日程:2015/09/3-4(一泊二日)
ルート:西軽井沢登山口 - 電波塔 - 大野アルプスランド - 電波塔 - 西軽井沢登山口
コースタイム:?
大野山:753m
距離:?km
累積標高:?m
天候:晴れのち雨
気温:?
湿度:?
目的:天体観測
同行者:ナシ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
星空を眺めたかった。
それより、星空を撮影したかった。
35mm換算24mmF2.8と広角で明るめのズームレンズを買ったからには、それを有効的に使いたかった。
けっして、元天文部の血が騒いだわけではない。
もともと山岳部に入るつもりだったのに、仲の良いツレが皆、天文部に入ると言い出した流れでなんとなく入っただけの倶楽部だ。
だから、他の倶楽部と掛け持ちもしたし、入部していない倶楽部に入り浸ったりもしたし、部室に行ってもトランプばかりして、合宿に参加しても麻雀に酒浸りの、ゴフンゴフン。
そこは、居酒屋で警察官に声を掛けられたとしても、高校名を名乗れば「ホドホドにしておきなさいよ」とお咎めなしなんて経験談がマコトシヤカニ囁かれるほどのバンカラ進学校。
実際、近場の居酒屋に学生服で行っても何も云われなかったのは、地元公認の松葉三針金バッチの威力なのか、それとも、おおらかな時代だったからなのか。
そんなコトはさて置き、星が観たかったのだから、星の観られそうなトコロを探した。
すると、京都府との県境に近い「大野山」と云うところに天文台があると云う。しかも、無料キャンプ場付きだ。会社を19時に出れば登山口までのバスに間に合う。
それは、部長に「雨男だから、また雨に会うんと違うん」マーケティング部の女の子に「blog用の写真お願いします」なんて言われながらの出発だった。
ナニ言ってるんですか、21時頃には雲も切れる予報っすよ。任せとけよ、天気が良ければだけどな、って意気込みで日生中央からバスに乗る。
あろうコトか、清水を過ぎた辺りから雨がパラつき出した。それでも向かう他はない。引返すバスなどもうとうにないのだから。
西軽井沢のバス停で降りる。雨は未だ降り続け、街灯に照らされた国道を薄靄で包み込んでいた。
登山口を探し、バスの走り去った先を追った。家の並びが途切れ、その先は暗闇に呑み込まれていた。
登山口は集落から続いていたはずと、バス停から更に引返すと、間もなく大野山登山口を示す標識を見つけたのだった。
そこからしばらくは整備された道路脇にチラホラと灯りの点らない家が建ち並んでおり、その佇まいは、寂れ果て、主人をなくした別荘地を思わせた。
舗装路の終り。
自治会の有料駐車場を越えると、いよいよ山道らしくなる。
月明りに照らし出されたその道筋は、ヘッデンに頼らなくても困らぬ程に明るい。実際、迷うことなく山頂付近らしき処に辿り着いた。其処には電波塔らしき鉄塔が立ち並び、厳重にフェンスが巡らされている。雨は止みかけているが、いざという時に雨宿りが出来そうな処はなさそうだった。
山頂を示す標識に従う。其れを見落としてしまったのだろうか、管理道と思われる道に出てしまう。その先には固く閉ざされた扉があり、その向こうにはさらなる鉄塔が立っていた。
キャンプ場も天文台も山頂のわずかに下の方に位置したから、そこを目指し車道を下る。
今は使われていないであろう炭焼き窯を過ぎ、暗がりになにやら建物があるのを見つけた。それは無料キャンプ場の炊事場であり、雨宿りをするには絶好の場所であった。
テントサイトから香ばしい香りが流れてきた。小降りになったとは云え、雨は未だ止んでいない。時刻は午後10時を回ろうとしている。空腹に耐えきれずBBQを始めたようだった。
その臭いを嗅ぎながら、既に晩飯を済ませていたボクは、ペットボトルのワインを舐めつつ、早朝の晴れ間を祈っていた。
呑み:大野アルプスランド、道の駅猪名川、川西能勢口駅
遭遇:ナシ
大野アルプスランド
猪名川天文台
ルート:西軽井沢登山口 - 電波塔 - 大野アルプスランド - 電波塔 - 西軽井沢登山口
コースタイム:?
