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岩湧山のススキ 2017年11月01-02日

FUJIFILM X-E1 Leica Elmar 50mm F2.8

堺でライブを観たついでに…

南海電車の人身事故で、三国ヶ丘に足止めされていた。
さっさと紀見峠に向かっていればよかったのに、夕暮れ時の風景を撮れればいいやって思っていたから、ダラダラと時間を潰していた。
紀見峠から岩湧山山頂まで一時間ほどだったよなあ。それなら午後二時過ぎに出れば十分だろうと思っていた。

結局、紀見峠に着いたのは午後五時にも近い頃。
運行再開を待つ間に今夜の晩酌である麦焼酎200mlを飲み干してしまっていたので、駅前の自販機でビールと第三のビール合計1000mlを買い求めた。

紀見峠の登山口の案内によると岩湧山まで7km。全然一時間で行ける距離ではない。
日も暮れかけている。ヘッデンを忘れてきた。タブレットの明りで凌ごう。マットを忘れてきた。大丈夫、100均で銀シートとエアパッキンを買ってきた。OMDのバッテリーが切れる寸前だが、予備を忘れてきた。LeicaDⅢ(銀塩)とX-E1+Elmar50/2.8はあるが、オールドレンズだから目一杯絞ってもすぐフレアが出てぼんやりした絵になってしまう。星景写真を撮ろうと持ってきた三脚も、ただのお荷物にしかなりそうもなかった。

倒木を跨ぎ、崩落箇所を避けた。関電の鉄塔の下を調べ、ここも候補に入れておこうと先へと進む。もう少し夜空を眺められる処で一夜を過ごしたかった。

登山口近くに建物があって、その横の階段を上るのが取付きだったと記憶していたのだが、その建物は登山道を20分以上歩いた先に在った。そうそう、この階段を上ると林道があってその途中に広場があったんだよなって思い出すが、そこに林道はなく、したがって広場もあろうはずもなかった。
ボクの記憶力なんて所詮そんなものだった。

日没の時刻はとうに過ぎている。月齢は満月に近いが、木立に遮られその明りは足元を照らすものではなかった。

ボ谷ノ池近くのベンチ前に開けた場所があった。星空は全く見えないが、最早これ以上ヘッデン無しで進むのには限界だった。タブレットのバッテリーにも限界がある。
このタイミングでこのテン場を見付けられたことは、まさに天の配剤だとしか思えなかった。

FUJIFILM X-E1 Leica Elmar 50mm F2.8

FUJIFILM X-E1 Leica Elmar 50mm F2.8

FUJIFILM X-E1 Leica Elmar 50mm F2.8

FUJIFILM X-E1 Leica Elmar 50mm F2.8

FUJIFILM X-E1 Leica Elmar 50mm F2.8

FUJIFILM X-E1 Leica Elmar 50mm F2.8

FUJIFILM X-E1 Leica Elmar 50mm F2.8

日程:2017/11/01-02(1泊2日)
ルート:紀見峠1710 - ボ谷ノ池側テン場1737
ボ谷ノ池側テン場0614 - 岩湧山三合目0649 - 根古峰0701 - 東阿弥陀山0720 - 五ツ辻0736 - きゅうざかの道分岐0751 - 岩湧山山頂0806 - 岩湧山滝畑登山口0912
コースタイム: 3h.25min.(休憩時間を含む宿泊時間含まず)
岩湧山 897.7m
東阿弥陀山 845m

地形図:岩湧山
距離:?km
累積標高:?m
天候:晴れ
気温:?
湿度:?
目的:ススキ
単独行

いわわきの道、ぎょうじゃの道 通行禁止
河内長野かつらぎ線(滝畑日野間) 通行止(コミュニティーバス迂回路にて運行)

にんにくラーメン 一力★★★★
西口酒店★★★★
チンタ★★★★
モンク★★★★

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