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9月, 2013の投稿を表示しています

権現岳

八ヶ岳 権現岳 雲上の湯 ルート:天の河原 - 前三ツ頭 - 三ツ頭 - 権現岳 - キレット小屋 - 赤岳 - 三叉峰 - 硫黄岳小屋 - 硫黄岳 - 本沢温泉 コースタイム:10h 05min(休憩時間を含む) 前三ツ頭 2,364m 三ツ頭 2,580m 権現岳 2,715m 赤岳 2,899 m 硫黄岳 2,760m 日程20130815-16(二日目) 距離:?km 累積標高:?m 天候:晴れのち曇りところにより雷雨 気温:? 湿度:? 目的:日本最高処野天風呂 単独行 天の河原 04:30 「キュ―――――――ン、キュ―――――――ン」 遠くで、そして間近からも鹿の鳴声が響き渡る。時刻は二時半を回ったばかり。起き出すにはまだ早過ぎるが再び眠りに就くにはうるさ過ぎた。鹿の糞にまみれて寝た屋久島の夜も、比良で迎えた星降る夜も、ここまでうるさいことは無かった。 テントから顔を出し辺りをうかがう。あれほど近くから聞こえた声はピタリと途絶え、遥か遠くから微かに響くだけでそれもやがて止んだ。再び静寂に包まれ夜空を見上げる。黄昏時からの薄曇りは未だ変わらず漆黒の空をぼんやりとさせていた。 もうひと眠りひと眠りとシルナイロンのボトム故に下へ下へとずり落ちるペラッペラの銀マットを敷き直しモンベルの#7へ潜り込んだ。 次に目覚めたのは3時半を少しばかり過ぎた頃だった。 空は未だボンヤリとも明るくなく、夜が白むには幾ばくかの時間が必要だった。 ここではストーブの青白い炎だけが地上を照らす明かりだった。ストーブのジェット音だけが周囲のざわめきだった。 小淵沢で買った乾燥野沢菜をタップリとブチ込んだ豚骨ラーメンをすすり込む。 たっぷり500g。一回の使用量は数gに過ぎない。買う時は気にならなかったその野沢菜の重量が、その嵩高さが、山を登り始めた今となって妙に邪魔になっていた。 普段は薄明が始まるまで行動を開始することなどない。 それを今回に限ってし始めたのは、駐車場で朝を迎えた登山者に見咎められたくなかった事と、標高1500m程に於いても耐えられぬ程の日中のクソ暑さを少しでも避けたかったからだった。 それでも朝の弱いボクの準備は至ってノンビリとしたもので、バックパックを担ぎ八ヶ岳への一歩を踏み出す頃に

OSJおんたけスカイレース当日

ルート:王滝小中学校 - おんたけスキー場 - 田の原 - 御嶽山山頂 - 田の原 - おんたけスキー場 - 王滝小中学校 コースタイム:7h 15min(休憩時間を含む) 御嶽山:3,067m 日程20130825 距離:37km 累積標高:?m 天候:雨 気温:? 湿度:? 目的:朱印 敵:800人 0703 雨降りそぼつ中でのスタート。 大杉くんの駆け抜けていく姿を写真に収めて最後尾に回った。 しばらくはロード区間。街道沿いに並ぶ旅館から声援が送られる。 4kmくらい走るとフラットダート区間に入る。緩い上り下りをいくつかこなしていくといきなり渋滞に捕まった。 周りの囁きを漏れ聞くところによるとこの先に滝があり、そのこで往生しているのだろうという。 果たしてその先はシングルトラックとなり渋滞はさらに延び、滝の横を覚束ない足取りで飛石を渡る人たちが列を成していた。そしてその先からがいよいよトレイルといった趣となっていた。 0945(1200制限時間) 田の原通過 面白くないスキー場区間を越えると、ようやく田の原に着いた。 先ずここでひとつ目の朱印を頂く。里宮は早朝のため頂く事が出来なかったからここが一つ目となったのだった。もっとも里宮ではツーリングの時に頂いているのでそれほど重要視してはいなかった。 次は山頂ですか? と社務所の方に聞くと、遥拝所が70mほど行った所にあるという。 この木道が遥拝所への路だろうかと辿っては戻り辿っては戻りしながら到着した。 遥拝所を越えるとコースは再びトレイルらしさを取り戻す。 この辺りでトップ集団とすれ違った。大杉くんも3番手で駆け抜けて行く。 それにしても早すぎる。お鉢廻りは中止になったとしか思えない。朝には廻りますと言っていたのだが、天候が悪化したのだろう。案の定その後すれ違う人より中止を聞かされた。(上位グループはお鉢廻りをしてあのタイムだった) 1133 王滝頂上 レースでは下り優先のため、上りのペースは極めて遅い。もちろんハイカーが絡むことに依る方が多いのだが、皆極めて好意的である。 「頑張って下さいね」「もう少しですよ」路を譲りながら温かな声援が掛けられる。それは行者からも同様であった。 宗教、レジャー、ハイキング、トレラン。

