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第9回 六甲縦走キャノンボールラン 一本目 その壹

日程:2013/10/26-2013/03/27(日帰り)
ルート:須磨浦公園前 - 妙法寺 - 鍋蓋山 - 天狗道 - 掬星台 - 一軒茶屋 - 東縦走路 - 宝塚ローソン - 東縦走路 - 一軒茶屋 - 掬星台 - 天狗道 - 菊水山 - 須磨浦公園前 - 妙法寺

コースタイム:一本目:8h 56min(休憩時間を含む)

距離:往路:?km
累積標高:?m
天候:曇りところにより雨
気温:?
湿度:?
目的:キャノンボールラン
仲間:440人くらい

「みっちゃんがイクッて言うなら、オレもイクけどどう?」
思い起こせばそれは、一本の電話から始まったのでした。

「ガイ部門」
それは、パワー部門を制覇した漢同士のバディにのみ許された過酷なレース。漢の中の漢、ナイスガイだけが出場できる時間無制限ガチンコ三本勝負。抜きつ抜かれつ汗が飛び交う漢達の祭典、六甲縦走キャノンボールランの頂点に立つそれこそが「ガイ部門」なのです。


華やかに彩られた七色のカラーは、栄光への虹の架け橋を意味しております。けっしてレインボーカラーなどという「ゲイ」の象徴ではございません。
バディを表す「B」の代わりに刻まれました「ゲ」の文字は、比類なきゲーマーで有りますところのナップが勝手に決めてしまったモノでございます。さしずめ私めが名付ける機会に恵まれましたら、こよなく愛する守宮の一文字を頂きまして「ゲ」を選んだ事でしょう。
そんな気の合う二人で有っても万事順調にコトが運んだわけではございません。まず二人とも仲良く風邪を引いております。それから昼食の待ち合わせに1分遅れるというミステイクもございました。これはひとえに、待ち合わせ場所を元町ではなく、三宮だと錯誤していたことが原因でした。それから、ナップがトイレに行っている間に電車に乗り遅れるというハプニングもございました。スタート前の写真を撮って頂こうと、周りにいらっしゃる方々に声を掛けようとした途端、スゥっと皆様方が去られた時には、何故、神は試練をお与えになるのだろうか?と青く成りましたが、弁当の配達の方を捕まえて事なきを得たのでございます。
なんやかんやで12時スタートの予定が20分ほどずれ込んではしまいましたが、1本目は8時間の予定でおります私たちにとって、何ら問題などございませんでした。

12:20
須磨浦公園前

「最初から出し惜しみせえへんで」
ナップはそう言い放つと、己がポールを両手で握り締め、軽快に苦難と快楽への階段をカケ昇ってイキます。私も負けてはいられません。続いてポールをヌキ出し、リズミカルに突き立てて行きます。
頂きにたどり着いたのはあっと言う間のことでした。
「二人きりだと自分のペースでイケるからラクやな」
それはそれは、体調の悪さとは裏腹に、なんとも快調な二人なのでした。

続く

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