PENTAX K-1 smc PENTAX 50mmF1.2
その日はヨーコさんの誕生日だった。だから誕生祝にBBQをする日だ。
彼女と逢うのは二年ぶりのことだった。たぶん狼平の避難小屋で出逢って以来のことだろう。
日頃SNSで行動を公開したり観測したりしているから、コメントを送られたり送り返したりしていたから、そんな月日を経ているなんて思いもしなかったけど、それだけの年月が経っていたのだった。
あいにくボクはその日は仕事があったので、あとから合流することになった。
あいにくボクは、みんなが逢山峡で沢遊びをする様子を、百丈岩にハイキングする様子を、その他もろもろを、SNSで観測しながら仕事をするはめになっていた。
鎌倉峡を訪れるのは何年ぶりだろう。
あれは労山の櫓を使っての検証会というか、最近起った遭難事故の警鐘会とか云う類のものだった。
そこで学んだ危険性よりも、あの日そのあとの道場駅前のとある店の二階での飲み会のほうが記憶に確かなのが、ほとほとボクの救いようのなさを如実に表していたのだが。
鎌倉峡までの道はボクの記憶とは大きくかけ離れていた。
それは新名神が建設されたからだろうということは考えるまでもなく明かで、それこそ駅から近いとはいえ山深さを感じさせるその姿はなにも残すこともなくなくなっていたことも確かで、なんとなく気が重いみちのりを歩いているというのも現だった。
鎌倉峡は想像以上のヒトデだった。ほぼ満員だったとも云っていい。
その喧騒のなかで見つけられるのか、とも思ったが、あっさりと見つかった。一番奥のサイトを独り占めていて、独り占めと云うのは言葉のあやであって、実際はそこにいたのは独りではなく、三人で三人占めていて、宴もたけなわだっだ。
そしてその場に訪れたのは遅すぎで、もはや一本締めで占められたあとだった。そこにいたのは三人だったから三本締めだったかもしれない。
そんなこんなで、川原で寝ているヨーコさんに出迎えられたのだ。BBQも閉められていたのだった。
焚火を囲み酒を飲みながら山を語る。今回は主に奥駆道のことについて。
いろいろあったが、100名山である八経ヶ岳よりも、200名山であるところの釈迦ヶ岳のほうが素晴らしいと云うことで、満場一致で決まる。
そもそもヨーコさんと出逢ったのは、奥駆縦走のときだった。奥駆縦走中に女人禁制の山上ヶ岳を避けて洞川に下りて弥山川を登り返し狼平の避難小屋に泊まったヨーコさんと、悪天候かとあきらめて、どこかの山に登るのもなあ、と、避難小屋にひきこもり読書と飲酒の怠惰な日々を過ごそうと思っていたボクとの偶然の出逢いだった。
水色に蓄光印刷のキャノンボールTシャツを着ていた彼女に声を掛けた、同じく水色に蓄光印刷のキャノンボールTシャツを着たボクとの出逢いにより知り合ったふたりだった。
日程:2018/07/21(日帰り)
ルート:JR道場 - 鎌倉峡 - JR道場
コースタイム: ?h.?min
地形図:武田尾
距離:?km
累積標高:?m
天候:晴れ
気温:?℃
湿度:?%
目的:焚火
単独行
JR宝塚 - JR道場 ¥240×2
その日はヨーコさんの誕生日だった。だから誕生祝にBBQをする日だ。
彼女と逢うのは二年ぶりのことだった。たぶん狼平の避難小屋で出逢って以来のことだろう。
日頃SNSで行動を公開したり観測したりしているから、コメントを送られたり送り返したりしていたから、そんな月日を経ているなんて思いもしなかったけど、それだけの年月が経っていたのだった。
あいにくボクはその日は仕事があったので、あとから合流することになった。
あいにくボクは、みんなが逢山峡で沢遊びをする様子を、百丈岩にハイキングする様子を、その他もろもろを、SNSで観測しながら仕事をするはめになっていた。
鎌倉峡を訪れるのは何年ぶりだろう。
あれは労山の櫓を使っての検証会というか、最近起った遭難事故の警鐘会とか云う類のものだった。
そこで学んだ危険性よりも、あの日そのあとの道場駅前のとある店の二階での飲み会のほうが記憶に確かなのが、ほとほとボクの救いようのなさを如実に表していたのだが。
鎌倉峡までの道はボクの記憶とは大きくかけ離れていた。
それは新名神が建設されたからだろうということは考えるまでもなく明かで、それこそ駅から近いとはいえ山深さを感じさせるその姿はなにも残すこともなくなくなっていたことも確かで、なんとなく気が重いみちのりを歩いているというのも現だった。
鎌倉峡は想像以上のヒトデだった。ほぼ満員だったとも云っていい。
その喧騒のなかで見つけられるのか、とも思ったが、あっさりと見つかった。一番奥のサイトを独り占めていて、独り占めと云うのは言葉のあやであって、実際はそこにいたのは独りではなく、三人で三人占めていて、宴もたけなわだっだ。
そしてその場に訪れたのは遅すぎで、もはや一本締めで占められたあとだった。そこにいたのは三人だったから三本締めだったかもしれない。
そんなこんなで、川原で寝ているヨーコさんに出迎えられたのだ。BBQも閉められていたのだった。
焚火を囲み酒を飲みながら山を語る。今回は主に奥駆道のことについて。
いろいろあったが、100名山である八経ヶ岳よりも、200名山であるところの釈迦ヶ岳のほうが素晴らしいと云うことで、満場一致で決まる。
そもそもヨーコさんと出逢ったのは、奥駆縦走のときだった。奥駆縦走中に女人禁制の山上ヶ岳を避けて洞川に下りて弥山川を登り返し狼平の避難小屋に泊まったヨーコさんと、悪天候かとあきらめて、どこかの山に登るのもなあ、と、避難小屋にひきこもり読書と飲酒の怠惰な日々を過ごそうと思っていたボクとの偶然の出逢いだった。
水色に蓄光印刷のキャノンボールTシャツを着ていた彼女に声を掛けた、同じく水色に蓄光印刷のキャノンボールTシャツを着たボクとの出逢いにより知り合ったふたりだった。
日程:2018/07/21(日帰り)
ルート:JR道場 - 鎌倉峡 - JR道場
コースタイム: ?h.?min
地形図:武田尾
距離:?km
累積標高:?m
天候:晴れ
気温:?℃
湿度:?%
目的:焚火
単独行
JR宝塚 - JR道場 ¥240×2
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