ダイトレ紀泉アルプス100kmハイク壹日目
ダイトレ紀泉アルプス100kmハイク貳日目
ダイトレ紀泉アルプス100kmハイク參日目
ルート:岩湧山 - 滝畑ダム - 槙尾山施福寺 - 三国山 - 七越峠 - 鍋谷峠 - 和泉葛城山 - ハイランドパーク粉河 - 犬鳴山温泉 - 三峯山 - 名も無きピーク
日程:20130427-29(二泊三日)
コースタイム:9h 39min(二日目、休憩時間を含む)
岩湧山:897.7m
槙尾山:600m
三国山:885m
和泉葛城山:858m
三峯山:576m
距離:37.176km
累積標高:2,175m
天候:晴れ
気温:?
湿度:?
目的:100kmハイク
単独行
岩湧山での清々しい朝。
茶屋、開いてへんかなって施福寺を訪れた。
しかしそこに茶屋などなく、更地にされたその跡地にはベンチが設置され、早朝からくつろぐ老人の団体が居るだけだった。
これは犬鳴山温泉に下りるまで、コーヒーの一杯も飲めないのでは、とヤル気を殺がれる。
槙尾山より先は未踏の地だから(犬鳴山温泉にはバイクで行ったことはある)どこで休憩できるかわからなかった。
トレイルを駆け抜けていくトラ車やオフ車とすれ違いつつ、葛城山園地に辿りついた。駐車場にはトランポが溢れる盛況ぶりだ。
自販機がないだろうかと展望台へ向かう。こちらもドライブを楽しむ人やハイカーで溢れている。そしてその一角に移動販売の車が停まっていた。
甘い行動食に飽きていたのでスタミナ焼肉丼(¥500)と缶ビール(¥350)を頼む。というか行動食が早くも尽きかけていた。だから、カロリーを摂れるときに摂っておこうと計画を立てていた。もちろんアルコールもそうだ。
この焼肉丼が矢鱈と美味かった。あまり肉を好まないボクでも、美味いなあと感心せざるを得ないほど美味かった。それはハードな山行故のカロリーの欲しさだとか、山飯は最低二割増しで美味いとかをちょっと超えるほどに美味かった。
乾いた体にアルコールが染渡り、五臓六腑に脂が回る幸せなひととき。
「着払いでいいから、送っといて」
その車に近寄る老人は確かにそう言った。
「とりあえず二万円預けとくから」
一体何を頼むつもりやねん。焼肉丼を掻き込みながら興味津々となったボクはそう思った。他のメニューは、カレーライス(¥500)、プルコギトルティーヤ(¥400)が並ぶだけだ。
確かに美味いけど、二万円って。どれだけ焼肉丼好きやねん。40人分やんかwwwwwwって、心の中で突っ込みを入れる。
「2キロも要らんわ」
「それなら、大分良いのん用意できますわ」ってオーナーらしき男性が返事を返す。
それを聞いて、ああ、なるほど、っと得心が行く。
やからな客との「いつ店出しとん」「土日だけです」って会話から考えもってもこの店は肉屋なんだなって。それだからこそ、この値段でこの肉が出せるんだなって。
牛肉を食べた後だけ幸せホルモンが分泌されるらしいって眉唾な話を思い出す。そしてその口に残った幸せの基を味わいながら、それは本当かも知れないなって思った。
ハイランドパーク粉河で干し芋やデコポンを貰い、アメちゃんを買う。犬鳴山温泉では食事とアルコールなどと順調にカロリーを摂取した。
温泉地に来ておきながら入らなかったのは、¥800~850と高い入泉料がイヤだったのと、ライトが点かないので日暮れ前に次の町を抜けなければならなかったからだ。
急ぎついでに近畿自然歩道を外れ、ショートカットの道を選ぶ。ところがその林道は堰堤を最後に途絶えていた。そこから先は林業用の巡回路が続くばかり。地形図に乗っていない途中の分岐で、しっかりと整備されている方を選んだ。しかしその路は尾根を越え、再び谷へと下り、方向も北へと変えていった。
これは絶対に違う。下手したら泉佐野へ降りてまう。あわてて次の分岐で南へ向う。一度振り出しへ戻るべきだった。それしか選ぶべき道はなかった。
一時間ちょっとばかり彷徨い、林道の終わる堰堤の近くへと戻ってきた。こんなことなら温泉にでも浸かりノンビリすべきだったか。いっその事一度温泉まで戻り、残りわずかな酒を買い足しておこうか。そんな思いもあったが、近畿自然歩道へと戻り、おとなしくそれに従った。
結局、町へ降りる前の山でビバーク。
海へと沈む夕日が美しい。しかし、ここもまた、星降る夜とはならなかった。
---------- 反省会 ----------
前日に新しい電池を入れたぺツルが、いきなり点かなくなっていた。予備ライトは用意すべき。
途中で呑めるからって、焼酎600ccしか持って行かなかったのは失敗。二日目の晩には100ccしか残っていなかった。
呑み:葛城山園地→カフェテラス空→幕営地
ダイトレ紀泉アルプス100kmハイク貳日目
ダイトレ紀泉アルプス100kmハイク參日目
ルート:岩湧山 - 滝畑ダム - 槙尾山施福寺 - 三国山 - 七越峠 - 鍋谷峠 - 和泉葛城山 - ハイランドパーク粉河 - 犬鳴山温泉 - 三峯山 - 名も無きピーク
日程:20130427-29(二泊三日)
コースタイム:9h 39min(二日目、休憩時間を含む)
岩湧山:897.7m
槙尾山:600m
三国山:885m
和泉葛城山:858m
三峯山:576m
距離:37.176km
累積標高:2,175m
天候:晴れ
気温:?
