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12月, 2013の投稿を表示しています

納山祭

日程:2013/11/31 光滝寺キャンプ場 - ダイトレ登山口 - ノゾキ平 - 南葛城山 - ダイトレ分岐 - 紀見峠駅 コースタイム:? 南葛城山:922m 距離:?km 累積標高:?m 天候:晴れ 気温:?℃ 湿度:? 目的:納山祭 同行者:男2人女3人 まあ、なんかあれだ。 ボクは単独行ばかりだから、本当に山岳会に参加しているのか?そこに友達はいないのか?友達は作らないのか?そこで誘われないのか?誘っても誰も来てくれやしないのか?それはゲイだからか?ゲイだから避けられるのか?って訊かれるけど、いやゲイやないし、いや参加してるっしってな感じのその証明的な納山祭。 まあそうはいっても、呑会メインって感じなんですけどね。 遭遇:げんごろう、ELF、teruru

台高大峯V縦走貳日目

台高大峯V縦走壹日目 台高大峯V縦走貳日目 日程:2013/11/21-2013/11/24(三泊四日) ルート:馬駆ヶ場 - 国見山 - 水無山 - 明神平 - 明神谷 - 林道終点 コースタイム:1h 31min(休憩時間を含む) 国見山:1418.2m 水無山:1441.3m 距離:4.056km 累積標高:233m 天候:曇り一時雪 気温:?℃ 湿度:? 目的: 台高大峯縦走 単独行 鼻を摘まれても分からない闇の中、激しい喉の渇きをおぼえ目を覚ました。 のっけからありていな表現を使ってしまったが、実際はそんなことは無かった様な気がしないでもない。外はそこそこ雪が積もっていたのだから、明かりを点けずとも、雪明りに辺りの気配ぐらいは伺えたような気がしないでもない。 風が吹くたびにサラサラと音を立てながら、ヘッデンに照らされた薄氷が煌き降り注ぐ。凍ってへんやろなと触ったプラティパスは指を刺すように冷たく、チューブを滑り抜ける水は喉を焼くほどに冷え切っていた。 そして覚醒ついでに下山計画を立てた。高度を下げれば雪が無くなるのは明らかなのだから、やはりここは明神谷ルートであろう。涸れていなければ残りわずかな水も補給できるし、お誂え向きに凍えた躰を温めてくれる温泉もある。やはた温泉の営業は11時から。大又の集落まで2時間ちょっとといったところであろうか。まだまだ眠れるなと、ラムを呑み足し眠りに着いた。 外は仄明るくなってきた。寝起きの尿意を覚え、空になったPetボトルに用をたす。一杯になっては外に捨てる。それを3回繰り返したのだから、ボクの容量は650mlなのだろう。 綺麗な雪をコッヘルに掬い入れ、ガスストーブを灯した。水は貴重なので使わない。コッヘルの中に湯気が漂い始め、底にこびり付いた食材が焦げくさい臭いを上げる。一向に融けそうな気配は無い。仕方なしに、ハイドレより少しばかり水を注ぎ入れた。 シェルター内は急に温もりを取り戻し、幕に張り付いていた薄氷は水滴となって滴り落ち始める。前室に置いた靴をシェルター内に入れ、ガチガチに凍りついた爪先や靴ひもを溶かしていく。靴下は着干しのかいあってサラサラに乾いていた。 パスタを食し、茹で湯を呑み残したラムに注ぎいれ湯割りにしてみる。それはもう二度と呑みたくない代物に仕上がり

弥山川遡行貳日目

弥山川遡行壹日目 弥山川遡行貳日目 日程:2013/12/21-2013/12/22(一泊二日) ルート:ビバークポイント - 仙人嵓テラス - 一の滝 - 釜滝 - 分岐 - 熊渡 コースタイム:4h 20min(休憩時間を含む) 距離:6,578km 累積標高:507m 天候:雪のち曇り 気温:?℃ 湿度:? 目的: 山上ヶ岳で山ガールとホワイトクリスマス的な出会い 単独行 外が明るくなってからかなりの時間をツェルトの中で過ごしていた。 それは間断なく吹付ける吹雪をやり過ごすためってのもあったし、レトルトカレーにきりたんぽを投入したものでユックリと身体を温めたかったってのもあったのだが、一番の理由は、ふやけた両の指十本を乾かしたかったからだ。それは昨夜の雪との格闘の結果だった。 夜遅くから外は猛吹雪となっていた。夜中に幾度となく雪に押され、目を覚ました。その度に足元の方へ小さく小さくなって行ったのだった。始めはツェルトに雪が吹溜り、押されているのだと思った。なんとかせなあかんな、と、ヘッデンを忘れてきたのでハンドライトを灯した。そこに浮かび上がった光景は驚愕的であった。フットプリントを忘れてきたせいか、張り方が悪かったせいか、猛烈な吹雪は底割れをこじ開け、ツェルトの中に雪を積もらせていたのだった。枕にしていたストーブ入れ、カトラリー入れは、既に埋没し姿を消していた。慌てて雪を掻き出しマットで塞ぐ。それでも残った雪はシュラフを湿らせ、濡れたままのインナーグローブはボクの指をふやかしていったのだった。 しかし、いつまでも籠っているわけにはいかない。ラジヲが11時を告げたのを機会に、撤収の用意を進めた。 この時点で計画は大幅に変更されていた。狼平での小屋泊。続いて栃尾辻小屋泊で天川川合に下りるという安全策だった。 一晩の休息で気力体力共にみなぎっている。前日より更に積雪を増した歩道でも難なく越えて行った。 ピークをいくつ越えたのだろう。テープをいくつ探し、いくつ迷ったのだろう。そして、ここを越えたら双門滝が見えるのではないか、って思った急坂が登り切れなかった。雪は腰を遥かに越していた。1m進むだけでも何度雪を掻かなければならなかっただろうか。何度キックを入れなければならなかっただろうか。何度息を調えただろうか。 こ

