十津川水系川迫川モジキ谷遡行(初日前編)
十津川水系川迫川モジキ谷遡行(初日後編)
十津川水系川迫川モジキ谷遡行(二日目)
稲村ヶ岳
山上ヶ岳
ルート:天川川合 - 川迫川遊歩道 - R309 - モジキ谷取水口
コースタイム:1h 38min(休憩時間を含む)
日程20120714-20120715
距離:8.8km
累積標高:170m
天候:晴れ
気温:?
湿度:?
目的:モジキ谷遡行
単独行
遭遇:ガマガエルx1
近鉄下市口駅前より、16時17分発の奈良交通バス洞川温泉行に乗った。
せっかくの三連休の一日を潰してしまってのスタート。これには深いわけがある。梅雨が残り昼まで雨との予報で、午前中雨だってんなら雨雲の具合を見て当日行く先を考えようと思っていたとか、「日曜参加するときだけ呑みに来るってどういうことやねん、むしろ参加せえへん時こそ来い」とシンちゃんに叱られ、チンタモンクと三時まで呑み歩いてしまい、起きたら当然のごとく9時過ぎであったとか、行き先を考えていないのだから装備も決めていないし用意もしていないしとか。つまりは大層なワケなんて有りやしなかった。ボクがいろいろとだらしない性格だってだけなんだな、うん。
天川川合で下車し川沿いの道を歩く。よろずやでカップ焼酎を買い、更に歩く。プラティパスに水を入れてきたのだが、今回用意した「Drycomp Summit Sack」はハイドレ対応ではないので、別に水分補給の手段が要る。と云うわけで、外部に取り付ける水筒代わりに220ml入りの寶麦焼酎25°(¥200)を買ったのだ。他に現地調達したものは、オクラ、厚揚の二品。これをラーメンの具材として煮込もうって腹積もりだ。ラーメンの具に厚揚って人はあまりお目に掛かった事はないが、それはボクの主食のひとつでもあり、年間消費量は100kgにも及ぶ。これは豆腐の年間消費量にも匹敵するほどである。ちなみに同じ大豆製品である納豆は1kgにも遠く及ばない。
道から見下ろす沢は限りなく澄み深い碧を湛えている。川縁に建ち並ぶバンガローには近隣の府県ナンバーが目立ち、流れには釣り人が立ち並んでいた。
ポイントを探しに奥へ歩んで流れに脚を取られよろめく人。辛抱強く対岸より糸を垂らす人。偏光グラスを外し一服付ける人。そんな人々を、釣れるかな?と眺めながら歩くが竿を立てる人はいない。
バス停を通り過ぎる。おや、バス道だったかな?とふと疑問に思う。バス道なのかもしれない、と少し歩く。北小原の看板を目にし地図を取りだした。一応位置を確認しておいた方がよいのでは?と思ったからだ。
ヤマケイの地図では、車道は山道以上に当てにならないのだが、それでも明らかに間違えていることは確認できた。
すぐさま引き返す。ここまでの20分を無駄にしたのはかなり痛かった。暗くなる前に過し易そうなテン場を見つけておきたかったからだ。日没が何時なのかは分からないが、そう長い時間が残されていないのは、ぎらついた夏空の鮮やかさがくすみ始めていることからも明らかだった。川面を渡る風が冷たさを帯び始め、流離い歩くこの身としては有難くも思うのだが、それは同時に日没が近いことを臭わせていた。
みたらい渓谷遊歩道の看板を潜った。それは行きしには潜らなかった門だった。目的のモジキ谷はみたらい渓谷方面に、さらにその先に位置するということは知っていた。しかしそれは、先ほど間違え歩いた道沿いの谷あいを辿る散策路だとばかり思っていたので、時間短縮のため通らなかったのだ。だが、その道が正しい道であり、バス停から続くもう一つの道の正しきR309へ向かうとなると、今度はその道がショートカットとなるのだった。同じ道を引き返すのも面白くないし、もちろんふりだしまで戻るのも馬鹿馬鹿しい。というわけで、その遊歩道の看板を潜ったのだった。
つづく
十津川水系川迫川モジキ谷遡行(初日後編)
十津川水系川迫川モジキ谷遡行(二日目)
稲村ヶ岳
山上ヶ岳
ルート:天川川合 - 川迫川遊歩道 - R309 - モジキ谷取水口
コースタイム:1h 38min(休憩時間を含む)
日程20120714-20120715
距離:8.8km
累積標高:170m
天候:晴れ
気温:?
