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6月, 2010の投稿を表示しています

くつした

ルート:住吉霊園 - 石切道 - 東六甲DW - 西おたふく山 - 住吉道 - 黒五谷 - 打越峠 - 横池 - 風吹岩 - 保久良神社 - 岡本八幡神社 コースタイム:3h 47min(休憩時間を含む) 西おたふく山:878m 距離:? 累積標高:? 天候:曇り 気温:? 湿度:? 目的:基礎トレーニング 単独行 人見知りな"くつしたちゃん"を母と姉が"出ておいで"と呼んでいるところです 遭遇:猫x3(アニキ、あにきのこ、くつした)、猪x2、うり坊x4、猫x2(保久良さん)

後日談の後日談

ひとつ気になっていることが有るんやけど、いいっすかね。 先日、旗振山横の杉林を歩いていると、妙な違和感を感じました。 まずは、 奥の細道 で使ったこの写真を見てください。 それから次に昼間の写真。 ちょっと分かりにくいと思いますので、フォトショってみました。 ね、無いはずのものが、写っています。 あれは、何なのでしょう? 仕込んでるやろ、と思われるでしょうが、何の加工もしておりません。 不思議です。

梅雨の風吹岩

ルート:日本山妙法寺南門 - 十文字山 - 水平道 - はぶ谷 - 風吹岩 - 旗振山 - 保久良神社 - 表参道 コースタイム:1h 52min(休憩時間を含む) 風吹岩:447m 距離:? 累積標高:? 天候:曇り時時雨 気温:24℃ 湿度:? 目的:基礎トレーニング 単独行 梅雨入りしてしまい、運動不足の毎日です。 こんなんではアカン、とトレーニングに出かけました。とはいっても、風吹岩までですので、ほんのお散歩程度ですが。 雨が降りそぶる中、まさか居やしないだろう、と思いつつも訪れた風吹岩。案の定、居やしませんが、一応呼びかけてみました。その途端に駆け寄ってくるはアニキさん。その後を怖ず怖ず続くあにきのこちゃん。 アニキさんは、少しばかりカリカリを囓ると、いつもの甘えた声とは違う優しげな声を茂みに向けて囁きました。その声に応え、歩み出てくる一匹の仔猫。真っ白な足元が可愛いキジトラ猫の赤ちゃんです。最近胸が張っていたのは、この子が居たからなのですね。 遭遇:猫x3(アニキ、あにきのこ、くつした)

読書の春

ルート:関電新神戸変電所 - 高羽道 - 六甲ケーブル下駅 - 鶴甲 - 一王山 - 十善寺 コースタイム:2h 33min(休憩時間を含む) 距離:? 累積標高:? 天候:晴れ 気温:? 湿度:? 目的:読書 単独行 読書に良い時期です ホンマは呑み会までの時間潰しです

石鎚山(弥山)

ルート:西之川登山口-石鎚神社成就社-八丁-前社森-夜明峠-鎖場-石鎚神社山頂社-夜明峠-前社森-八丁-石鎚神社成就社-西之川登山口 コースタイム:上り3h 02min 下り2h 34min(休憩時間を含む) 距離:? 累積標高:? 天候:晴れ 気温:? 湿度:? 目的:朱印 単独行 時刻は既に午後十時を廻っていた。 この先には石鎚山以外何もない山道。そこへ向かうロープウェイ乗り場の近くには幾つかの宿が点在するものの、まるで人の気配を感じない。そこは、その宿全てが最早廃墟なのではないか、と思わせるほどの寂れ具合であった。もちろん宿を使う気などさらさら無いので廃墟であったとしても一向に構いやしないのだが。 暗闇の中、ヘッドライトを頼りにテントを張るのに丁度良さそうな空地を探す。しかし、どうもしっくりと来る場所が見つからなかった。 "駐車禁止、但し二輪車を除く"の看板だけが取り敢えずはバイクを駐めることだけは出来ると安堵感を与えてくれただけであった。 仕方なく更に奥へと進んで行く。ここから4、5km程戻った処に工事中の脇道があった。最悪そこをキャンプ地とすればいいと思えばこそ、それ程焦らずとも空き地を吟味することが出来たのだった。 やがてひとつの集落がライトに浮かび上がる。ここもまるで人気が無く、廃村特有のジメッとした静けさに取り巻かれていた。ただそこには、二気筒から響く少し低いノートだけが木霊していだけだった。 無粋なエンジン音を消すと静寂が訪れた。しかし、それは一瞬の出来事でしかなかった。マフラーが奏でるピッチカートのようなチンチンとつま弾く響きを待ちわびていたかのように、虫たちの合唱が始まったからだった。 その伴奏に併せ、こちらに向かって走りくるふたつの影が浮かび上がる。喉を鳴らしながら駆け寄るその姿、野犬!?と思わず身構えるが、襲いかかってくる様子は見られない。シッポを振り振り荒く息を弾ませ、一定の距離を保ち、それ以上近寄ってこようとはしない。飼い犬なのだろうか。そのコらは構って欲しそうに辺りを彷徨くが、こっちは明日のため一刻でも早く身体を休めたかった。その面倒くさそうな視線を悟ったのか、やがて諦めたかのように奥の方へと駆け戻っていった。 一軒の廃屋の横に丁度良さそうな空間を見付け、バイクを滑り込ませる。その直ぐ横には、今時あまり見かけなくな