弥山川遡行壹日目

弥山川遡行壹日目 弥山川遡行貳日目 日程:2013/12/21-2013/12/22(一泊二日) ルート:熊渡 - 分岐 - 釜滝 - 一の滝 - ビバークポイント コースタイム:4h 55min(休憩時間を含む) 距離:6.411km 累積標高:981m 天候:雪のち吹雪 気温:?℃ 湿度:? 目的: 山上ヶ岳で山ガールとホワイトクリスマス的な出会い 単独行 前日はインドア麻雀部の忘年会。 マイんとこで一時間だけ仮眠し、家へ向った。未だ準備を済ませていなかったからだ。 シュラフを詰込み、ハイドレに水を注ぐ。ゲーターは何処だ。バラクラバは忘れずに、って感じで出発の時間まであっと言う間だった。 AKUに足を通す。足の裏にまたあの嫌な痺れが走った。紐を緩め、駅へ急いだ。その道程、いや待てよ、ツェルトは入れたか。記憶を辿った。踵を返す。さすがにそれを忘れる訳にはいかなかった。 ついでにこれも忘れていた文庫本も一冊投げ込む。靴もザンバランに履き替えた。 近鉄特急に乗込み、カツカツで一本遅れのバスに間に合う。 満員御礼のバス。乗客の9割は登山の装い。残りは洞川温泉へ向かうと思われる女の子達と、ひとりだけの地元民だった。これだけ居ればどれだけ積っていたとしても、単独ラッセル地獄は避けられそうだなと思って居たのに、天川川合で降りたのはボクひとりだけだった。 それでも道に刻まれた轍を辿りながら、車で乗り付けた、雪が降り積もったら動かずには居られないラッセルスキーが居る事を祈っていた。 熊渡に駐められた車は1台きり。そこからは一人分の足跡が続いている。入山届を出し、後を追いかけた。 そしてその足跡は虚しくも、ナメリ坂へと続いていたのだった。 ここからは真の単独行。雪煙漢独り旅の始まりだ。 純白の河原を抜けて行く。所々にテープは貼られているが、そんなもんを辿る必要はない。幅員10m以上はあるのだが、そこに流れは無い。伏流となっているのだろう。スキなところをお好きなように穢していける心地よさ。だが、そんなもんは100mも歩けば飽き始める。トコトン変わらぬ景色に益々飽いていった。 そんな惰性で進む行程を続けていると、一つの滝と出会った。これが釜滝であろう。丁度お昼を廻ったところなので、降りしきる雪を避けて、岩陰で

バイト登山

ルート:掬星台 - 天狗道 - 老婆谷東尾根 - 天狗道 - 学校林道 - 天狗道 - 掬星台 コースタイム:9h 00min(仕事時間を含む) 距離:?km 累積標高:?m 天候:晴れのち曇り 気温:?℃ 湿度:? 目的:測量 同行者:藪サくん 藪サくんの手伝いで山へ上った。 なんでも老婆谷で堰堤工事が始まるから測量するのだと云う。 そこで早朝三宮に集合し、車で掬星台まで上がったのだった。 三班に分かれ、ボクは藪サくんとペアを組む。GPSに延長棒、脚立を彼が持ち、ボクは三脚を携えた。重量は10kgを程々に超えたぐらいだろうか。さほど重たくはないが、その冷たさに手が痺れた。そう、今回もまたグローブを忘れてしまったのだった。昨晩、リュックの横に用意していたにも拘らずだ。そしてそのことに気付いたのは掬星台に着いてからのことだった。昨夜は酔っぱらていて今朝は寝ぼけていた。何処に仕舞ったのかスッカリ忘れていたグローブを、シッカリと探し出すところまでは偉かったのだが、何故それをリュックに詰め込まなかったのだろうか。朝慌しくそれらを詰込み、何かしらを忘れて出かけるのはいつものことだというのに、まったく懲りやしない。ボクってヤツは、まったくもって学習などしてやしない。 2等三角点を設置した時にマークしたと云うテープを目印に天狗道を離れた。 土木事務所の地図以外には載っていないそのルートは、意外なほどしっかりと踏み跡が付いていた。それでも藪漕ぎではないといった路で、急坂は足を滑らせ、低く張り出した梢に頭を打ちつけた。 しばらく歩むと、明かるく開けた広場があり、その片隅に石に囲まれた2等三角点がポツンと取り置かれたように姿を現したのだった。 その真上に三脚を据え置き、GPSを起動させた。 時は師走に差し掛かったというのに、日差しは暖かく、動いていなくてもさほど寒くもない。測量が終わるまでの2時間10分、凍えずに過ごせるのは幸運だったといえるだろう。 藪サくんと言葉を交わす内に、あっという間に時は流れ、次の三角点へ移動する時間となった。再び天狗道へ戻り、学校林道を目指した。 そこでの測量は2回。4時間20分+α。ガスストーブでドライ野菜を茹で上げ、カレーうどんを食す。更にそれの物足りなさ故か、コッヘルを少しでも綺麗にしておこうと云う気