■六甲山の落書きまたも 昨秋以降、登山道で急増
神戸市東灘区や芦屋市を中心に、六甲山の登山道で塗料による落書きが相次いでいる。これまでも赤い塗料が岩に塗られたことがあったが、昨秋ごろからは木そのものへの落書きが急増、50カ所以上で確認された。中には、分岐点に矢印が記され、従うと深い森に迷い込んでしまう悪質な事例もあるといい、環境保全活動に取り組む人らは「ハイカーの安全や六甲山の環境を守るために絶対にやめてほしい」と訴えている。
ガイド付きの登山ツアーなどを企画する「アウトドアプロダクト」代表の大釜一典さん(29)=神戸市東灘区=によると、落書きの数は把握しているだけでも50カ所以上に上る。
最近は腐った木や生木に緑の発光塗料を塗るケースが目立つ。岩への落書きは薬品を使って消すこともできるが、木の場合、切ってしまうか、劣化するまで待つしかないという。
六甲山は市街地から近く、初心者でも親しみやすいイメージがあるが、登山道から少し外れれば危険も多く、転落事故や遭難が後を絶たない。急増する発光塗料の落書きは暗くなると目立ち、大釜さんによると、塗料の矢印を頼りに歩き、道に迷ってしまった人もいたという。
落書きのある場所は国立公園に含まれ、環境省近畿地方環境事務所によると、自然公園法に違反し、罰金などが科せられる可能性がある。
大釜さんらは週に1、2回、夜間にパトロールをしているが、いたちごっこの状態が続く。春が近づくと、六甲山に登る人も増えるため、大釜さんは「ハイカーは、矢印のマーキングを見つけても従わない▽分からない道は歩かない▽地図を持つ‐などを徹底し、事故に遭わないようにしてほしい」と話している。
ソース
神戸市東灘区や芦屋市を中心に、六甲山の登山道で塗料による落書きが相次いでいる。これまでも赤い塗料が岩に塗られたことがあったが、昨秋ごろからは木そのものへの落書きが急増、50カ所以上で確認された。中には、分岐点に矢印が記され、従うと深い森に迷い込んでしまう悪質な事例もあるといい、環境保全活動に取り組む人らは「ハイカーの安全や六甲山の環境を守るために絶対にやめてほしい」と訴えている。
ガイド付きの登山ツアーなどを企画する「アウトドアプロダクト」代表の大釜一典さん(29)=神戸市東灘区=によると、落書きの数は把握しているだけでも50カ所以上に上る。
最近は腐った木や生木に緑の発光塗料を塗るケースが目立つ。岩への落書きは薬品を使って消すこともできるが、木の場合、切ってしまうか、劣化するまで待つしかないという。
六甲山は市街地から近く、初心者でも親しみやすいイメージがあるが、登山道から少し外れれば危険も多く、転落事故や遭難が後を絶たない。急増する発光塗料の落書きは暗くなると目立ち、大釜さんによると、塗料の矢印を頼りに歩き、道に迷ってしまった人もいたという。
落書きのある場所は国立公園に含まれ、環境省近畿地方環境事務所によると、自然公園法に違反し、罰金などが科せられる可能性がある。
大釜さんらは週に1、2回、夜間にパトロールをしているが、いたちごっこの状態が続く。春が近づくと、六甲山に登る人も増えるため、大釜さんは「ハイカーは、矢印のマーキングを見つけても従わない▽分からない道は歩かない▽地図を持つ‐などを徹底し、事故に遭わないようにしてほしい」と話している。
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