大野山:753m
距離:?km
累積標高:?m
天候:晴れのち雨
気温:?
湿度:?
目的:天体観測
同行者:ナシ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
星空を眺めたかった。
それより、星空を撮影したかった。
35mm換算24mmF2.8と広角で明るめのズームレンズを買ったからには、それを有効的に使いたかった。
けっして、元天文部の血が騒いだわけではない。
もともと山岳部に入るつもりだったのに、仲の良いツレが皆、天文部に入ると言い出した流れでなんとなく入っただけの倶楽部だ。
だから、他の倶楽部と掛け持ちもしたし、入部していない倶楽部に入り浸ったりもしたし、部室に行ってもトランプばかりして、合宿に参加しても麻雀に酒浸りの、ゴフンゴフン。
そこは、居酒屋で警察官に声を掛けられたとしても、高校名を名乗れば「ホドホドにしておきなさいよ」とお咎めなしなんて経験談がマコトシヤカニ囁かれるほどのバンカラ進学校。
実際、近場の居酒屋に学生服で行っても何も云われなかったのは、地元公認の松葉三針金バッチの威力なのか、それとも、おおらかな時代だったからなのか。
そんなコトはさて置き、星が観たかったのだから、星の観られそうなトコロを探した。
すると、京都府との県境に近い「大野山」と云うところに天文台があると云う。しかも、無料キャンプ場付きだ。会社を19時に出れば登山口までのバスに間に合う。
それは、部長に「雨男だから、また雨に会うんと違うん」マーケティング部の女の子に「blog用の写真お願いします」なんて言われながらの出発だった。
ナニ言ってるんですか、21時頃には雲も切れる予報っすよ。任せとけよ、天気が良ければだけどな、って意気込みで日生中央からバスに乗る。
あろうコトか、清水を過ぎた辺りから雨がパラつき出した。それでも向かう他はない。引返すバスなどもうとうにないのだから。
西軽井沢のバス停で降りる。雨は未だ降り続け、街灯に照らされた国道を薄靄で包み込んでいた。
登山口を探し、バスの走り去った先を追った。家の並びが途切れ、その先は暗闇に呑み込まれていた。
登山口は集落から続いていたはずと、バス停から更に引返すと、間もなく大野山登山口を示す標識を見つけたのだった。
そこからしばらくは整備された道路脇にチラホラと灯りの点らない家が建ち並んでおり、その佇まいは、寂れ果て、主人をなくした別荘地を思わせた。
舗装路の終り。
自治会の有料駐車場を越えると、いよいよ山道らしくなる。
月明りに照らし出されたその道筋は、ヘッデンに頼らなくても困らぬ程に明るい。実際、迷うことなく山頂付近らしき処に辿り着いた。其処には電波塔らしき鉄塔が立ち並び、厳重にフェンスが巡らされている。雨は止みかけているが、いざという時に雨宿りが出来そうな処はなさそうだった。
山頂を示す標識に従う。其れを見落としてしまったのだろうか、管理道と思われる道に出てしまう。その先には固く閉ざされた扉があり、その向こうにはさらなる鉄塔が立っていた。
キャンプ場も天文台も山頂のわずかに下の方に位置したから、そこを目指し車道を下る。
今は使われていないであろう炭焼き窯を過ぎ、暗がりになにやら建物があるのを見つけた。それは無料キャンプ場の炊事場であり、雨宿りをするには絶好の場所であった。
テントサイトから香ばしい香りが流れてきた。小降りになったとは云え、雨は未だ止んでいない。時刻は午後10時を回ろうとしている。空腹に耐えきれずBBQを始めたようだった。
その臭いを嗅ぎながら、既に晩飯を済ませていたボクは、ペットボトルのワインを舐めつつ、早朝の晴れ間を祈っていた。
呑み:大野アルプスランド、道の駅猪名川、川西能勢口駅
遭遇:ナシ
大野アルプスランド
猪名川天文台
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