ルート:弥山川ゲート - 弥山川 - 分岐 - 弥山川 - 弥山川ゲート
コースタイム:0h 43min(歩行時間のみ)
日程:20120915-16(一泊二日)
距離:4.739km
累積標高:725m
天候:曇りのち雨
気温:?
湿度:?
目的:キャノンボールトレーニング
単独行
キャノンボールパーリーまで一ヶ月チョイしかないと云うのに全然ロングに出かけていなくて、このままではダメだ、とばかりに奥駈へ向かった。
ホンマは14日の晩、仕事明けに前乗りで紀伊田辺に泊り、奥駈順峯リベンジとシャレ込もうと計画していたのだが、14日の晩はビヤパーリーだと云う事をすっかり忘れており、いきなりの計画変更。そしてまたいつもどおりに3時くらいまで呑んでいたので、翌朝の出発もグダグダにって感じだった。というか、一応朝6時に起きたのだが、天気予報では一日雨だと云うから寝なおしたのだ。
昼前に重たい頭をもたげ、再び天気予報を確認すると雨雲はいつの間にやら姿を消し、降水確率も今日明日は20~30%まで下がっていたのだった。それならやはり行っておこうと、弥山を目指す。
阪急、JR、近鉄、奈良バスと乗り継ぎ天川川合に降り立った。ここは以前、モジキ谷を遡行したとき降りたのと同じバス停である。そしてその谷を目指す途中に、やたらと路駐の多い登山口があるなって思っていた。あとで調べてみるとそこから弥山川、双門コースへと続くゲートだったのだ。だから今回は迷うことなく取付きまで行くことが出来たワケだ。それでも秋分が近いこの日は、日が暮れるまで適当なテン場を見つけることが出来ずにヘッデン頼りにツェルトを張ることになった。で、そのテン場はといえば、尾根道と沢へと下る途との分岐点で、一人用のテントであれば十張はゆうに張れる平場であり、沢へ向かい2、3分も歩けば水も汲める絶好のポイントであった。
棒ラーメンに下市口で買ったオクラを入れ、桜干しを直火で炙りながら、道端で拾ったエビフライを肴に焼酎を傾ける。見上げれば満天の星空には程遠いが、それでも雲の切れ間からは街中よりは遥かに多くの星々が輝く。遠くから鹿の鳴き声が響き渡った。
夜半、激しくツェルトを叩く音で目が覚めた。いつのまにやら雨が降り出していたのだった。朝までにはあがっていてくれよ、と祈るような気持ちで再び眠りに着く。しかしそんな願いもむなしく、明るくなってもなお雨は降りやまなかった。一晩中降りつづけた雨はやがて生地を抜け、羽毛のシュラフを湿らせていった。ケツ冷たさを気持ち悪く感じながらも寝返りうつわけにもいかず、ひたすら雨がこましになるのを待ち続けっていた。
背中一面がしっとりと冷たさを帯び始めたころ突然雨音がやむ。この時とばかりに飛び起き、撤収作業を始める。登っている最中に雨に打たれたって事であれば、滝で濡れるのも雨で濡れるのも同じだと割り切れるのだが、一畳あまりの空間で布一枚挟んだ外は土砂降りな一晩を過ごせば、止んだら下りる、止んだら下りる、止まなくても小降りになったら下りる、と追い込まれていくのは当然のことと云えよう。
ゲートまであとわずかってとこまで来て、やっぱり弥山だけでも、っと数歩引返したのだが、今更やな、っと、みたらい渓谷の美しさに見惚れ、後醍醐天皇の足跡に触れ、冷え切った体を温もらせようと洞川温泉まで出向いたのだが、営業時間を待つ間にビールに芋焼酎と呑み過ぎてめんどくさくなって帰路に着いたのだった。
遭遇:ナシ
コースタイム:0h 43min(歩行時間のみ)
日程:20120915-16(一泊二日)
距離:4.739km
累積標高:725m
天候:曇りのち雨
気温:?
湿度:?
目的:キャノンボールトレーニング
単独行
キャノンボールパーリーまで一ヶ月チョイしかないと云うのに全然ロングに出かけていなくて、このままではダメだ、とばかりに奥駈へ向かった。
ホンマは14日の晩、仕事明けに前乗りで紀伊田辺に泊り、奥駈順峯リベンジとシャレ込もうと計画していたのだが、14日の晩はビヤパーリーだと云う事をすっかり忘れており、いきなりの計画変更。そしてまたいつもどおりに3時くらいまで呑んでいたので、翌朝の出発もグダグダにって感じだった。というか、一応朝6時に起きたのだが、天気予報では一日雨だと云うから寝なおしたのだ。
昼前に重たい頭をもたげ、再び天気予報を確認すると雨雲はいつの間にやら姿を消し、降水確率も今日明日は20~30%まで下がっていたのだった。それならやはり行っておこうと、弥山を目指す。
阪急、JR、近鉄、奈良バスと乗り継ぎ天川川合に降り立った。ここは以前、モジキ谷を遡行したとき降りたのと同じバス停である。そしてその谷を目指す途中に、やたらと路駐の多い登山口があるなって思っていた。あとで調べてみるとそこから弥山川、双門コースへと続くゲートだったのだ。だから今回は迷うことなく取付きまで行くことが出来たワケだ。それでも秋分が近いこの日は、日が暮れるまで適当なテン場を見つけることが出来ずにヘッデン頼りにツェルトを張ることになった。で、そのテン場はといえば、尾根道と沢へと下る途との分岐点で、一人用のテントであれば十張はゆうに張れる平場であり、沢へ向かい2、3分も歩けば水も汲める絶好のポイントであった。
棒ラーメンに下市口で買ったオクラを入れ、桜干しを直火で炙りながら、道端で拾ったエビフライを肴に焼酎を傾ける。見上げれば満天の星空には程遠いが、それでも雲の切れ間からは街中よりは遥かに多くの星々が輝く。遠くから鹿の鳴き声が響き渡った。
夜半、激しくツェルトを叩く音で目が覚めた。いつのまにやら雨が降り出していたのだった。朝までにはあがっていてくれよ、と祈るような気持ちで再び眠りに着く。しかしそんな願いもむなしく、明るくなってもなお雨は降りやまなかった。一晩中降りつづけた雨はやがて生地を抜け、羽毛のシュラフを湿らせていった。ケツ冷たさを気持ち悪く感じながらも寝返りうつわけにもいかず、ひたすら雨がこましになるのを待ち続けっていた。
背中一面がしっとりと冷たさを帯び始めたころ突然雨音がやむ。この時とばかりに飛び起き、撤収作業を始める。登っている最中に雨に打たれたって事であれば、滝で濡れるのも雨で濡れるのも同じだと割り切れるのだが、一畳あまりの空間で布一枚挟んだ外は土砂降りな一晩を過ごせば、止んだら下りる、止んだら下りる、止まなくても小降りになったら下りる、と追い込まれていくのは当然のことと云えよう。
ゲートまであとわずかってとこまで来て、やっぱり弥山だけでも、っと数歩引返したのだが、今更やな、っと、みたらい渓谷の美しさに見惚れ、後醍醐天皇の足跡に触れ、冷え切った体を温もらせようと洞川温泉まで出向いたのだが、営業時間を待つ間にビールに芋焼酎と呑み過ぎてめんどくさくなって帰路に着いたのだった。
遭遇:ナシ
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