湿度:?
目的:100kmハイク
単独行
岩湧山での清々しい朝。
茶屋、開いてへんかなって施福寺を訪れた。
しかしそこに茶屋などなく、更地にされたその跡地にはベンチが設置され、早朝からくつろぐ老人の団体が居るだけだった。
これは犬鳴山温泉に下りるまで、コーヒーの一杯も飲めないのでは、とヤル気を殺がれる。
槙尾山より先は未踏の地だから(犬鳴山温泉にはバイクで行ったことはある)どこで休憩できるかわからなかった。
トレイルを駆け抜けていくトラ車やオフ車とすれ違いつつ、葛城山園地に辿りついた。駐車場にはトランポが溢れる盛況ぶりだ。
自販機がないだろうかと展望台へ向かう。こちらもドライブを楽しむ人やハイカーで溢れている。そしてその一角に移動販売の車が停まっていた。
甘い行動食に飽きていたのでスタミナ焼肉丼(¥500)と缶ビール(¥350)を頼む。というか行動食が早くも尽きかけていた。だから、カロリーを摂れるときに摂っておこうと計画を立てていた。もちろんアルコールもそうだ。
この焼肉丼が矢鱈と美味かった。あまり肉を好まないボクでも、美味いなあと感心せざるを得ないほど美味かった。それはハードな山行故のカロリーの欲しさだとか、山飯は最低二割増しで美味いとかをちょっと超えるほどに美味かった。
乾いた体にアルコールが染渡り、五臓六腑に脂が回る幸せなひととき。
「着払いでいいから、送っといて」
その車に近寄る老人は確かにそう言った。
「とりあえず二万円預けとくから」
一体何を頼むつもりやねん。焼肉丼を掻き込みながら興味津々となったボクはそう思った。他のメニューは、カレーライス(¥500)、プルコギトルティーヤ(¥400)が並ぶだけだ。
確かに美味いけど、二万円って。どれだけ焼肉丼好きやねん。40人分やんかwwwwwwって、心の中で突っ込みを入れる。
「2キロも要らんわ」
「それなら、大分良いのん用意できますわ」ってオーナーらしき男性が返事を返す。
それを聞いて、ああ、なるほど、っと得心が行く。
やからな客との「いつ店出しとん」「土日だけです」って会話から考えもってもこの店は肉屋なんだなって。それだからこそ、この値段でこの肉が出せるんだなって。
牛肉を食べた後だけ幸せホルモンが分泌されるらしいって眉唾な話を思い出す。そしてその口に残った幸せの基を味わいながら、それは本当かも知れないなって思った。
ハイランドパーク粉河で干し芋やデコポンを貰い、アメちゃんを買う。犬鳴山温泉では食事とアルコールなどと順調にカロリーを摂取した。
温泉地に来ておきながら入らなかったのは、¥800~850と高い入泉料がイヤだったのと、ライトが点かないので日暮れ前に次の町を抜けなければならなかったからだ。
急ぎついでに近畿自然歩道を外れ、ショートカットの道を選ぶ。ところがその林道は堰堤を最後に途絶えていた。そこから先は林業用の巡回路が続くばかり。地形図に乗っていない途中の分岐で、しっかりと整備されている方を選んだ。しかしその路は尾根を越え、再び谷へと下り、方向も北へと変えていった。
これは絶対に違う。下手したら泉佐野へ降りてまう。あわてて次の分岐で南へ向う。一度振り出しへ戻るべきだった。それしか選ぶべき道はなかった。
一時間ちょっとばかり彷徨い、林道の終わる堰堤の近くへと戻ってきた。こんなことなら温泉にでも浸かりノンビリすべきだったか。いっその事一度温泉まで戻り、残りわずかな酒を買い足しておこうか。そんな思いもあったが、近畿自然歩道へと戻り、おとなしくそれに従った。
結局、町へ降りる前の山でビバーク。
海へと沈む夕日が美しい。しかし、ここもまた、星降る夜とはならなかった。
---------- 反省会 ----------
前日に新しい電池を入れたぺツルが、いきなり点かなくなっていた。予備ライトは用意すべき。
途中で呑めるからって、焼酎600ccしか持って行かなかったのは失敗。二日目の晩には100ccしか残っていなかった。
呑み:葛城山園地→カフェテラス空→幕営地
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