スキップしてメイン コンテンツに移動

ドラゴンズバック(龍脊)リベンジ 2017年09月19日

K-5Ⅱs SIGMA8-16mm F4.5-5.6 DC HSM

Long wrong way.
There was a long trail in the city of Hong Kong.
It was a beautiful scenery very well.

Google Mapを印刷していったのに迷っていた。
歌連臣角天主教墳場を真直ぐに上る路のどん突きより線が続いており、そこからtrailに入れるはずだった。
なのに途中で左に30度折れたのは、そちらの階段の方がより高みへと連なっていたから。

階段を登りきると、わずかな斜面を越えたその先に平行に走る路が見えた。
concrete保護の法面をよじ登り柵を越えた。

嫌な予感がしたのはその時からだった。
そこに前回迷いに迷って敗退した管理通路と同じ臭いを感じたからだ。

上へ延びる階段を見付け、前回と同じ絶望を味わい、路を遮る茨に服を裂いた。
そしてようやく辿り着いた、道としてあるべき姿の階段。
それが天主教墳場の入口から真直ぐ続いたその果てにあったのかどうか考える余裕もない程に疲れ果てていた。

郊遊地點の奥には四阿が建てられ、入口には周辺図、路の行き先を示す道標が立てられていた。
道標が示す先へと進む。すぐに路は分かれ、真直ぐ先は小西灣、下へと続く路は大浪灣を指示していた。
しばらく小西灣へ向かって進んだのは大浪灣が龍脊の終着だとの記憶があったからだ。

龍脊の始点は小西灣ではない。土地灣だ。小西灣は柴灣と大浪灣の間に見た地名。前回の反省会の時、見知った地名だった。
郊遊地點へ引返し、龍脊の文字を探した。が、その名は見付らなかった。
その名こそ見付からなかったが、今来た路の反対へ続く路。その先にあるのであろう。

水路沿いの路か、などとなぜ思ったのだろう。地図には水路沿いの路など書かれたいなかった。不得壇進の標識も立てられていたのだ。何故そちらだと思ったのだろう。
route図を確認し、路を間違えたようだがその先で元の路に合流すると思ったのは何故だろう。

木立が日差しを遮る水平道。せせらぎの清涼が考える意思を失った頭を徐々に冷ましていった。
何かがおかしい。そう思った。
もう一度route図を見直す。尾根を挟んで反対側を歩いている。その先は行止りだ。
あわてて引き返す。日没が近いと云うのにどれだけの時間を無駄にしたのだろう。

入口には確かに不得壇進の標識が立ち、引水道沿いにあったのは、まるで反対の小西灣に続く路だった。

残された路は舗装された車道しかなかった。本当にこの路で正しいのか自問自答しながら歩く。
未だ熱に浮かされていやしないか。また思い込みで動いてやしないかと。

ここがtrailであることを示す標識がある。
小休止する為の四阿がある。
Toiletまで500mの看板があった。
route図で確認する。確かにそれくらいの場所にToiletが描かれていた。
そこは龍脊への入口だった。

つまらない水平道をしばし歩く。時折木々の隙間より海が望め、小滝を幾つか乗り越えるのがその単調さに変化を加えていた。

龍脊の道標で分岐したその坂を上り、再び汗ばむ。いや、汗ばむどころの話ではない。
9月も半ばだと云うのに香港はいまだ30度を超える。
そんな季節に低山に登ろうなんて狂気の沙汰だ。

Capの先からは汗が止めどなく滴り落ち、Capilene2はその許容量はるかに超え、TNFのShort Pantsを絞れるほど湿らせていった。
17時を回ったのに日差しはまだ強く、風もまたない。

しかし、眼下には美しい浜辺が広がり、その先には続くのはGolf Course、ひしめく豪邸に奇岩の島々。なだらかに続くtrailの先には岩を露出した山肌が姿を現し、振り返れば山の谷間より摩天楼が顔を覗かせていた。
その全てを暮れゆく夕日が淡く染め上げて行った。思わず言葉が漏れた。

「これを観たかった」

天丼だ。

and they lived happily ever after.

K-5Ⅱs smc PENTAX-FA 77mmF1.8 Limited

K-5Ⅱs smc PENTAX-FA 77mmF1.8 Limited

K-5Ⅱs smc PENTAX-FA 77mmF1.8 Limited

K-5Ⅱs smc PENTAX-FA 77mmF1.8 Limited

K-5Ⅱs smc PENTAX-FA 77mmF1.8 Limited

K-5Ⅱs SIGMA8-16mm F4.5-5.6 DC HSM

K-5Ⅱs SIGMA8-16mm F4.5-5.6 DC HSM

K-5Ⅱs SIGMA8-16mm F4.5-5.6 DC HSM

K-5Ⅱs SIGMA8-16mm F4.5-5.6 DC HSM

K-5Ⅱs SIGMA8-16mm F4.5-5.6 DC HSM

K-5Ⅱs SIGMA8-16mm F4.5-5.6 DC HSM


■補足の様な蛇足
※Long wrong way.
Long long ago.のもじりです。Long wrong away.だったら音がよかったのですが。
それにしても前回に引き続き今回も散々迷いました。思い込みで歩きすぎです。
全ての路は山頂に繋がると思ってますからね、ボクは。上さえ目指していけばOKって思ってますからね。
Long long ago. むかしむかし。から始まる昔話の終わりは、and they lived happily ever after. めでたしめでたし。で終わります。
無事縦走できてめでたしめでたし。でした。

