スキップしてメイン コンテンツに移動

東洋のマチュピチュ 別子銅山 2017年04月19日

OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

何年も前から行きたいと思っていたのに、何も本質的な所を調べていなかったマチュピチュへの旅。

アプローチまでの交通手段だけ確認し、何やらダムの辺りから登れるようだ、とか、峠を越えた先のダムの辺りからも登れるようだ、くらいしか調べていなかった。
計画は、計画というのもおこがましいが、ダムの辺りから登って東平辺りを巡って銅山越へ。そこから西赤石山のピークを踏みに行って、そのまま引き返す予定だった。


ジャンボフェリーは予定通り5:15に高松港へ接岸。無料バスでJR高松駅まで移動し、駅前のうどん屋で朝食を摂る。新居浜駅のコンビニとパン屋で昼食と飲料水を仕入れた。

別子山地域バスの乗客はボクひとり。登山者らしき格好の人がいればその人に付いていけばいいや、と思っていたけど、結局それらしき人は誰も来なかった。

「どちらまで行かれます?」
「西赤石山登山口まで行きたいんですけど…」

バス停に書かれていた通り、前払いの400円を差しだす。

「山の事はようわからんけど、***か、####だな」
「鉱山跡を観て登りたいんですけど…」
「じゃあ***だ」

どこに連れて行かれるのか分らないが、とにかく登山口の辺りまでは行けそうだった。


乗車定員9名のワゴン車は、案内図のひとつでも置いているだろうと思った「マイントピア別子」のロータリーをぐるりとまわり、登山口の標識もないダムの辺りを走り抜け、先に訪れようと思っていた「東洋のマチュピチュ 東平」入口の看板を通過した。
ああ、峠を越えた先のダムの辺りの登山口に連れて行かれるのか。それもいいかもしれないな、なんて嘯いてみたのは、バスは西赤石山の尾根とは違う深い渓谷を挟んだ道を延々と登り続けていたのと、運転手が山の事をよく知らないから他の山への登山口へ案内されるかも知れない事への不安からだった。


トンネルを抜けるとダム湖の左岸を走っていた。それはボクが望む尾根の側だった。

「2時に居なかったら通過しますから」
運転手に念押しされ、日浦でバスを降りた。

駐車場には数台の車。身支度を整えた登山者。
外れにはトイレが据えられ、ルートを案内する看板が立てられていた。

紛うことなき西赤石山への登山口であった。

OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

小足谷接待館
OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

小足谷疎水道
OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

沈殿工場
OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

ダイヤモンド水
OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

第一通洞南口
OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

東延斜坑
OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

歓喜坑
OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

銅山越
OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

銅山峰ヒュッテ
OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

東平変電所
OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

東平
OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

鹿森ダム
OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH


西赤石山登頂を諦めたのは、下灘の夕日を撮りたかったから。

マイントピア別子14:35発のバスに乗込めば新居浜駅に14:55に着く。
15:00発の新居浜松山特急バスに乗れれば、松山駅発16:52の電車に間に合うかも知れなかった。
そうすれば18:03に下灘に着く。
松山の日没時間は18:44。
なんともいい感じではないか。

しかし、乗れなかった。
なぜなら、15:00発の新居浜松山特急バスが4月1日より廃止されていたから。
それ以前に乗れていたとしても2時間10分かかるから間に合っていない。

14:00前にはマイントピア別子に着いていた。
14:05発のせとうちバスに乗れていたのだ。
それなら14:30発の新居浜松山特急バスに乗れていた。
そうすれば電車にも間に合っていた。
土産物売場をひやかしてさえいなければ、下灘で夕日を迎えられたのだ。

まあいいか、猫に逢えたから。

OM-D E-M1 LUMIX G 14/2.5 ASPH

OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 Ⅱ

OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 Ⅱ

OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 Ⅱ

OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 Ⅱ

OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 Ⅱ

OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 Ⅱ

OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 Ⅱ

OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 Ⅱ

OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 Ⅱ

OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 Ⅱ

ドキンちゃん
OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 Ⅱ

日程:2017/04/19(日帰り)
ルート:日浦登山口1004 - 接待館跡1018 - 小足谷疏水道1030 - ダイヤモンド水1050 - 東延斜坑1116 - 歓喜坑1141 - 銅山越1154 - 銅山峰ヒュッテ1209 - 第三通洞1238 - 東平1246 - 東平登山口1343

コースタイム: 3h 39min(休憩時間を含む)
銅山越:1,294m
距離:?km
累積標高:?m
天候:晴れ
気温:?
湿度:?
目的:廃墟巡り
単独行

ジャンボフェリー 神戸港01:00 - 高松港05:15 ¥2,290
無料送迎バス 高松港 - JR高松駅
JR高松駅06:13 - JR新居浜駅08:46 ¥2,100
別子山地域バス 新居浜駅09:06 - 日浦10:00 ¥400
別子山地域バス マイントピア別子14:35 - 新居浜駅14:55 ¥400
せとうちバス 新居浜駅15:30 - 大街道(松山)17:30 ¥1,540
松山空港リムジンバス JR松山駅18:35 - 松山空港18:50 ¥310
peach 松山空港20:35 - 関西空港21:25 ¥1,555

