ルート:金剛三昧院 - 大滝口女人堂跡 - 大滝集落 - 大股登山口 - 萱小屋跡 - 伯母子岳山頂 - 五百瀬集落 - 三十丁の水 - 三浦峠
日程:20131013-14(一泊二日)
コースタイム:10h 30min(休憩時間を含む)
伯母子岳:1,344m
三浦峠:1,080m
距離:37.252km
累積標高:2,595m
天候:晴れ
気温:?
湿度:?
目的:キャノンボールトレーニング
単独行
大阪で前泊し、始発で高野山を目指していた。
ケーブルは乗るかどうか決めていなかった。だから高野山駅で清算。そこから千手院橋までは歩くつもりだったのだが結局バスに乗ってしまう(¥280)。最短ルートはバス専用道なので、歩いて行くにはグルリと回らなければならなかったからだ。
バスを降り、公衆トイレの扉を開く。どうも朝から腹具合が悪い。仮眠ほどの睡眠時間に加え、サンドイッチとおにぎり二個とごぼう天なんて油っこいもんを午前4時からコーンスープなどで流し込んだせいかもしれない。なんて気張りながら思ったものだ。
千手院橋バス停 07:31
何ともゆっくりとしたスタートだったが、トイレ前の観光地図で小辺路の取付きを確認し、金剛三昧院へは迷う事無く無事着いた。
歩き始めて間も無く大滝口女人堂跡の看板を見かける。そこには熊出没注意のものもあった。それよりハチに注意が気になる。そしてそれ以上にスタンプ台の存在が気にかかったのだ。
スタンプ帳をひとつ貰い、スタンプを押す。小辺路には3箇所ポイントがあり、高野山周辺18箇所ほど回ると完成するのだと云う。その全てを回る気などさらさらないが、気が向いた時にそれをルートに組み込んでみるのも良いかもしれないとそれを見ながら思った。
大滝集落 08:48
斜面を下り、沢を越え、再び上った大滝集落がふたつ目のポイントだった。先ずはトイレに駆け込み用を足す 本日3回目のトイレ。どうも調子が悪い。民家に囲まれた東屋もどうも居心地が悪い。スタンプを押し、早々に民家の横を抜け、先を急ぐ。
再びトレイルに入り、すぐに龍神スカイラインに出た。エキゾーストノートが響き渡る舗装路をトボトボと3kmほど伝い、ようやくトレイルに戻った、と思う間も無く舗装路が現れる。
大股登山口 11:19
そんな事を繰り返すうちに、3箇所目のポイント大股登山口に辿りついた。自動販売機があるが、水もお茶も十分にある。トイレもあるが、腹の調子も良くなったようだ。
林道弓手原線のゆるりと上る。美しい川原樋川の流れと、斜面に張り付くように建ち並ぶ大股の集落の見下ろしながら進んだ。しかしどれだけ進もうと小辺路を示す看板はない。ボクの行く先を示す標識はどこまでもなかった。
そこでようやく地図を取り出す。なんてことはない。第3チェックポイントで橋を越え、大股集落へと入り、民家の脇を抜けての山道が正解だったってだけだ。
萱小屋跡 12:08
突然サイレンが鳴り響く。時刻はちょうど12時。昼を告げるサイレンだった。
山行計画書では12時には伯母子峠で昼食を摂っている予定だったのだが、腹具合や路迷いなどで上手いこと進んではいなかった。
萱小屋跡とあるから平場にはなっているのだろう。遅れているのだから行動食にしておこう。その場を目指しながらそう思っていた。
九十九折の曲り角を抜けると、立派な小屋が建っていた。中は人の気配で満ちている。周りに設えられた丸太製のベンチに腰を下ろし、柿ピーの袋を破った。
白い犬が駆け寄ってきて、ボクの臭いを嗅ぐ。茶色い犬が駆け寄ってきて、リードに阻まれ踵を返した。
ボクは小屋を眺めながら思う。それは最近建て直されたようで真新しく、素人が建てたようで素朴な味わいだった。おそらく、いま、小屋の中に滞在している一家がこつこつと少しずつ建てて行ったものなのだろう。
柿の種の欠片を流し込み、汚れた手を払う。汗冷えした身体に鞭を撃ち重たい腰を上げると、いつの間にかムスメさんが傍らにやってきていた。「おひとつどーぞ」と差し出された生チョコの滑りを舌で味わいながら、再び上り始めたのだった。
エンドレスリピート
日程:20131013-14(一泊二日)
コースタイム:10h 30min(休憩時間を含む)
伯母子岳:1,344m
三浦峠:1,080m
距離:37.252km
累積標高:2,595m
天候:晴れ
気温:?
