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1月, 2013の投稿を表示しています

下見

ルート:金剛登山口 - カトラ谷 - 金剛山山頂 - 黒栂尾根 コースタイム:2h05min(休憩時間を含む) 金剛山:1,125m 距離:?km 累積標高:?m 天候:雨のち曇り 気温:?℃ 湿度:? 目的:ルート確認 単独行 ノゾミちゃんが「山に連れてって」って云うから、金剛山へと下見に出かけた。 カノジョは、最近山を始めたばかりのまったくのシロウトやから、技術の要るルートは控えねばならない。かといって、あまりにも単調なコースでは楽しんで貰えない。 初心者でもアシストしてあげればこなせる程度に危険性のないルート。それでいて乗り越えたって満足度があり、達成感を味わえるルートとなるとバランスが難しい。 初めは単純に、妙見谷でも行こかって思っていたけれども、六甲山や高御位くらいしか登ったことがないノゾミちゃんには荷が重いかと思い直す。カトラ谷くらいなら行けるのでは、と下見に出かけた。 バスを降りたときの絶望的なまでの冬時雨は、カトラ谷の取付きまでにすっかり鳴りを潜め、むしろその姿に艶をもたらしていた。 懸念であった危険地帯にも梯子や木道の手が入り、これなら初心者でも大丈夫だろうと思われた。 しかし、いつしか路をはずれ、急峻な谷間へと迷い込んでいくのだった。 ツツジオ谷の標識を見付けるが、そんなはずはない。尾根をふたつ跨いだその谷に迷い込もうはずなどない。 踏み跡というか、滑り跡というか、が付いたドロドロの草付きを、滑り跡を重ねながらなんとか尾根筋へとたどり着いた。 河内長野を散策中に、新しくできた立呑み屋を見付け、いつもながらに立ち呑んでいった。 遭遇:ツツジオ谷プレート

通行止め

ルート:保久良さん表参道 - 保久良さん - 権現谷 - 魚屋道 - 風吹岩 - 荒地山 - 高座谷 - 高座の滝 コースタイム:2h 45min(休憩時間を含む) 風吹岩:447m 距離:?km 累積標高:?m 天候:晴れ 気温:4℃ 湿度:? 目的:ルート確認 単独行 遭遇十壱匹。 いつからかは知らないが金鳥山から魚屋道へと抜ける路が閉鎖されていた。この路には良い具合のテン場が二箇所ほどあるので、近いうちにそこから夜景を肴に酒に浸ろうなんて思っている矢先のことだった。 確かにこの路は藪がひどい。とくに権現谷を越えた後は、まともに踏み跡を辿ることが出来ないほどに笹や棘が茂るのが常だった。ただ、それだけの理由で閉鎖されたのだろうか。どこか崩落でもしたのだろうか。崩落するとすると権現谷の手前、斜面地をトラバースしている辺りだろうと当りをつけて看板を越えた。 ただでさえ整備されていないこの路は、閉鎖され人通りもさらに少なくなったことから更に荒れていた。入って間もなくから藪こぎを強いられる。腰のあたりまで茂る隅笹をかき分け、露に濡れ、いつしかゲルフジはぐっしょりと濡れていた。最早ロード用と成り下がったゲルフジを履いてきたことを後悔し始めていた。足が濡れるからではない。グリップが全く効かないからだ。 キャンプ適地を越えるあたりまではそれでも順調だった。しかし、そこから先は本来のルートを辿ることも出来ず、藪の少ない緩斜面をへつっていった。権現谷が現れ、その水涸れした沢底へと下る。 「滑りそうだな」って思い、慎重に下っていたのだが、豪快に滑落してしまった。立木を掴んだので23メートルほどで止まったのだが、左上半身は泥に塗れていた。 本来のルートは、その斜面より上方に傾斜を避けるよう取り付けられていた。そこを辿れればこのような事態は避けられた。それ以前に外のシューズを履いているだけで避けられた失敗だった。ただ、通行止めになっている理由も理解できた。「こんな路歩かれへんやろ」と行政にクレームを付けたハイカーが居るのだろう。こんなマイナールートまで整備できない神戸市は、手っ取り早く通行禁止にするってわけだ。 権現谷より先はさらに酷かった。背丈をゆうに越える隅笹に棘が絡み合い、全く進むことが出来なくなっていた。 仕方なしに権現谷を遡行し、