ダムカード:鹿森ダム

青島海運 長浜-青島(往復) ¥1,360

コメント

このブログの人気の投稿

トゥエンティクロス終了のお知らせ

ルート:上野道取付 - 展望広場 - 掬星台 - 摩耶ビューテラス702 - 桜谷道 - 徳川道 - トゥエンティクロス - 新神戸 コースタイム:4h 55min(休憩時間を含む) 掬星台:692m 距離:?km 累積標高:?m 天候:雨一時豪雨 気温:? 湿度:? 目的:水遊び 単独行 「20+エライ事になっとうで」 シンちゃんからそう聞いたからには、そこに行かないわけにはいかなくなった。 何でも二十渉は、ここ連日のゲリラ豪雨により底なし沼と化しているそうだ。そして、そこで、クツを脱ぎ、膝まで砂に浸かり、腰まで沈み込んだところでようやく諦めて引返したという。 ナントカっていう動画(酔っ払っていたから何回も聞いたけど忘れた)で、底なし沼からの脱出方法を観ていたから大丈夫やったけど、知らんかったらホンマにヤバかった。先ず片脚を抜いて腹這に横たわり、腕を広げて沈み込まないようにしてもう片方の脚を引き抜くねん、なんて嬉々として語る。 それならボクはその先まで行ったろう、とその先までますます行かないわけにはいかなくなったのだった。 甲山へ走るというみんなとは別に二十渉を目指した。 始めは長峰から桜谷を抜け徳川から二十渉へ向おうと思っていたのだが、昨夜の2時過ぎまでの酒によるダルさと朝から降りそぼる雨に嫌気がさし、12時過ぎのスタートの上野道上りとなった。 「上りの報告と下山の報告は、ちゃんとしてや」の約束を守り、FBに入山届を上げた。 展望広場では早々に朝食兼昼飯となるガーリックトマトパスタを食す。 降り濡つ雨を避け、掬星台の702でビールを傾けながらFBに応える。そんな束の間の休息のうちに、雨脚は一際激しくなっていた。カウンターからソファーへ移り、ホットドッグにドリンクバーを追加した。そしてドッシリと腰を据え、宇宙兄弟を紐解いた。 もう帰ったろかなってのが正直本心だった。しかし、雨も小降りになった事だし、宇宙兄弟もアニメに忠実(アニメが漫画に忠実の間違い)でオモロかった事やし、気を取り直して、濡れそぼつ気にもなったわけだ。 雨の桜谷は、晴れの日よりもむしろ好ましかった。木に降り注ぐ雨が枝を伝い集まり、洞よりほとばしる様を眺めたり、路行くひとの歩みにより削り磨かれた窪みを、あたかもそこが滑床であるかのよう...

紀ノ川水系下多古川 本谷遡行 一日目 2020年6月6日

六月も初めだというのに全国各地で真夏日をたたき出す猛暑が続くなか、これはもう沢だな、と沢装備を整え出社する。 沢足袋のフェルトを張替えていなかったなと、石井スポーツで草鞋を買って大峰を目指した。 「関西起点 沢登りルート100」が見当たらないのでネットで適当に遡行図を探すが途中までのものしか見つからない。 初心者向けの容易な沢で登山道も沢筋に付いているみたいなことが書かれているから、オンサイトで大丈夫だろうとろくに情報も集めずに旅だった。 これがまたえらい苦労する羽目になろうなどとは何も知らずに。 沢沿いに今なお残る集落を抜け川をまたぐと一軒の建物が目についた。 確か川を渡ってすぐぐらいのところが取付きだったよな、うろ覚えの遡行図を思いだし、簡易浄水場の横から続く踏み跡をなぞって入渓した。 朽ち果てた取水口を越えるとすぐ、滝に出会った。 沢足袋に履き替え、草鞋を結ぶ。妙に鼻緒が短くて履きにくい。 念のためi-padで遡行図を確認する。6mの斜瀑(F1)とある。確かに6mくらいの高さだが、斜瀑というかふつうに滝だ。 直登できなくはないが、シャワークライムを強いられる。 思ったよりも気温が低いし日差しもない。入渓したばかりで体も温まっていないのに滝に打たれるのはいややなと、右岸の草付きを捲く。これが見た目以上に悪い。岩の上にうっすらと土がのり、頼りなげに草が生えている程度だった。 手掛かりになる樹根はおろか、幼木ですらほとんど手の届く範囲にはない。 それでも登れそうなポイントを探し、左へ左へとトラバースしていく。しかし、楽に登れそうなところは見つからず、心が折れた。 しかたがない。直登しようと緩んだ草鞋を結びなおした。 途端に鼻緒が切れた。ブチッとした手触りと共に、ボクの張りつめた気持ちも切れた瞬間だった。 取水口より手前まで戻り、今度は左岸を高捲く。獣道やもしれぬかすかな踏み跡をみつけ、たどる。 F1を越えて再び沢へ下りたいのだが、どれだけ探しても下りられそうなルートがない。捨て縄でも張れば別だが、戻ってこないので回収もできない。 下りられないのなら上を目指すしかない。どこかに登山道がついているかもしれないし、いっそ...

山カフェ、メニュー追加しました 2019年10月02日

Leica M8 Voigtländer NOKTON classic 40mm F1.4 MC ビアレッティのブリッカを購入しました。 最初、極細挽きに挽いたマンデリンで淹れたのですが、いまいちでした。 粉っぽいし。 エスプレッソ用の豆を細挽きで淹れるといい感じ。 Leica M8 Voigtländer NOKTON classic 40mm F1.4 MC Leica M8 Voigtländer NOKTON classic 40mm F1.4 MC 日程:2019/10/02(日帰り) ルート:十善寺1309 - 一王山山頂1315 - 十善寺1401 コースタイム:0h 52min(休憩時間を含む) 地形図:神戸首部 距離:?km 累積標高:?m 天候:曇り 気温:?℃ 湿度:? 目的:山カフェ 単独行 高田屋旭店(水道筋)★★★★ チンタ(水道筋)★★★★