湿度:?
目的:キャノンボールトレーニング
単独行
大阪で前泊し、始発で高野山を目指していた。
ケーブルは乗るかどうか決めていなかった。だから高野山駅で清算。そこから千手院橋までは歩くつもりだったのだが結局バスに乗ってしまう(¥280)。最短ルートはバス専用道なので、歩いて行くにはグルリと回らなければならなかったからだ。
バスを降り、公衆トイレの扉を開く。どうも朝から腹具合が悪い。仮眠ほどの睡眠時間に加え、サンドイッチとおにぎり二個とごぼう天なんて油っこいもんを午前4時からコーンスープなどで流し込んだせいかもしれない。なんて気張りながら思ったものだ。
千手院橋バス停 07:31
何ともゆっくりとしたスタートだったが、トイレ前の観光地図で小辺路の取付きを確認し、金剛三昧院へは迷う事無く無事着いた。
歩き始めて間も無く大滝口女人堂跡の看板を見かける。そこには熊出没注意のものもあった。それよりハチに注意が気になる。そしてそれ以上にスタンプ台の存在が気にかかったのだ。
スタンプ帳をひとつ貰い、スタンプを押す。小辺路には3箇所ポイントがあり、高野山周辺18箇所ほど回ると完成するのだと云う。その全てを回る気などさらさらないが、気が向いた時にそれをルートに組み込んでみるのも良いかもしれないとそれを見ながら思った。
大滝集落 08:48
斜面を下り、沢を越え、再び上った大滝集落がふたつ目のポイントだった。先ずはトイレに駆け込み用を足す 本日3回目のトイレ。どうも調子が悪い。民家に囲まれた東屋もどうも居心地が悪い。スタンプを押し、早々に民家の横を抜け、先を急ぐ。
再びトレイルに入り、すぐに龍神スカイラインに出た。エキゾーストノートが響き渡る舗装路をトボトボと3kmほど伝い、ようやくトレイルに戻った、と思う間も無く舗装路が現れる。
大股登山口 11:19
そんな事を繰り返すうちに、3箇所目のポイント大股登山口に辿りついた。自動販売機があるが、水もお茶も十分にある。トイレもあるが、腹の調子も良くなったようだ。
林道弓手原線のゆるりと上る。美しい川原樋川の流れと、斜面に張り付くように建ち並ぶ大股の集落の見下ろしながら進んだ。しかしどれだけ進もうと小辺路を示す看板はない。ボクの行く先を示す標識はどこまでもなかった。
そこでようやく地図を取り出す。なんてことはない。第3チェックポイントで橋を越え、大股集落へと入り、民家の脇を抜けての山道が正解だったってだけだ。
萱小屋跡 12:08
突然サイレンが鳴り響く。時刻はちょうど12時。昼を告げるサイレンだった。
山行計画書では12時には伯母子峠で昼食を摂っている予定だったのだが、腹具合や路迷いなどで上手いこと進んではいなかった。
萱小屋跡とあるから平場にはなっているのだろう。遅れているのだから行動食にしておこう。その場を目指しながらそう思っていた。
九十九折の曲り角を抜けると、立派な小屋が建っていた。中は人の気配で満ちている。周りに設えられた丸太製のベンチに腰を下ろし、柿ピーの袋を破った。
白い犬が駆け寄ってきて、ボクの臭いを嗅ぐ。茶色い犬が駆け寄ってきて、リードに阻まれ踵を返した。
ボクは小屋を眺めながら思う。それは最近建て直されたようで真新しく、素人が建てたようで素朴な味わいだった。おそらく、いま、小屋の中に滞在している一家がこつこつと少しずつ建てて行ったものなのだろう。
柿の種の欠片を流し込み、汚れた手を払う。汗冷えした身体に鞭を撃ち重たい腰を上げると、いつの間にかムスメさんが傍らにやってきていた。「おひとつどーぞ」と差し出された生チョコの滑りを舌で味わいながら、再び上り始めたのだった。
エンドレスリピート
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