六甲アルプス

ルート:渦森台 - 天狗岩南尾根 - 天狗岩 - 神戸ゴルフ倶楽部 - 西六甲DW - シュラインロード - ノースロード - 藪漕ぎ - 地獄谷 - ノースロード - サウスロード - アゴニー坂 - 上野道 コースタイム:4h 12min(休憩時間を含む) 距離:? 累積標高:? 天候:晴れ 気温:? 湿度:? 目的: 六甲アルプス 単独行 迷いました。辿り着けませんでした。 以前、地獄谷から道なき崖をよじ登り、六甲アルプスへと無理矢理、行ったことがあります。 その帰りに、容易に辿り着けるルートを見付けていたのです。が、それは何処だったのでしょうか? たしか、シュラインロードから入ったような気がするのですが?

有馬温泉ツアーその弐

ルート:高座ノ滝-中央稜(芦屋ロックガーデン) - 風吹岩 - 住吉道 - 最高峰 -魚屋道-有馬稲荷 コースタイム:3h 57min(休憩時間を含む) 六甲山最高峰:931.25m 距離:? 累積標高:? 天候:晴れ 気温:?℃ 湿度:? 目的:ガイド 同行者:ケンイチ、ルミ、サチ、バスガイドのコ "山に連れて行ってください" そんなメールが入りましたので、六甲山へと連れて行きました。 それは在り来たりのルートではありますが、皆、猫好きなので、ロックガーデンから風吹岩を選びました。 そこからは、様子を見ながら最高峰、そして、有馬温泉へと御案内。 湯浴み後は、当然、ビールです。 風吹岩では久しぶりに、こちゃじちゃん?とも会えましたし、有馬稲荷さんでは、これまた久しぶりにワンコ達とモフモフしましたので、個人的にも大満足の一日でした。 遭遇:猫x1 こちゃじちゃん?

後日談

ルート:岡本八幡神社 - 保久良神社 - 風吹岩 - 保久良神社 - 岡本八幡神社 コースタイム:1h 23min(休憩時間を含む) 風吹岩:447m 距離:? 累積標高:? 天候:晴れ 気温:?℃ 湿度:? 目的:写真撮影 単独行 奥の細道 と 主に感謝 用の写真を撮るために、再び上がりました。 レイの杉の木立の路へと向かう途中、斜面を駆け下りていく一匹の獣が居りました。その後ろ姿は疑いようもない程にタヌキでした。まさか、化かされた、なんてオチではないでしょうね。 遭遇:タヌキx1

主に感謝

ルート:岡本八幡神社 - 保久良神社 - 風吹岩 - 保久良神社 - 岡本八幡神社 コースタイム:1h 15min(休憩時間を含む) 風吹岩:447m 距離:? 累積標高:? 天候:晴れ 気温:13℃ 湿度:? 目的:晩酌 単独行 「フヒッ?」 思わずキモい声が漏れました。瞬時に全身の毛穴が開きました。そこからなにやらドロッとしたものが溢れ出しました。 それは、振り返ったその先には、ただただ差し伸べられたボクの右手しかなかったからでした。その何かを包み込むかのように丸められた指先から、スロー再生されたかのように、ゆっくりとゆっくりとひとつぶの雫が滴り落ちるだけでした。 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」 いつの間にか駆けだしていました。ただただ、そこから逃げ出したかったのでした。 「う゛もおぉぉぉぉぉぉぉぁぁぁぁぁぁぁぁっ」 再現ドラマであれば、無駄にスローモーションが掛けられた、そんな間の抜けたくぐもった声になっている場面です。しかし残念ながら、これはTVの中の出来事ではないのでした。 一刻も早く、街中の灯りの下に戻りたい、そう気持ちだけは急き、その足取りは蜂蜜の海を漕ぐかのように感じられました。そして、足はもつれ、浮石を踏み、体勢を崩しました。 強かに打ち付けた尻から脳天へと抜けるように痛みが走ります。とっさに出した右手は泥にまみれ、うっすらと血が滲んでいました。そしてその脈動する焼け付くような痛みこそが、ボクを現実へと引き戻してくれたのでした。 えんやこらせ、と呟きます。どっこいせ、と立ち上がりました。もう、震えは止まっていました。右手の疼きが、さきほどまでの触感を上書きしていました。 アレは何だったのだろうか?アルコールによって増幅された恐怖心の投影?それとも、自分の存在を知らしめたいだけの人成らざるモノ?なんて妄想を膨らませながら、一歩ずつ、しっかりと街を目指し、下り始めたのです。 眼下に拡がる神戸の灯りとその先に拡がる大阪湾へと真っ直ぐに向かう路。LEDに照らし出された平面的でありながら急な階段。二度とあんな痛みを味わうのはゴメンだ、と、ゆっくりと、一歩ずつ、下り続けたのです。 保久良さんへと曲がるカーブ。そちらへと灯りを向けると、ひとつの影を浮かび上がらせました。その影は、その青白い光りを受けた途端、踵を返し、下り始めていったのでした。突然の歌声と共に、で