OSJおんたけスカイレース前夜

「おんたけスカイレース」に申込むきっかけとなったのは大杉君のFBでの書込みを見たからで、申込む結果となったのは「青春18切符期」間内で、実際「ジョルダン」で調べてみると行けると分かったからだった。 前日 前日の受付にギリギリ間に合った。 本当は昼過ぎには到着して里宮に参拝しようと思っていたのだが、モンクからの帰りが遅くなってしまったので起きられなかったってのは言い訳かもしれない。 受付終了後にはパックに入ったツマミに発泡酒でウェルカムパーティーが始まった。 そして岡山から来ていた方から声を掛けられる。rolloutTシャツを着ていたからだ。話の中にキャノンボールが出てくる。前回のキャノンボールにもスピードでエントリーされていたそうだ。そして今回もスピード。前週に氷ノ山があるのでパワーは諦めたのだと言った。そしていつかは往復したいのですがと付け足した。 パーティーの後の競技説明は早々に切り上げ駐車場へ向かう。公園内は幕営禁止となっていたが、駐車場近辺には既に20張近く張られている。その一角にテントを張り早くくつろぎたかった。それには120cm程の棒が必要だった。八ヶ岳で一脚を失くしてしまったがために支柱となるべきものが無かった。それがなかなか見つからず、森林鉄道の廃線跡を辿り森の中へ分入った。最初に見付けた竹は、張る間もなく砕け散った。次に見付けた枝は最適とまでは云えないが、なんとか寝る空間を創るだけの用は成したのだった。 ストーブを灯し パスタを食しながら焼酎と酒を呑む。パーティーの料理に発泡酒は、乾杯の掛け声と共に無くなり、最寄の飲食店までは数km歩かなければならなかったからだ。 テントを叩く雨音で目が覚めた。このテントで雨にあうのは初めてのことだった。 いつかは耐水テストをしなければとは思っていたのだが、何もこんな時に降ることはないだろうと嘆く。 朝までには止んでくれよと祈るが無慈悲にもその雨は朝まで残った。 遭遇:大杉君 呑み:電車内 - ウェルカムパーティー - 駐車場

トゥエンティクロス終了のお知らせ

ルート:上野道取付 - 展望広場 - 掬星台 - 摩耶ビューテラス702 - 桜谷道 - 徳川道 - トゥエンティクロス - 新神戸 コースタイム:4h 55min(休憩時間を含む) 掬星台:692m 距離:?km 累積標高:?m 天候:雨一時豪雨 気温:? 湿度:? 目的:水遊び 単独行 「20+エライ事になっとうで」 シンちゃんからそう聞いたからには、そこに行かないわけにはいかなくなった。 何でも二十渉は、ここ連日のゲリラ豪雨により底なし沼と化しているそうだ。そして、そこで、クツを脱ぎ、膝まで砂に浸かり、腰まで沈み込んだところでようやく諦めて引返したという。 ナントカっていう動画(酔っ払っていたから何回も聞いたけど忘れた)で、底なし沼からの脱出方法を観ていたから大丈夫やったけど、知らんかったらホンマにヤバかった。先ず片脚を抜いて腹這に横たわり、腕を広げて沈み込まないようにしてもう片方の脚を引き抜くねん、なんて嬉々として語る。 それならボクはその先まで行ったろう、とその先までますます行かないわけにはいかなくなったのだった。 甲山へ走るというみんなとは別に二十渉を目指した。 始めは長峰から桜谷を抜け徳川から二十渉へ向おうと思っていたのだが、昨夜の2時過ぎまでの酒によるダルさと朝から降りそぼる雨に嫌気がさし、12時過ぎのスタートの上野道上りとなった。 「上りの報告と下山の報告は、ちゃんとしてや」の約束を守り、FBに入山届を上げた。 展望広場では早々に朝食兼昼飯となるガーリックトマトパスタを食す。 降り濡つ雨を避け、掬星台の702でビールを傾けながらFBに応える。そんな束の間の休息のうちに、雨脚は一際激しくなっていた。カウンターからソファーへ移り、ホットドッグにドリンクバーを追加した。そしてドッシリと腰を据え、宇宙兄弟を紐解いた。 もう帰ったろかなってのが正直本心だった。しかし、雨も小降りになった事だし、宇宙兄弟もアニメに忠実(アニメが漫画に忠実の間違い)でオモロかった事やし、気を取り直して、濡れそぼつ気にもなったわけだ。 雨の桜谷は、晴れの日よりもむしろ好ましかった。木に降り注ぐ雨が枝を伝い集まり、洞よりほとばしる様を眺めたり、路行くひとの歩みにより削り磨かれた窪みを、あたかもそこが滑床であるかのよう