リスペクト - 自生山那谷寺 - 霊と共に - 霊峰月山 - 三度目の立ちゴケ - ワインディングロード - 続・ワインディングロード - 続続・ワインディングロード - 榛名神社 - 交通規制@富士山スカイライン ルート:富士宮口-雲海荘、宝永山荘-御来光山荘-山口山荘-池田館-万年雪山荘-胸突山荘-浅間大社奥宮-お鉢巡り-浅間大社奥宮-胸突山荘-万年雪山荘-池田館-山口山荘-御来光山荘-雲海荘、宝永山荘-富士宮口 単独行 思い返せば小学校二年の時、"富士山に登りたい"と言い1人富士山へと旅立った。御殿場口から取り付き、宝永山、そして七合目まで登ったが山頂まで至ることはなかった。 今となっては何故あれほどまでに富士の高嶺に魅せられたのかは思い出すことは出来ぬが、今もその気持ちは心の奥底で燻り続けたままである。 昨年は激しい雷雨に打たれての断念。 そして遂に眼前には日本を代表するその偉容が拡がっていた。遙か麓に雲を覗えるだけで、是から目指すべき頭上には眼底を突き刺すほどの晴天が拡がる。 新五合目(2400m)-5:40 テントをたたみ登山口に取り付く。山頂まで見通せる快晴、早朝の澄み切った空気、最高の登山日和である。 "おっと、焼印を貰うのを忘れていた"二、三歩踏み出して直ぐ駐車場脇の売店へと引き返す。開店準備をするなか、焼印をお願いすると"今から暖めるので少し待っていてくださいね"と言われる。 一刻でも早く登りたい。この僅かな時間でも、デートに遅れる恋人を待つほど長く感じられる。 六合目(2490m)雲海荘、宝永山荘-5:50 環境省が二億円もかけて作ったというハイテクトイレは残念ながら修理中で使うことが出来ない。 その直ぐ横を抜け呆気なく六合目に到着する。前日購入したミネラルウォーターを一口含む。まだまだ先は長い。一番心配なのは高度障害である。逸る気持ちを抑え意識してゆっくりと登らなければ、そう自分に言い聞かせる。 新七合目(2780m)御来光山荘-6:20 要所要所で休憩をし麓を眺める。太陽は更に高く登り、空の青さ、裾野に拡がる木々の緑も濃さを増していく。その美しさはまるで絵はがきのようですらある。 元祖七合目(3030m)山口山荘-6:50 どこからともなく"ドーン、ドーン"と音