奥の細道

ルート:岡本八幡神社 - 保久良神社 - 風吹岩 - 保久良神社 - 岡本八幡神社 コースタイム:1h 15min(休憩時間を含む) 風吹岩:447m 距離:? 累積標高:? 天候:晴れ 気温:13℃ 湿度:? 目的:晩酌 単独行 「それなら、一緒に下りましょう」 右手を差し出し、立ち上がるように促しました。 「すみません」 ためらいがちに伸ばされた手を、強く握り返しました。 LEDの光りに青白く浮かび上がる横顔。憂いを感じさせる切れ長な瞳に、スッと通った鼻筋。薄く整った口角には、疲労の程が滲み出ておりました。年の頃は20代半ば。往っても30は越えていないだろうと云うところでしょうか。 「暗くなってきたので急いだのですが、急に辺りが見えなくなってしまって」 誰かに言い訳するようにそんな言葉を口にします。 「大丈夫ですよ、大丈夫」 誰に聞かせるともなく、ボクも呟きました。 行き掛かり上、繋いだ手をそのままに山を下っていきました。そこは漆黒の山中とはいえ、歩き慣れた路。日も高い最中と変わらぬ足取りで辿ることが出来ます。 しかし時たま訪れる抵抗は、歩みが速いと非難されているようで、その度に歩調を落としました。 そんなことが切っ掛けで、「歩くの速い」とか、「ちょっとまって」などと、かつて付き合ってきた女の子たちに注意されたことを思い出したりもしていました。そんな甘酸っぱい思い出を、胸一杯拡げている内に、ボクの妄想癖もそれに付随する失敗をものともせずに、繰り広げられていくのでした。 夕日が照らす人気のない砂浜。低く落ちてきた太陽は、波に洗われ滑らかに整えられた砂浜に、長く続いていくふたつの影を刻み込んでいました。 「キミのこと、真剣に口説いても良いかな?」 言葉無く頷く影に、ふたつの影はやがてひとつに。。 そんなシチュエーションであれば、こんなベタな口説き文句のひとつでも耳元で囁いてみたりもするのですが、今はそんな時と場合ではありません。 取り敢えずは無事に彼女を山の麓まで送り届けなければならないのです。 理性ではそう思い込もうとしながらも、ボクのヨゴレと呼ばれる大部分な処で勝手な妄想を次次に繰り広げながら、しっかりと繋がれた手と手にはじんわりと汗がにじみ始めていくのでした。そしてその湿り気を感じられたらイヤだな、と、意識すればするほど、その接合された部位に、男女が触れ合うと

夜の風吹岩

ルート:岡本八幡神社 - 保久良神社 - 風吹岩 - 保久良神社 - 岡本八幡神社 コースタイム:1h 15min(休憩時間を含む) 風吹岩:447m 距離:? 累積標高:? 天候:晴れ 気温:13℃ 湿度:? 目的:晩酌 単独行 ちょっくら晩酌にでも付き合って貰いましょうか、と、茹でイカを仕入れて、夜の風吹岩へと向かいました。 日没から時間も経ち、薄暗くなった登山道。ヘッデンの青白い明かりだけを頼りに登っていきます。昼間に於いては、ほんの散歩道くらいのハイキングルートであっても、夜ともなるとその姿をがらりと変えていました。 そこでは、自らが創り出す影に驚き、笹のざわめきに明かりを向け、何やつ!と思ってみたり、フゴッと鼻を鳴らされたその響きに、曲者じゃ!と脅えたりしてしまいます。 そしてようやく辿り着いた風吹岩には、猫の姿は全くありませんでした。 そこで、ひとしきり呼びかけてみますが、全く反応がありません。せっかく奮発してやったのにバカなヤツめ、と苦苦しく思いながらひとり酒を決め込みます。 どう、と山が震え、冷たい風が身体を叩きます。流石に晩は冷えるな、などとひとりごち、早早に切り上げる事にして、また来た路を引き返しました。 夜の山は更に闇を深め、より一層、寒寒とした青白い姿を浮き上がらせていました。そして旗振山との分岐を過ぎた頃、その青白い明かりが照らす先に、ひとつの人影を見付けたのでした。それは行きしには全く気づかずにいたものでした。 道端の切り株に腰を下ろし、膝を抱えたその姿。モンベルらしき蛍光色のジャケットに、下はまっさらなインディゴブルー。深く被ったキャップからは、その顔を伺うことは出来ません。 「大丈夫ですか?道に迷ったのですか?」そう声を掛けると、俯いた顔を上げ、「そうなんです」と、はにかみながら返事を返してきました。 そんな冗談を返せるようなら大丈夫だ、その時のボクは、そう思っていたのでした。 長くなったので、 続く?