湿度:?
目的:モジキ谷遡行
単独行
遭遇:ガマガエルx1
近鉄下市口駅前より、16時17分発の奈良交通バス洞川温泉行に乗った。
せっかくの三連休の一日を潰してしまってのスタート。これには深いわけがある。梅雨が残り昼まで雨との予報で、午前中雨だってんなら雨雲の具合を見て当日行く先を考えようと思っていたとか、「日曜参加するときだけ呑みに来るってどういうことやねん、むしろ参加せえへん時こそ来い」とシンちゃんに叱られ、チンタモンクと三時まで呑み歩いてしまい、起きたら当然のごとく9時過ぎであったとか、行き先を考えていないのだから装備も決めていないし用意もしていないしとか。つまりは大層なワケなんて有りやしなかった。ボクがいろいろとだらしない性格だってだけなんだな、うん。
天川川合で下車し川沿いの道を歩く。よろずやでカップ焼酎を買い、更に歩く。プラティパスに水を入れてきたのだが、今回用意した「Drycomp Summit Sack」はハイドレ対応ではないので、別に水分補給の手段が要る。と云うわけで、外部に取り付ける水筒代わりに220ml入りの寶麦焼酎25°(¥200)を買ったのだ。他に現地調達したものは、オクラ、厚揚の二品。これをラーメンの具材として煮込もうって腹積もりだ。ラーメンの具に厚揚って人はあまりお目に掛かった事はないが、それはボクの主食のひとつでもあり、年間消費量は100kgにも及ぶ。これは豆腐の年間消費量にも匹敵するほどである。ちなみに同じ大豆製品である納豆は1kgにも遠く及ばない。
道から見下ろす沢は限りなく澄み深い碧を湛えている。川縁に建ち並ぶバンガローには近隣の府県ナンバーが目立ち、流れには釣り人が立ち並んでいた。
ポイントを探しに奥へ歩んで流れに脚を取られよろめく人。辛抱強く対岸より糸を垂らす人。偏光グラスを外し一服付ける人。そんな人々を、釣れるかな?と眺めながら歩くが竿を立てる人はいない。
バス停を通り過ぎる。おや、バス道だったかな?とふと疑問に思う。バス道なのかもしれない、と少し歩く。北小原の看板を目にし地図を取りだした。一応位置を確認しておいた方がよいのでは?と思ったからだ。
ヤマケイの地図では、車道は山道以上に当てにならないのだが、それでも明らかに間違えていることは確認できた。
すぐさま引き返す。ここまでの20分を無駄にしたのはかなり痛かった。暗くなる前に過し易そうなテン場を見つけておきたかったからだ。日没が何時なのかは分からないが、そう長い時間が残されていないのは、ぎらついた夏空の鮮やかさがくすみ始めていることからも明らかだった。川面を渡る風が冷たさを帯び始め、流離い歩くこの身としては有難くも思うのだが、それは同時に日没が近いことを臭わせていた。
みたらい渓谷遊歩道の看板を潜った。それは行きしには潜らなかった門だった。目的のモジキ谷はみたらい渓谷方面に、さらにその先に位置するということは知っていた。しかしそれは、先ほど間違え歩いた道沿いの谷あいを辿る散策路だとばかり思っていたので、時間短縮のため通らなかったのだ。だが、その道が正しい道であり、バス停から続くもう一つの道の正しきR309へ向かうとなると、今度はその道がショートカットとなるのだった。同じ道を引き返すのも面白くないし、もちろんふりだしまで戻るのも馬鹿馬鹿しい。というわけで、その遊歩道の看板を潜ったのだった。
つづく
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