八ヶ岳
権現岳
雲上の湯
ルート:JR甲斐大泉 - 天女山登山道入口 - 天女山山頂 - 天の河原
コースタイム:1h 00min(休憩時間を含む)
日程:20130814-15(初日)
天女山:1,528.8m
距離:?km
累積標高:?m
天候:晴れ
気温:?
湿度:?
目的:日本最高処野天風呂
単独行
16:42
JR甲斐大泉
「御帰りなさいませ」
そんな場違いな挨拶を、駅員には到底見えない女性より掛けられながら改札を潜った。
清里よりも清里らしく、より高級別荘地らしいこの地に降り立つ人の多くは、その高級別荘の所有者達なのかもしれない。
まったくこの地にそぐわない格好のボクはひとり、まっすぐに天女山へと続く道を上っていた。
街道沿いには、別荘専門の建築事務所、たっぷりとゆとりを持って建てられた金の掛かってそうな別荘、思っていた以上に点在するカフェやレストランの看板が建ち並んでいた。
その中の一軒に「山と高原地図」にも載るほど有名なカレー屋がある。なんでも厚切りベーコンがドカッと乗ったカレーが名物で、常に行列が出来ているという。残念ながら、その名物であるショルダーベーコンは生産中止になったそうだが、他にも魅力的なメニューは多く、並ばずに入れるのなら一度は味わってみたいと思っていた。しかし世の中、期待に沿うようなことはそうそうなく、開店間もない時刻だというのに既に20人以上の待ちが出来ていた。この時点でボクの晩飯は、レトルトソースにサラスパをぶち込んだものに決まった。
17:13
天女山登山道入口
天女山入口の交差点を越え、すぐに登山道へと歩みを変えた。
別荘地からほど近いとはいえ、こんな時刻に登山道を歩む人影は無い。心配した虻も居らず、気持ち良い散策道。足元にはエビフライ(リスの齧った松ぼっくり)が大量に落ちている。誰かにお土産にしようと、小さめのをふたつばかり拾った。
17:30
天女山山頂
駐車場が直結しているのである程度は仕様がないと思っていたのだが、これほど人が多いとは予想だにしていなかった。
そこには東屋があり、トイレがあり、程よい平場がありと、仮眠するには絶好の場所だっただけに残念だった。それこそペルセウス座流星群を観に来ている人達も居るのなら、一晩中人の往来は絶えないだろうし、そんな中、眠りに就けるほどにはボクの心臓も毛深くは無い。
当初から候補としていた天の河原を目指し少し上った。
17:42
天の河原
ひと際急な砂地をずり落ちそうになりながら登り切ると、そこには、何処にでもテントを張れそうなほどの砂地が拡がっており、何処にでも寝ずらそうな緩い傾斜がついていた。
ひとまずベンチに腰掛け、テーブルに炊事道具を広げた。
盛夏を過ぎ、虻も減っているのだろうが、じっとしていると何処からともなく、そいつらはやってきた。何度かそんな鬼ごっこを繰り返すうちに、ゆったりとした日没を迎えた。
もう人は来ないだろうという時刻になってからテントを張った。たとえ来たとしても通りすがらないだろうという処を選んだ。
見上げると夜空は薄曇りで、流星は期待できそうにもない。昼からの濁り酒500mlにワイン500mlと日本酒一合を追加したボクは、雲の晴れ間を待つほどの余裕もなく、眠りに着いた。
呑み:電車 - 天の河原
遭遇:虻x10匹ほど
権現岳
雲上の湯
ルート:JR甲斐大泉 - 天女山登山道入口 - 天女山山頂 - 天の河原
コースタイム:1h 00min(休憩時間を含む)
日程:20130814-15(初日)
天女山:1,528.8m
距離:?km
累積標高:?m
天候:晴れ
気温:?
湿度:?
目的:日本最高処野天風呂
単独行
16:42
JR甲斐大泉
「御帰りなさいませ」
そんな場違いな挨拶を、駅員には到底見えない女性より掛けられながら改札を潜った。
清里よりも清里らしく、より高級別荘地らしいこの地に降り立つ人の多くは、その高級別荘の所有者達なのかもしれない。
まったくこの地にそぐわない格好のボクはひとり、まっすぐに天女山へと続く道を上っていた。
街道沿いには、別荘専門の建築事務所、たっぷりとゆとりを持って建てられた金の掛かってそうな別荘、思っていた以上に点在するカフェやレストランの看板が建ち並んでいた。
その中の一軒に「山と高原地図」にも載るほど有名なカレー屋がある。なんでも厚切りベーコンがドカッと乗ったカレーが名物で、常に行列が出来ているという。残念ながら、その名物であるショルダーベーコンは生産中止になったそうだが、他にも魅力的なメニューは多く、並ばずに入れるのなら一度は味わってみたいと思っていた。しかし世の中、期待に沿うようなことはそうそうなく、開店間もない時刻だというのに既に20人以上の待ちが出来ていた。この時点でボクの晩飯は、レトルトソースにサラスパをぶち込んだものに決まった。
17:13
天女山登山道入口
天女山入口の交差点を越え、すぐに登山道へと歩みを変えた。
別荘地からほど近いとはいえ、こんな時刻に登山道を歩む人影は無い。心配した虻も居らず、気持ち良い散策道。足元にはエビフライ(リスの齧った松ぼっくり)が大量に落ちている。誰かにお土産にしようと、小さめのをふたつばかり拾った。
17:30
天女山山頂
駐車場が直結しているのである程度は仕様がないと思っていたのだが、これほど人が多いとは予想だにしていなかった。
そこには東屋があり、トイレがあり、程よい平場がありと、仮眠するには絶好の場所だっただけに残念だった。それこそペルセウス座流星群を観に来ている人達も居るのなら、一晩中人の往来は絶えないだろうし、そんな中、眠りに就けるほどにはボクの心臓も毛深くは無い。
当初から候補としていた天の河原を目指し少し上った。
17:42
天の河原
ひと際急な砂地をずり落ちそうになりながら登り切ると、そこには、何処にでもテントを張れそうなほどの砂地が拡がっており、何処にでも寝ずらそうな緩い傾斜がついていた。
ひとまずベンチに腰掛け、テーブルに炊事道具を広げた。
盛夏を過ぎ、虻も減っているのだろうが、じっとしていると何処からともなく、そいつらはやってきた。何度かそんな鬼ごっこを繰り返すうちに、ゆったりとした日没を迎えた。
もう人は来ないだろうという時刻になってからテントを張った。たとえ来たとしても通りすがらないだろうという処を選んだ。
見上げると夜空は薄曇りで、流星は期待できそうにもない。昼からの濁り酒500mlにワイン500mlと日本酒一合を追加したボクは、雲の晴れ間を待つほどの余裕もなく、眠りに着いた。
呑み:電車 - 天の河原
遭遇:虻x10匹ほど
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