ルート:摩耶ケーブル下駅 - 上野道 - 天上寺仁王門 - 上野道 - 摩耶ケーブル下駅
コースタイム:1h 14min(休憩時間を含む)
距離:?
累積標高:?
天候:晴れ
気温:?
湿度:?
目的:読書
単独行
「最近、夏目漱石を読んでんねん」
会話の途切れに、ユキがそう言った。
漱石と云えば知らない人は居ないほどの大御所なワケだが、きちんと何かを読んでみた事などなかったな、などと思い出していた。
"吾輩は猫である。名前はまだ無い。"
その有名すぎる名を聞いても、処女作であるモノの出だしのフレーズくらいしか思い浮かばないでいた。
「何がお勧めなん?」
ふと、読んでみようか、などという心持ちとなって尋ねてみた。
「"こころ"やね」
"こころ"か。
確か漱石三部作の一番最後。"三四郎"、"それから"に続く作品だったよな、などと思いながら古本屋で買い求めた。
まずは"こころ"。その後"それから"を見付けたのだが、"三四郎"は見付けることが出来ないでいた。
まぁ、良い。それならそれで"それから"から読んでいこう、と山に登り、酒を喰らい、トイレで気張り、などしながら読み始めたワケだが、三分の一ほど読み終わった頃に、実は三部作の最後は"こころ"ではなく、"門"であることを知った。
しかし、そんなことは、もう、どうでも良い。取り敢えずは"それから"を読み終えてしまおう、と摩耶さんのベンチにて頁を繰る。それも、未だ面白さが分からぬままに。
コースタイム:1h 14min(休憩時間を含む)
距離:?
累積標高:?
天候:晴れ
気温:?
湿度:?
目的:読書
単独行
「最近、夏目漱石を読んでんねん」
会話の途切れに、ユキがそう言った。
漱石と云えば知らない人は居ないほどの大御所なワケだが、きちんと何かを読んでみた事などなかったな、などと思い出していた。
"吾輩は猫である。名前はまだ無い。"
その有名すぎる名を聞いても、処女作であるモノの出だしのフレーズくらいしか思い浮かばないでいた。
「何がお勧めなん?」
ふと、読んでみようか、などという心持ちとなって尋ねてみた。
「"こころ"やね」
"こころ"か。
確か漱石三部作の一番最後。"三四郎"、"それから"に続く作品だったよな、などと思いながら古本屋で買い求めた。
まずは"こころ"。その後"それから"を見付けたのだが、"三四郎"は見付けることが出来ないでいた。
まぁ、良い。それならそれで"それから"から読んでいこう、と山に登り、酒を喰らい、トイレで気張り、などしながら読み始めたワケだが、三分の一ほど読み終わった頃に、実は三部作の最後は"こころ"ではなく、"門"であることを知った。
しかし、そんなことは、もう、どうでも良い。取り敢えずは"それから"を読み終えてしまおう、と摩耶さんのベンチにて頁を繰る。それも、未だ面白さが分からぬままに。
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