※天丼
ウィキペディア

日程:2017/06/06(日帰り)
ルート:歌連臣角天主教墳場入口1600 - 道迷い - 馬塘坳郊遊地點1618 - 道迷い - 港島徑8段(舗装車道) - 分岐1650 - 馬塘坳峡谷 - 分岐1714 - 龍脊 - 打燗埕頂山1736 - 龍脊 - 土地灣1758
コースタイム: 1h58min.(道迷い、休憩時間を含む)
打燗埕頂山284m
距離:?km
累積標高:?m
天候:晴れ
気温:?
湿度:?
目的:縦走
単独行

巴士 
A21 香港空港-中間道彌敦道 33HK$ ×2
780 中環渡輪碼頭-柴灣(東)巴士總站 6.2HK$
9 土地灣-筲箕灣巴士總站 6.9HK$
720 筲箕灣巴士總站-港澳碼頭巴士總站 6.5HK$

天星小輪・Star Ferry
尖沙咀-中環 2.2HK$(下層平日)×2

香港島郊區地圖
華潤万家便利超市
印尼沙嗲屋★★★咖哩雞飯 35HK$

コメント

このブログの人気の投稿

トゥエンティクロス終了のお知らせ

ルート:上野道取付 - 展望広場 - 掬星台 - 摩耶ビューテラス702 - 桜谷道 - 徳川道 - トゥエンティクロス - 新神戸 コースタイム:4h 55min(休憩時間を含む) 掬星台:692m 距離:?km 累積標高:?m 天候:雨一時豪雨 気温:? 湿度:? 目的:水遊び 単独行 「20+エライ事になっとうで」 シンちゃんからそう聞いたからには、そこに行かないわけにはいかなくなった。 何でも二十渉は、ここ連日のゲリラ豪雨により底なし沼と化しているそうだ。そして、そこで、クツを脱ぎ、膝まで砂に浸かり、腰まで沈み込んだところでようやく諦めて引返したという。 ナントカっていう動画(酔っ払っていたから何回も聞いたけど忘れた)で、底なし沼からの脱出方法を観ていたから大丈夫やったけど、知らんかったらホンマにヤバかった。先ず片脚を抜いて腹這に横たわり、腕を広げて沈み込まないようにしてもう片方の脚を引き抜くねん、なんて嬉々として語る。 それならボクはその先まで行ったろう、とその先までますます行かないわけにはいかなくなったのだった。 甲山へ走るというみんなとは別に二十渉を目指した。 始めは長峰から桜谷を抜け徳川から二十渉へ向おうと思っていたのだが、昨夜の2時過ぎまでの酒によるダルさと朝から降りそぼる雨に嫌気がさし、12時過ぎのスタートの上野道上りとなった。 「上りの報告と下山の報告は、ちゃんとしてや」の約束を守り、FBに入山届を上げた。 展望広場では早々に朝食兼昼飯となるガーリックトマトパスタを食す。 降り濡つ雨を避け、掬星台の702でビールを傾けながらFBに応える。そんな束の間の休息のうちに、雨脚は一際激しくなっていた。カウンターからソファーへ移り、ホットドッグにドリンクバーを追加した。そしてドッシリと腰を据え、宇宙兄弟を紐解いた。 もう帰ったろかなってのが正直本心だった。しかし、雨も小降りになった事だし、宇宙兄弟もアニメに忠実(アニメが漫画に忠実の間違い)でオモロかった事やし、気を取り直して、濡れそぼつ気にもなったわけだ。 雨の桜谷は、晴れの日よりもむしろ好ましかった。木に降り注ぐ雨が枝を伝い集まり、洞よりほとばしる様を眺めたり、路行くひとの歩みにより削り磨かれた窪みを、あたかもそこが滑床であるかのよう...

