来る。だが、ユッキーのペースに着いていけない。徐々にその差が開き、下りのトレールに差し掛かる頃にはその姿は見えなくなっていた。
ここからは自分のペースで行く。上りは歩き、気持ち良さそうな下りは気持ち良く走る。いわゆる100km走れるペースだ。いや、100kmは走らん。100km走ったり歩いたり休んだり呑んだりするペースだ。心拍も130までしか上げない。呼吸も乱れないペースだ。キャノンボールのトレーニングで出場しているのだから、そのペースで良い。そう、情けない自分にそう理由付けした。
前日の雨に依りトレイルは池のような様相を呈していた。それをいちいち避けて走る。そして沢の中を走る。トラロープを頼りによじ登る。
今まで参加したどのトレランのレースよりも、サバイバルであった。それだけに愉しい。
エイドのカマボコも美味い。行動食に最適と銘打たれていた「ナーントゥ」は、喉に詰まり息苦しくて走りながら飲み込み難くはあったが、生姜が香るういろうみたいでこれもまた美味かった。ただ、泡盛が置かれていなかったのだけが残念だった。
そうして19kmばかりのレースは呆気なく終わりを告げた。
目標の3時間切りは達成出来たものの、二桁台は102位と逃してしまっていた。
先着していたユッキーは、女子19km部門3位と入賞。ウメの姿はまだなかった。
まずはビール。それから泡盛とつなぐ。ウメのゴールを撮ろうと待ち構えるが、なかなか姿が見えない。いい加減躰が冷えるが、来そうにもない。冷え切った身体を持て余し、イケダくんより高級雨具を借りるユッキー。ボクは参加賞のTシャツを重ね着た。
ウメがゴールするも、表彰式まではまだほど遠かった。引き続き震えながら、それを待つ。次々と引き揚げる人々を恨めしく見送りながら、それを待った。
後夜祭のイベント。そしての表彰式。ユッキーの表彰に、どこから現れたのか「セカマス」がチャチャを入れる。「ナガナスー、ナガナスー、オモロイことしろー」とムチャぶる。そんな感じで表彰式も滞りなく終了し、帰路に着く。
そして無事予約を入れた海畑で、どれを食べても美味い料理を楽しみながら祝杯を挙げたのだった。
もちろん、途中のコンビニで泡盛のコーヒー割を買い、回し飲みしながら帰ったのは言うまでもない。
遭遇:セカマス
呑み:会場 - ビストロ海畑 - R58 - キャンプ地
エンドレスリピート
第1回国頭村トレイルランニング大会当日
日程:2014/02/08
ルート:国頭村森林公園遊歩道および森林セラピーコース
コースタイム:2h51min
エントリーフィー¥6,000
距離:19km
累積標高:979m
天候:曇り
気温:?℃
湿度:?%
目的:レース
同行者:ウメ、ユッキー、イケダくん、エグチくん
独りテントで呑み直す。もちろん泡盛でだ。アテにとスーパーで買うとった「中味のピリ辛和え」と「三度豆の天ぷら」には、まったく用などない程に腹は満たされていた。那覇の古本屋で購入した文庫本も、耳慣れないFMも、持て余し気味に酔っている。
いつ眠りに就いたのか全然覚えていないが、テントを激しく叩く雨音で目を覚ました。真夜中のスコール。傘ほどの防水性能しか有していないシングルウォールを抜け、細かな水滴が顔を打つ。強風がテントを激しく揺さぶり、旗竿を打つロープの響きが、ボクの眠気も酔いも何処かへと吹き飛ばしていった。
まさかレースが中止なんてコトはないよな、と心配の一夜は明け、早朝の村内放送はレースの開催を高らかに告げた。
あれ程激しかった雨も、受付時間となる頃には、どうにか小降りになっていた。スコールをもたらした重く霞む雲が薄らぐに連れ、気温も徐々に下り続けて行く。
手荷物預け代五百円をケチり、レース時に背負うモノ以外全てを車に置いて来たことを後悔するまで、そう長いは時間掛からなかった。早々とエントリーを済ませ、レース開始までの時間を持て余す。何より寒くて耐えられない。ウツミさんより沖縄の冬は寒いで、って言われていたのに、何を大袈裟な、なんて軽く考えていた愚かさを悔いていた。露店が開くのを待ちわびて、開店と同時に「ヤマシシそば」(¥500もしくはチケット)を求めた。汁まで飲み干しても震えは止まらない。やはりアルコールか、と泡盛(¥300)を買い足した。
レーススタート。
私有地区間は試走禁止なはずなのだが侵入する人が出たと、コース詳細は最後まで明かされるコトはなかった。というか、スタートしても明かされなかった。それでも標識やボランティアスタッフの誘導により、戸惑うことなく快適に走れる。
「みっちゃん、専属カメラマンな」って言われていたのに、500mも行かないうちにウメを置き去りにし、3km地点を待たずにユッキーの姿を見失っていた。
緩い舗装路の上りはすぐ終わり、間伐材の階段に入った。整備された森林公園内はダブルトラックで、容易に抜いて行くことが出来る。だが、ユッキーのペースに着いていけない。徐々にその差が開き、下りのトレールに差し掛かる頃にはその姿は見えなくなっていた。
ここからは自分のペースで行く。上りは歩き、気持ち良さそうな下りは気持ち良く走る。いわゆる100km走れるペースだ。いや、100kmは走らん。100km走ったり歩いたり休んだり呑んだりするペースだ。心拍も130までしか上げない。呼吸も乱れないペースだ。キャノンボールのトレーニングで出場しているのだから、そのペースで良い。そう、情けない自分にそう理由付けした。
前日の雨に依りトレイルは池のような様相を呈していた。それをいちいち避けて走る。そして沢の中を走る。トラロープを頼りによじ登る。
今まで参加したどのトレランのレースよりも、サバイバルであった。それだけに愉しい。
エイドのカマボコも美味い。行動食に最適と銘打たれていた「ナーントゥ」は、喉に詰まり息苦しくて走りながら飲み込み難くはあったが、生姜が香るういろうみたいでこれもまた美味かった。ただ、泡盛が置かれていなかったのだけが残念だった。
そうして19kmばかりのレースは呆気なく終わりを告げた。
目標の3時間切りは達成出来たものの、二桁台は102位と逃してしまっていた。
先着していたユッキーは、女子19km部門3位と入賞。ウメの姿はまだなかった。
まずはビール。それから泡盛とつなぐ。ウメのゴールを撮ろうと待ち構えるが、なかなか姿が見えない。いい加減躰が冷えるが、来そうにもない。冷え切った身体を持て余し、イケダくんより高級雨具を借りるユッキー。ボクは参加賞のTシャツを重ね着た。
ウメがゴールするも、表彰式まではまだほど遠かった。引き続き震えながら、それを待つ。次々と引き揚げる人々を恨めしく見送りながら、それを待った。
後夜祭のイベント。そしての表彰式。ユッキーの表彰に、どこから現れたのか「セカマス」がチャチャを入れる。「ナガナスー、ナガナスー、オモロイことしろー」とムチャぶる。そんな感じで表彰式も滞りなく終了し、帰路に着く。
そして無事予約を入れた海畑で、どれを食べても美味い料理を楽しみながら祝杯を挙げたのだった。
もちろん、途中のコンビニで泡盛のコーヒー割を買い、回し飲みしながら帰ったのは言うまでもない。
遭遇:セカマス
呑み:会場 - ビストロ海畑 - R58 - キャンプ地
エンドレスリピート
コメント
コメントを投稿