ルート:西山谷 - 六甲ガーデンテラス - 極楽茶屋跡 - 番匠屋畑尾根 - 湯槽谷峠 - 横谷 - 小川谷 - 茶園谷 - 逢山峡 - 長尾谷 - シュラインロード - Bar藤原商店 - アイスロード - 六甲ケーブル下駅 コースタイム:5h 53min(休憩時間を含む) 距離:22.622km 累積標高:3,400m 天候:晴れ 気温:? 湿度:? 目的:キャノンボールトレーニング 単独行 キャノンボールのエクササイズに出掛けなければならないのだが、こう残暑が厳しくてはお山へ出掛けるのもついつい億劫になりがちで、シャワークライムくらいならまだなんとか、なんて思って西山谷へと出掛けた。 あれほど暑い暑いと思っていたのに、頭から水流を被りながら登った最初の滝で、早くもラッシュガードを着てこなかった事を後悔するほど凍えてしまっていた。 真夏に於いても、ラッシュガードなしでは歯の根も合わぬほど震えていたこの思いも、一冬越えるとすっかり忘れているこの鳥頭具合が恨めしい。結局、雨上がりで水量の豊富なこの沢も、沢靴で水を掻き分け、滝の横で飛沫を浴びる程度で、尾根を伝うサンライズDWまで這い上がっていた。 もちろん納涼的な山行が目的ではないので、この程度では訓練的な運動の欲求を満たすにはほど遠く、裏六甲を下り逢山峡を上り返すことにした。 逢山峡をこよなく愛するハイカーが居るようで、要所要所に丁寧に作られた案内表示や地図がルートに設置されていた。裏六甲に不案内なボクは、その看板でお勧めの「山伏道(桂ヶ谷)」を辿ることにした。 「古寺山の東の山麓を縫ってシュラインロードに至る、逢山峡桂ヶ谷の昔からの道。数え切れない溢れるばかりの滝と、果てしない清流を優しく奏でる自然のメロディー。昔、古寺谷多聞寺の僧の修業の場か、それとも現代の幸の泉の湧く道か。」とあるようにその谷は素晴らしく、深い壺を抱えた滝の連なりはとても六甲にあるとは思えなかった。 遭遇:タクジ―