紀ノ川水系下多古川 本谷遡行 一日目 2020年6月6日

六月も初めだというのに全国各地で真夏日をたたき出す猛暑が続くなか、これはもう沢だな、と沢装備を整え出社する。 沢足袋のフェルトを張替えていなかったなと、石井スポーツで草鞋を買って大峰を目指した。 「関西起点 沢登りルート100」が見当たらないのでネットで適当に遡行図を探すが途中までのものしか見つからない。 初心者向けの容易な沢で登山道も沢筋に付いているみたいなことが書かれているから、オンサイトで大丈夫だろうとろくに情報も集めずに旅だった。 これがまたえらい苦労する羽目になろうなどとは何も知らずに。 沢沿いに今なお残る集落を抜け川をまたぐと一軒の建物が目についた。 確か川を渡ってすぐぐらいのところが取付きだったよな、うろ覚えの遡行図を思いだし、簡易浄水場の横から続く踏み跡をなぞって入渓した。 朽ち果てた取水口を越えるとすぐ、滝に出会った。 沢足袋に履き替え、草鞋を結ぶ。妙に鼻緒が短くて履きにくい。 念のためi-padで遡行図を確認する。6mの斜瀑(F1)とある。確かに6mくらいの高さだが、斜瀑というかふつうに滝だ。 直登できなくはないが、シャワークライムを強いられる。 思ったよりも気温が低いし日差しもない。入渓したばかりで体も温まっていないのに滝に打たれるのはいややなと、右岸の草付きを捲く。これが見た目以上に悪い。岩の上にうっすらと土がのり、頼りなげに草が生えている程度だった。 手掛かりになる樹根はおろか、幼木ですらほとんど手の届く範囲にはない。 それでも登れそうなポイントを探し、左へ左へとトラバースしていく。しかし、楽に登れそうなところは見つからず、心が折れた。 しかたがない。直登しようと緩んだ草鞋を結びなおした。 途端に鼻緒が切れた。ブチッとした手触りと共に、ボクの張りつめた気持ちも切れた瞬間だった。 取水口より手前まで戻り、今度は左岸を高捲く。獣道やもしれぬかすかな踏み跡をみつけ、たどる。 F1を越えて再び沢へ下りたいのだが、どれだけ探しても下りられそうなルートがない。捨て縄でも張れば別だが、戻ってこないので回収もできない。 下りられないのなら上を目指すしかない。どこかに登山道がついているかもしれないし、いっそ...

稲村ヶ岳

十津川水系川迫川モジキ谷遡行(初日前編) 十津川水系川迫川モジキ谷遡行(初日後編) 十津川水系川迫川モジキ谷遡行(二日目) 稲村ヶ岳 山上ヶ岳 ルート:モジキ谷取水口 - モジキ谷 - 稲村ヶ岳尾根 - 稲村ヶ岳 - 大日山 - 稲村小屋 - 山上ヶ岳 - 大峯山寺 - 宿坊 - 大峰奥駆道 - 吉野 コースタイム:?(休憩時間を含む) 稲村ヶ岳:1726.1m 大日山:1689m 山上ヶ岳:1719.3m 小天井ヶ岳:1211m 大天井ヶ岳:1438.9m 四寸岩山:1235.8m 青根ヶ岳:858.0m 日程2012/07/14-2012/07/15(一泊二日) 距離:?km 累積標高:?m 天候:晴れのち曇り 気温:? 湿度:? 目的:朱印 単独行 尾根へ上り詰め、一息吐いた。 そこでようやく沢靴を脱ぐ。足はふやけ、白くシワシワとなっている。空を見上げて佇んだ。そして今日の短い沢登りの経験と反省と微かな記憶の残滓に身を浸した。 しっかりと足を乾かさなければ。そんなボクの思いを無視するかのように、ボクの周りにブヨ達が纏わり付いてきた。 辛抱たまらんとばかりに、未だふやけた足にラフマの靴下を履いた。そして急ぎ、トレランシューズに履き替えた。それから更に迫りくるアブを避けて走り出す。 バリゴヤの頭から稲村ヶ岳まで踏み跡らしい踏み跡もなく、時より正しい路を進んでいるのか不安になった。そうして迷い迷いながらも稲村ヶ岳山頂の展望台に辿り着く。立ち去ろうとする登山者と挨拶を交わし、展望台へと上る。改めて身支度を整えるが、湿り気を帯びた足の裏や、それが染みついた靴下やインナーソールは今更どうしようもなかった。 そしてボクも、次の登山者と入れ替わるように重たい腰を上げた。 そしてそこから山上ヶ岳へ向かう路にもまた迷った。 稲村ヶ岳から山上ヶ岳間は行き交う人も多いはずなのに、踏み跡もしっかりと付いているはずなのに、それでも迷い、藪を漕ぎ、崖みたいなところを下り、しっかりと踏み固められた登山道にやっとの事で出たのだった。 薄暗い鞍部に一軒の小屋があった。 その周りに行く筋もの水の流れがあった。そのうちのひとつに近寄り、プラティパスを満たす。ボクも安堵の気持ちで満たされていく。これで何も不安になる事はなくなっ...